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今週聴いたもの:2025月2月27日~3月5日(ORKRIST、SUICIDAL WINDS、KRIEG)

アメリカのトランプのボケ老人っぷりが世界を混乱させていますね。話の通じない狂った老人と思えば「相手にしない」というのが最良の選択になりそうですが、そうもいかないというのが悩ましいところ。

関税かけるっていった数日後にやっぱり延期とか言ってみたり、ロシアの制裁解除するって言ったり強化するって言ってみたり。日米安保について「100%守る」って言ったり「不公平だ」って言ったり。これが「ディール」の戦術であるのならわかりますが、どうやらそうではなくて本当にただ単に行き当たりばったり、もしくは自分が言ったことを忘れているんじゃないかという気もしてくるから恐ろしい。こんな老人に投票した奴が何千万人もいるとはアメリカはもう終わってる。

1期目のときは政権内に彼をとめる人間もいて一定のブレーキがかかっていたようですが、先日のゼレンスキーとの会談や施政方針演説の様子なんかをみるかぎり、今期はそういうのは全然ないっぽいですね。バンスの腰ぎんちゃく感も凄すぎて、よく恥ずかしくないもんだと感心する。まあバンスにしろイーロン・マスクにしろ、近いうちにトランプと仲たがいするでしょうが、もしトランプになにかあったらあの小物バンスが大統領になるわけか。それも恐ろしいなあ。

どっちにしろあと4年間でアメリカの国際的な存在感はダダ下がりになり、結果として中国がそれになりかわることになるんでしょうね。日本ももうアメリカべったりは考えなおすべきときが来た。となると軍拡や核武装の話になっていく、と思うと、あのときあの弾が奴の脳天に当たってくれていれば・・とも思ってしまう。いや当たっていたとしても結局はバンスみたいなのが大統領になっていたわけか。もうどうしようもない。

ORKRIST「REGINAE MYSTERIUM」

スロバキアのシンフォニックブラック/ゴシック・メタルバンド、ORKRISTの1st。2002年作。

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女性ひとりを含む5人組。いったん解散したものの現在も活動しているようですね。女性はクリーンヴォーカルとフルートを担当で、なかなかの美人。男のデス声ヴォーカルがいる。こういうタイプが嫌いってのはもう何度も書いてて、「またか・・」とまったく期待しないで聴き進めました。

 

そしたらこれがかなり良くてビックリ。日本人の琴線に触れそうなクサいメロディや展開がいっぱいの、ファンタジックなシンフォニック・メタル。男のデス声ヴォーカルはどこにでもいそうな感じでありがちなスクリームを適当に挿入しているだけでまったく魅力はない(女性ヴォーカルもよくあるタイプなのは一緒)けれど、シンセとフルートが自己主張しまくっててもちゃんとメタルとして聴ける、劇的で哀愁のあふれる曲の魅力には引き込まれる。ほとんどSEだけで終わる曲もいくつかあるのが個人的にはイマイチながら、それも作品の世界観を表現するために必要で、「SE」ではなくちゃんとした曲という位置づけなんでしょう。男ヴォーカルがもっとカッコよかったら星4つだったのに。

おススメ度・・・★★★☆

SUICIDAL WINDS「CHAOS RISING」

スウェーデンのブラック/スラッシュメタルバンド、SUICIDAL WINDSの6作目。2007年作。

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ベテランの部類に入るが私は聴いたことがあったような気もするがないような気もする。ってことは仮に聴いたんだとすれば「たいしたことなかった」というう印象をもったんだろうということになる。

 

「Suicidal Winds」というワードを聴けば私などはこのバンドより先にCELTIC FROSTの曲を想起してしまうんですけど、ブンブンと圧しまくるリフを聴いてるとそのCELTIC FROSTに似てるところも感じられる、オールドなスラッシュメタル。メンバーにはあのドイツのスラッシュバンドPROTECTORのメンバーもいるそうだから、そのへんのオールドさが表れているのも当然なのか。

とくにカッコいい曲はないけれど、ひたすら速い伝統的スラッシュが好きなら買ってソンはないでしょう!

おススメ度・・・★★★☆

KRIEG「THE BLACK HOUSE」

USのプリミティヴ・ブラックメタルバンド、KRIEGの3作目。2004年作。

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前身バンドなども含めるとベテランの域に入る人たち。そう言われても、私などは「アメリカのブラックメタルなんて・・」となめた気持ちになっちゃうんですけど、いい意味でそれを裏切ってほしい、とCDをプレイ。

 

ひたすらダダダダダダダダ・・・と突っ走るブラストと下品なヴォーカルが凄み続けるファストブラックで、う~んこりゃあダメかな、としばらくは思ったんですけど、全編聴くとけっこう悪くない。スローダウンして聴かせるパートをちゃんと配置していたりするし、下品と思ったヴォーカルも病的な狂気をまきちらすように悶えてみたり、なかなか表現の幅がある気もしてくる。

上級者向けであることは間違いないですが、プリミティヴブラックメタルとしては高品質な部類なのでは!

おススメ度・・・★★★☆

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