哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

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新譜レビュー 演歌・歌謡曲

水森かおり「歌謡紀行21~九十九里浜~」を聴いた

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今年ももうそんな時期か・・・ってなる、水森かおりの「歌謡紀行」アルバム最新作が今年も出ました!

「歌謡紀行21~九十九里浜~」。

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今年の曲「九十九里浜」は、昨年の「鳴子峡」につづき変則的な曲構成だったものの、九十九里浜の雄大な景色をバックに恋にやぶれた女性の哀愁がさく裂するいつもどおりのドラマティック曲で、毎度のことながら「さっすが弦哲也先生・・」とうならされた名曲、名演でしたね!

 

その「九十九里浜」をメインとした「歌謡紀行21」。聴いてみたら、やはりさすがのデキでしたので、かんたんに感想を書いておきます!

今回もカバー曲ナシで新録7曲という豪華な内容!

昨年の「歌謡紀行20~鳴子峡~」と同様に、今回もカバー曲ナシ。「九十九里浜」のほか、定番曲が6曲と、新録が7曲!

まあカバー曲はあってもべつにいいと思うんですけど、アルバムの作風に合わないJ-POPみたいな軽い曲だったりしたら我慢できないので、そのへんを考えるとやっぱりアルバムのために書き下ろされた曲のほうが安心。

定番曲は「松島紀行」「越後水原」「輪島朝市」「瀬戸内 小豆島」「島根恋旅」「鳥取砂丘」。このへんに関してはすべてが問答無用の名曲なのでいまさら言うことはナシ。私が彼女の曲中で最も好きな曲である「越後水原」が入ったのは嬉しい!「17」以来入ってなかったですからね。いやいやいや、いつも絶対に入ってる「鳥取砂丘」ももちろん永遠の名曲だし彼女にとっては特別な曲なんだろうだけど、「越後水原」も毎回入れてほしいなあ!

いつなんどき聴いても心が震わされる!こんな曲がゴロゴロあるんだから、弦哲也先生と水森かおりの組み合わせはまさに演歌界最強。でも、今回の新録曲には弦先生によるものはなしで、幅広い人選でバラエティ豊かになってました!

「ふたり舞い~鶴の舞橋~」は青森県の曲。「日本一の木造三連太鼓橋」である「鶴の舞橋」がモチーフ。→青森県観光情報サイト ちょっとフォーク色の入った昭和歌謡みたいな雰囲気の哀愁曲。

「冬の雷鳴」は岡千秋先生か。「羽越線から・・」っていう歌いだしでわかるように、こちらは新潟から秋田への旅の曲ですね。曲名どおりのアグレッシヴなイントロと泣きのギターがカッコいい、力強いメロディの曲。

「柴又暮色」はもちろん東京・葛飾の柴又が舞台。イントロが「男はつらいよ」っぽいのは狙ってやったんでしょうが、こちらはとってもさわやかな、郷愁を呼びおこされるメジャー曲。

「化粧坂」(けわいざか)は「鎌倉七口」とよばれる「切通し」のひとつ。これは大河ドラマがあれだからってのもあるのかな。曲はしっとりと湿った哀愁をただよわせる歌謡曲。

「南紀白浜」は和歌山県。これは水森かおりのスタンダードなスタイルの演歌ですね。「デデデデ!デデデデ!」という力強いリズムが「生きていけるわ 今日からひとり」という女性の心情をあらわしてるようでカッコいい。

「大隅半島」は九州南部の半島。個人的には今回の新録曲のなかでいちばんグッときた曲。「愛は消えました 夢も希望も 未来も連れて」という、どうしようもない哀しみをぶちまける歌唱はさすがとしか言いようがない。

「マルガリータ」はいきなり海外。地中海にあるスペイン領マヨルカ島。作曲は鳥羽一郎の長男である木村竜蔵で、それを知りつつ聴くとおそらく誰でも「アメリカ橋」(鳥羽一郎の弟の山川豊のヒット曲)を思い起こすはず。狙ってそういうふうにしたんでしょうね。なかなかいい感じです。

 

といったかんじで、定番曲は言うまでもなく魅力的、新録曲も聴きごたえ充分・・という、いつもどおりの素晴らしい内容になっていました! 買っておくべきです!

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