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今週聴いたもの:2024年7月4日~7月10日(吉幾三、TRANCE、VOCIFEROUS)

予想はしていましたが先日の都知事選は現職の小池氏が勝利。3選となりました。

フリップ芸を披露したり横文字のキャッチフレーズを作ったりしてカッコつけるのが上手いうえに、これまで8年間、致命的な失点はなかった(そうか?)から多くの都民は騙されてしまったんでしょうが、詐欺師集団自民党と同じ穴のムジナをまたしても首都東京の知事に選んでしまうとは、どれだけウソをつかれ重税を課され搾取されても「消去法で現職」「消去法で自民党」という選択をしてしまう奴隷体質がいかに都民、いや国民にしみついているかを如実に反映している気がします。

これがロシアとか中国ならまあわかりますよ。既得権益を打破しよう!政治をかえよう!権力者の世襲をやめさせよう!カネ持ち優遇を是正させよう!などという人がいたとしても、「そんなことはムリだろ」「できもしねえこと言うなよ」となるだろうし、現在の権力者にさからえばどうなるかわからないから、ほんとうはそういう人を応援したくてもできない。

しかし日本は違いますよね。自民党の裏金づくりが許せないなら自民党に投票しなければいいんだし、税金が高いと文句言うなら減税しますという人に投票すればよい。消費者や役所をだましておきながら「不正の撲滅?ムリですよそんなの」とかニヤけながらぬかすふざけた経営者がやってる会社が許せないならその会社の製品を買わなければよい。

ロシアや中国と違って日本にはそういう自由があり、国民がほんとうにその気になれば政治は変えられるし減税もさせられる。権力者をたおすことができる。じっさい2009年にはいまは好き放題やってる自民党を下野させて反省させたじゃないか。あのときの麻生の情けないツラを思い出してみればよい。奴らに反省させるには「選挙で落とすこと」が一番効果的、っていうかそれしかないのです。

そういう自由が日本国民にはあるのに、なぜそれを行使しないのか。選挙に行きもしないで生活が苦しいだの税金が高いだのいう人は多いけれど、バカなんじゃないか、としか言いようがない。

自民党やそれに与する人間に権力を握らせることによって得をする人間が自民党に投票しちゃうから、いつまでたっても同じことの繰り返しになって、カネ持ち優遇になって格差が拡大していく。だから企業団体献金は完全禁止にしなきゃならず、それをやりましょうという政党もある。自民党の裏金が許せないとかぬかすなら、なぜそういう政党や政治家を選ぼうとしないのか、ほんとうに不思議で仕方がない。

しかし、さいわいにして都議補選では自民党は惨敗したそうで、少しづつ「自民党? FUCK NO!!」という人が増えてきているというのは感じ取れる。これは喜ばしいこと。このままとりあえず政権交代の流れになってほしい。詐欺師に搾取されるのがそんなに楽しいですか?

吉幾三「ゴールデン☆ベスト」

日本の歌謡界が誇る天才コンポーザーであり歌手である吉幾三の、2011年に出したベスト。

Amazon.co.jp ゴールデン☆ベスト

星の数ほど出ている彼の全曲集やベスト。そのなかでもこのアルバムが異質なのは、ある程度の年齢の方にならほとんど人口に膾炙していると言ってもいい「新日本ハウス」や「ワークマン」のCMソングが収録されているところ。ほかにも入ってるのあるかな。私ははじめてぶち当たりました。

 

貼った動画の曲はこのアルバムの収録バージョンではありません。アルバムのバージョンは「新日本ハウス」という会社名は出てこない。こういうバージョンがあるのを私は知らなかった。やはり吉幾三レベルの天才になると、「ベストなんていくつか聴いとけば充分」というわけにはいかない。すべてのカタログをチェックしないと。

いずれにしろ、CMソングは無論のこと、ほかの収録曲ももちろん素晴らしい名曲揃いで、これが全部彼のペンによるものだっていうんだから、まさにコンポーザーとして史上最強クラスの天才。そのうえ歌唱もスゴイという、異次元の異才っぷりをたっぷり堪能できる作品!

おススメ度・・・★★★★☆

TRANCE「SHOCK POWER」

ドイツの超ベテラン・メロディアスメタルバンド、TRANCEが1982年・1983年の1st・2ndアルバムの曲を再録音して1994年に発表したアルバム。

Amazon.co.jp Shock Power

TRANCEは大好きなバンドですが、実はこの作品は聴いてなかった。というのは、中古市場ではなかなかみつからないし、1作目と2作目の曲の再録ということで、べつに慌てて聴かなくていいと思って放っておいたから。それが先日けっこう安く売られているのを発見したので買った次第。

このバンドではいつものこととはいえ、まあ~ひでえジャケ絵だな。聴いてしまえばその美旋律に酔わされること間違いなしの素晴らしい曲が入っているのに、このジャケはあんまりだ。C級スラッシュメタルみたいじゃないか。このへんのセンスがなかったからイマイチブレイクできなかったんだなあ。

しかし曲はやっぱりいいものが多い。3作目「VICTORY」の素晴らしさには及ばないとしても、→思い出の名盤:曲がよければすべてよし! ~「VICTORY」/TRANCE~ 胸にジ~ンとしみるメロディが満載。再録したことによりオリジナルで感じられた「まるっきりSCORPIONS」という味も少し薄まっている感じ。

↑YOU TUBEには再録バージョンが見当たらなかったのでここにはオリジナルをリマスターした(らしい)ものを貼りました。2023リマスター?そんな音源が出てるのか。このアルバムの再録バージョンは基本的な部分は変わってないもののサウンドがよりぶ厚くなってます。どっちのほうがいいかというと、う~んどこまでも個人の好みで言うならオリジナルのほうがいいかな。

しかしとりあえず、ショボさ全開だったサウンドプロダクションが少し改善され、現代のメタルファンでも違和感なく聴けるようになっていたのは間違いないのかな。なんだかんだ言ってもとにかく曲がイイので、中古品を見つけたら即GETするべし。

おススメ度・・・★★★★

VOCIFEROUS「VOCIFEROUS」

ポーランドのブラック・メタルバンド、VOCIFEROUSの1st。2009年作。これ以降は出してない?

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ドロドロ感を出したくて汚くしたんであろう読めないバンドロゴからして、ファストなブラックメタルを予想して購入。あまり期待してませんでした。

しかし聴いてみると、スラッシュ・メタルの風味が少し効いた、わりとオールドなブラック・メタルで、プロダクションがチープなのも手伝ってかなりいい雰囲気を出している。ハチャメチャだった最初期のころのSODOM、もしくはHELLHAMMERあたりを思い起こさせるところが多いかな。ドタドタという感じで疾走するパートはAUTOPSYっぽくもある。

 

う~ん、いいねえ。ブラストビートなんかも飛び出してくるけれども基本はレトロなブラック・メタル。クールかつキャッチーなところもあるリフの洪水で最後まで聴かされる。こういうことがあるからよくわからないマイナーなバンドのCDを予備知識なしで聴くのは楽しい。今は活動してないのなら残念すぎる。

おススメ度・・・★★★★

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