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令和3年12月26日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

開幕までもうすぐの北京冬季五輪。日本政府は閣僚などの政府代表を派遣しないことを正式表明しましたね。そのかわり東京五輪の組織委の会長とかJOCの会長とかに行ってもらうらしい。

で、政府の奴らは「総合的に勘案して自ら判断した」とかぬかしてますね。「これでアメリカに歩調を合わせられたし、中国のメンツもたてられたぜ・・・」って、いい判断をしたとドヤってるんだろうなあ。

いやいやいや、どこが「自ら判断」なんだよ。アメリカがあんなこと言い出した、逆らうのはまずい、でも中国も怒らせたくない、じゃあどうしようか・・・ってまわりの様子みてオロオロしたすえの判断だろ。中国の人権抑圧なんか気にしてなかったからこんなに判断が遅かったんだろ。それが証拠に「国益にてらして総合的に判断」とかぬかすだけで、政府代表を送らない理由を「中国の人権抑圧が問題だからだよ!」ってはっきり言わない。恥ずかしいことにこれは「言わない」のではなく「言えない」。中国を怒らせると経済が立ちいかなくなるから言えないんです!っていうのは百歩譲れば理解するとしても、もっと最悪なことに実は政府の奴らは隣国の人権問題など眼中にない。だからアメリカが言い出してからあわてて追随した。そしてそのみっともなさ加減をごまかすため「自ら判断!自ら判断!」って強調してる。

いまさらポーズだけのボイコット(情けないことに「ボイコット」という言葉すら使わない)を表明したところで、世界の人権に敏感な人々には「日本は人権より国益とか経済が優先かあ~」と軽蔑されることはもう確定。いずれにしろ、やんわりとボイコットして体裁をととのえただけでひと仕事したつもりでいてもらっては困る。どうすれば中国に人権抑圧をやめさせられるか、そこをどうするつもりなのかを首相らにはちゃんと語ってほしい。聞く力、とか言ってる場合じゃないでしょ。もっと語ってくれ。

それから、北京五輪の「最高位スポンサー」である天下のトヨタ自動車様々。東京五輪では森さんの女性蔑視発言に対して社長が「わが社が長年大切にしてきた価値観と異なる」とか批判(自分とこの役員は男ばっかりしかいないくせに)してたのに、女性蔑視どころか人の命すらゴミ扱いする中国共産党が国威発揚のために行うイベントを支援するのね。ウィグルのウの字も香港のホの字も言わず、知らないふりして北京五輪にカネを出すのね。

中国でクルマが売れなくなったら大変だから言えないんでしょうが、それならそれで我々消費者は「ああ、人権や人の命よりもカネなんだね、そういう企業なんだね」と理解し、そのうえでその会社のモノを買うべきか否かを判断するべきだし、トヨタはじめスポンサー企業は「人権よりカネかよ!」という批判を甘んじて受けるべきでしょう。マスコミはトヨタを批判できない(それも情けねえなあ)から我々消費者が言うしかない。どこかのネットニュースに、トヨタの社長のプレゼン力が凄い、みたいな記事があるのをみましたけど、いやいやいや、だったら中国の人権問題についてどう思ってるのか、そこの説明にその能力を発揮しろよ。悪いけどあの人がしゃべってるの見ると「ああ、カリスマって呼ばれたいだけなんだろうなあ」とか「周りはイエスマンで固めてるんだろうなあ」とかいうなんとも言いがたい嫌悪感に襲われてしまう。自民党の政治家がデタラメぬかしてるのを聞いたときと同じ感覚。同じ種類の人間だからでしょう。

中華人民共和国駐日本国大使館のHPには「トヨタ側は次のように表明した。長きにわたり対中協力の発展に力を尽くしてきた。北京冬季五輪が近づいており、トヨタ自動車は五輪主要スポンサーとして、日中の五輪協力を強力に後押しし、中国が開催する北京冬季五輪を全力で支援する。」って書いてありましたよ。人権抑圧独裁国家との協力の「発展」に力を尽くし五輪を全力で支援するんだって。正気なのかな。その一方で人権問題にはノーコメントを貫いてたら、そりゃあ「人権よりもカネなんだな」と批判されても仕方がない。そんなのが日本のトップ企業。もう日本は終わってる。

 

それはともかく、今回の「新・BS日本のうた」。年内最後の放送ですね。

千葉県旭市での開催。

出演は、加藤登紀子、新川二朗、瀬川瑛子、細川たかし、山川豊、マルシア、多岐川舞子、松尾雄史、小林幸子。

今年最後。地味だがいい内容でした

今回の曲目は以下。

 

「笑いじわ」・・・・・瀬川瑛子

「ふりむけばヨコハマ」・・マルシア

「哀愁の街に霧が降る」・・山川豊

「黒田ブギー」・・・・・・小林幸子

「星空に両手を」・・・・・多岐川舞子&松尾雄史

「雨がやんだら」・・・・・瀬川瑛子

「男涙の子守唄」・・・・・細川たかし

「東京の灯よいつまでも」・・新川二朗

「今どこにいますか」・・・加藤登紀子

「江の川挽歌」・・・・・・加藤登紀子

「浪花節だよ人生は」・・・細川たかし&小林幸子

「雪泣夜(せつないよ)」・・小林幸子

「函館本線」・・・・・・・山川豊

「冬の宿」・・・・・・・・細川たかし

「夫婦舟」・・・・・・・・細川たかし

「おかあさん」・・・・・・マルシア

「孫」・・・・・・・・・・小林幸子

「ゴッドファーザー~愛のテーマ~」・・細川たかし

「時には昔の話を」・・・・加藤登紀子

「風といっしょに」・・・・小林幸子

「満天の船歌」・・・・・・細川たかし

「越後情話」・・・・・・・小林幸子

「なでしこの花」・・・・・松尾雄史

「恋いちもんめ」・・・・・多岐川舞子

「天地人」・・・・・・・・新川二朗

 

今回も手の込んだ演出はなし、淡々と歌を聴かせる構成でしたね。それでいいと思います。先週も書いたようにもっと若手に出てほしいところです。

82歳の超ベテラン、新川二朗が出演。そしてこちらも大御所、細川たかしも出演。こないだの小林旭もそうだったけど、なぜみんな髪の毛をあんなにムリして盛るのだろう。細川たかしは盛ってるというのとは違うのかな?。どっちにしろ、あまりに不自然な髪の毛はやめてほしい気が。そういえばジャニーズ系のオッサンアイドルたちも50とかになってもみんなフサフサ。どう考えても不自然。

まあオッサンになってもアイドルとして売らなきゃならない人はビジュアルが命だから仕方がないんでしょうが、トシをとればハゲるのは自然なことなんだから、歌を売る歌手の人たちはそれを受け入れてハゲのまま出たほうが潔くてイイんじゃないのか。

海外のロック系の超ベテランは思い切ってスキンヘッドにしたりしてる人もいますね。私もそろそろ前の生え際がどんどん後退し、頭頂部は心細くなってきてるんですけど、いよいよとなったら全部剃ってしまおうと思ってます。しかし剃るのも考えようによっては半端にハゲてるのをごまかして悪あがきしている、とも言えるのか。すると、自然にまかせてハゲるのは仕方ないとあきらめつつ、適度に手入れしてみっともなく見えないようにしておく、っていうのがハゲの進行への正しい向き合い方になるのか。難しいなあ。不自然がいちばんみっともない、ということなのかな。渡辺謙みたいにハゲてもカッコよければ苦労しないのに。

今年最後なのにどうでもいいことを書きました。来年は若手のヒット曲がいっぱい出て、歌謡界が盛り上がってくれることに期待したい!

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