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令和4年10月2日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

落語家の三遊亭円楽さんがお亡くなりに。心よりお悔やみ申し上げます。

まだ72歳。あまりに早すぎる。政治家はみんなあんなに長生きするのに。腹黒いと長生きするんだろうか。円楽師匠も「笑点」のなかでは「腹黒」キャラってことになってましたが、あれはあくまでもそういう設定というだけでしたからね。政治家は腹黒なうえに欲望に忠実だからストレスが少なくて病気にならないんだろうなあ。国会議員なんかはさぞかし激務なんだろうと多くの国民は思ってるでしょうけど、じっさいはパパ活だのなんだの言って若い女性と遊んだり、国民に「コロナだから会食すんな!」と言いつつ自分たちはヒマにまかせて会食しまくってた奴ばっかりですからね。少しはまともに働けよ。一生懸命やるのは選挙運動と、保身のためのウソを考えることだけ。

元大阪府知事の橋下徹氏は、知事みたいな仕事は「8年が限界。本気でやってればボロボロになる」って言ってましたが、そう考えると何十年も国会議員やってるやつらはやっぱり前例を踏襲するだけのテキトーな仕事しかしてないからあれだけ長くやれるんだろうな、という気がする。激務だ激務だと言うわりには国会議員が過労死したなんていう話はきいたことがないし、ヨボヨボのオジイチャンでも務まっちゃう(ほんとうに務まってるのか?)しねえ。秘書や官僚に「このハゲー!」とか八つ当たりしてストレス発散できるってのも、病気しないで長生きできる秘訣なのかな。なんと迷惑なんだ。

「笑点」の大喜利で、そういう信用ならない政治や政治家に対してチクリとやる円楽師匠が好きでした。ミュージシャンもああいうふうに政治についてモノ申せばいいのに、といつも思います。歌で主張すればいいじゃないか。そういう詞が書ける人が少ないんだろうな。もしくは若いミュージシャンだと政治そのものに関心がないのかもしれないし、関心がなければ問題意識もうまれないから、そんなことを歌うはずもないのか。そもそもそんなんじゃあ売れないからダメ、って考えるんだろうな。

それに政治にモノ申すミュージシャンがいたりすると「政治的なこと言うな」とかアホなこと言う奴がいっぱいいるからリスクとりたくないってのもあるのか。税金払ってるんだから政治に口を出す権利があるのは当たり前なのに。「素人なんだから政治に口出すな」ってのもおかしい。それ言ってたら誰もなにも言えなくなる。「物価が高い」とか「税金が高い」とかいう文句を言う資格があるのは経済や税制の知識を持ってる人間だけか?それじゃあ国民は奴隷になるしかない。音楽的知識がなかったら音楽の批判や感想を言ってはいけないのか。

政治的なことに対して無知であろうと、「ウソをついてはいけない」ってのは誰もが知ってることで、「国会でウソはいけないよね」「文書を改竄するのはいけないよね」って言うくらいのことは知識だのなんだのという以前の、人間として当たり前の話。安倍首相が国葬にふさわしくなかったのは「国民を欺きまくってたから」っていうのが最も大きかった。みんな自分の子どもには「ウソはいけない」って教えるくせに、国のトップがウソつきでもなんとも思わないのはいったいなんなのか不思議で仕方がない。

 

で、今回の「新・BS日本のうた」は、岡山県笠岡市での開催。

出演は、

川中美幸、鳥羽一郎、伍代夏子、浜博也、池田輝郎、永井みゆき、長山洋子、川野夏美、三丘翔太、純烈。

重厚なメンバー構成で満足!

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「ルビーの指輪」・・・・純烈

「別れの予感」・・・・・長山洋子

「夢追い酒」・・・・・・川中美幸

「忍ぶ雨」・・・・・・・三丘翔太

「裏町酒場」・・・・・・伍代夏子

「娘よ」・・・・・・・・池田輝郎

「ボヘミアン」・・・・・川野夏美

「俺は待ってるぜ」・・・浜博也

「下町の太陽」・・・・・永井みゆき

「大利根月夜」・・・・・鳥羽一郎

「いつでも夢を」・・・長山洋子&純烈

「ミネソタの卵売り」・・川野夏美

「吹けば飛ぶよな」・・・三丘翔太

「もしも月給が上ったら」・・三丘翔太&川野夏美

「今さらねぇ」・・・・長山洋子

「秘螢」・・・・・・・永井みゆき

「ふたりの大阪」・・・川中美幸&鳥羽一郎

「逢えるじゃないかまたあした」・・川中美幸&池田輝郎

「北国の町」・・・・・浜博也&純烈

「人生にありがとう」・・伍代夏子

「発車のベルが長すぎる」・・三丘翔太

「空席」・・・・・・・川野夏美

「愛するってこわい」・・長山洋子&伍代夏子

「UFO」・・・・・・・長山洋子&伍代夏子

「ほんきかしら」・・・長山洋子&白川裕二郎(純烈)

「ハイ それまでョ」・・伍代夏子&純烈

「兄弟船」・・・・・・鳥羽一郎

「遣らずの雨」・・・・川中美幸

「妻という名の..」・・浜博也

「湯の花みれん」・・・池田輝郎

「北海の花」・・・・・鳥羽一郎

 

川中美幸や鳥羽一郎、池田輝郎らの、重厚な歌唱を聴かせてくれる人が多くて良かった。

いつも同じこと言うけど川中美幸はやっぱりスゴイ。何を歌っても圧倒的個性を発揮しちゃう。まさに魂を震わせるようなヴィブラート。ほかに並ぶものがいない、まさに唯一無二の存在。

それと、鳥羽と川中の「ふたりの大阪」と、池田と川中の「逢えるじゃないかまたあした」はカッコよすぎた。さすがだ。裕次郎の甘~い低音イケメン声もカッコよかったが、池田のエモーショナルかつツヤのある歌唱もこの曲によく合う。素晴らしい選曲でしたね!

あまり言いたくないがこのメンバーのなかにあっては純烈の歌唱は迫力不足に感じてしまう。あまり練習できてないんじゃないか。ハモってても重厚さが感じられない。ムード歌謡で売るんならメンバーあとふたりくらい増やしたほうがいいのでは。

 

といったところで短いですが今回はこれくらいで。来週は再放送回なのでお休みします。(再放送される回の記事→令和2年1月26日放送のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」)この回は面白かったからもう1回見てみよう。

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