いわゆる「加計学園問題」に絡み、
加計学園の理事長が7日に記者会見をひらき、
疑惑になっている安倍首相との面会をあらためて否定している
のをテレビで見ました。→加計理事長、首相との面会改めて否定 誤解招いたと謝罪
まあ、「記憶にも記録にもないから」首相とは会ってない、という感じで
「絶対に!会ってません!」とはいわないところが、
かつて大相撲の横綱白鵬が「(八百長は)ないとしか言えないじゃないですか」と言ったときと同じように、
うしろめたさを持ちつつもいざというときに「嘘つき」と言われないようにごまかしていることがモロバレで、
なんかみていて恥ずかしいというか哀れというか・・・
こんなのを見てもまだ安倍首相と加計理事長が真実を言っていると思う人はいるんですかね。
それから、「いつまで『モリカケ』やってんだ。ほかにもっと大事なことがあるだろ」
とかいう批判をする人がいますけどね、
これは、その「もっと大事なこと」を任せている人間がウソツキかどうか、
ということが問われている問題であって、「もっと大事なこと」が大事であればあるほど、
安倍首相がウソツキなのかどうかはものすごく重要になってくるはずでしょう。
なので、「もっと大事なことがほかにある」どころか、
これはなにがなんでも真実を追究しなければいけない問題なはずです。
「もっと大事なこと」が喫緊だからといって、
とりあえずウソツキ人間にでもいいからまかせておこう、と思うんですか?という話でしょう。
まあ、ウソついてるのは間違いなさそうですけど、
今回の加計理事長の会見にしろ、メディアでの扱いが小さいのが気になりますね。
自民党総裁選が終わった無難なタイミングで会見するという姑息なことをするような人が
教育に携わっているという恐ろしい状況に身震いします。
それはそれとして、今回のNHK「うたコン」は、
「この歌詞がすごい!心に響く名曲集」。
出演は、石川さゆり,伊東ゆかり,King&Prince,島津亜矢,すぎもとまさと,高橋優,ピーター,布施明,水森かおり。
「歌詞が印象的なヒット曲」
今回の曲目は以下の通りでした。
「天城越え」・・・・・・・石川さゆり
「空と君のあいだに」・・・布施明&高橋優
「小指の思い出」・・・・・伊東ゆかり
「硝子の少年」・・・・・・King&Prince
「夜と朝のあいだに」・・・ピーター
「ひとりの悲しみ」~「また逢う日まで」・・・・島津亜矢
「冬隣」・・・・・・・・・すぎもとまさと&石川さゆり
「水に咲く花・支笏湖へ」・・水森かおり
「ありがとう」・・・・・・高橋優
「Memorial」・・・・・・・King&Prince
「歌詞が印象的なヒット曲」という、
なんでもあり、でいけちゃう、ある意味で曖昧ともいえるテーマでした。
実は私は歌を聴くとき、
歌詞にはあんまり注意を払ってないです。
ただやはり、名曲といわれる曲、カッコいい曲にはたいがい
味わい深く印象的な歌詞がついている、というのは事実。
なので、「歌詞がすごい」曲とか言われても
どんな選曲になるかまったく予想がつきませんでしたが・・・
松本隆作品なら太田裕美の曲にしてほしかったし、
加山雄三を呼んで岩谷時子作品をやらなきゃあダメだろ、
というのが感想というか願望。
「また逢う日まで」は超名曲だが・・・
尾崎紀世彦の大ヒット曲「また逢う日まで」が、
彼が歌う前にグループ・サウンズのバンド、ズー・ニー・ブーが「ひとりの悲しみ」というタイトルで
歌ったけれどあまり売れなかった曲を改詩したもの・・というのは
わりと知られた話だと思うんですが、
今回は島津亜矢が「ひとりの悲しみ」と「また逢う日まで」の
両方をメドレーで歌うという珍しいことをやってくれました。
島津亜矢の歌唱が素晴らしいのは当然なのでいいとして、
今回はバックのコーラスを担当したのが
全員男子高校生だったのがちょっと新鮮でしたね。
この番組で学生さんが登場するときは女の子が大半なのに珍しい・・・
と思っていたら、
「埼玉県立浦和高等学校グリークラブ」という字幕が。
「グリークラブ」とは男声合唱団のことですから、
ああ、男子校なわけじゃないのね・・と納得した次第。
彼らの公式サイト をのぞいてみましたが、
その世界ではかなりの名門なようですね。
私には合唱の良しあしはよくわかんないですけど、
今回の曲にはすばらしく合っていたと思います。
それにしても、この曲しか歌わないんなら、
島津亜矢は洋服で出てくればいいのに。
それに、島津亜矢自身の曲にも
「歌詞がすごい」曲はいくらでもあるのに、
結局この1曲だけだったのは残念。
いいかげんにNHKは彼女の演歌をきかせてくれないものか。
ああそれから、この曲の紹介のときに
作詞者の阿久悠の言葉が
彼の著書「作詞入門」から引用されてましたが、
恥ずかしながらこの本の存在は知りませんでした。
文庫で手に入るようなので今度読んでみます。
amazon.co.jp 作詞入門―阿久式ヒット・ソングの技法 (岩波現代文庫)
「花いけバトル」は初耳だった
水森かおりが「水に咲く花・支笏湖へ」を歌うバックで、
「花いけバトル」のプロフェッショナル(?)たちが
曲が終わるまでに花をいける・・という趣向が。
観客の前で、複数の「バトラー」が、同じ花、同じ器を用いて5分間で即興で花をいけ、
観客がその技や美しさを採点して勝負を決める・・・
というのが「花いけバトル」。だそうです。私は知りませんでした。
私は生け花などまったく知らないのですが想像するに、
これは既存の華道界からは相当に批判されたんじゃないでしょうか。
華道とはまったく異なる、あたらしいエンタテインメント、ととらえるべきなんでしょうね。
しかし今回この番組でやったものだけをみるかぎりでは
「・・・・」という感想しか持てませんでした。
これが美しいいけ方なのかどうかサッパリわかんない、
ていうか正直言うとまったくそうは感じませんでした。時間が足らなかったのでは。
2組がバトルしているところをみれば別の面白みがあるんですかね。
といったところで今回はこのへんで。
来週は個人的に注目している山田姉妹が登場予定!