今月1日に熊本県水俣市で開かれた水俣病犠牲者の追悼慰霊式のあとの患者団体などと環境省の意見交換の場で、患者団体の方が発言している途中で環境省の職員が発言をさえぎり、さらにマイクの音源を切って強制的に黙らせたそうですよ。
毎日新聞 伊藤環境相が謝罪 被害者側「団体を愚弄して乱暴な運用された」
その場で抗議した患者団体の方がたに冷ややかな目(いやそれどころか睨みつけていやがった。あの映像は永遠に残しておかなければダメ)を向け、「マイクを意図的に切ったかどうか承知してない」などとぬかして空っとぼけていた伊藤とかぬかす環境大臣は8日になって「昨日(職員がマイクを切ったという)報告を受けた」などと言い、患者団体に直接謝罪したという。
いやいやいや、あのときの奴の態度をみれば、マイク切りが職員の一存ではなく環境省の組織としての行動だったことは明らか。奴も含め環境省側は最初から「めんどくせえから3分で切れ」というふうつもりでいたんでしょう。そうでないなら「(話を)聞いてやれよ大臣!」という声が上がったときにあんな不貞腐れた態度をとるはずがないし、話を聴こうという誠意があるなら環境対策室長が「話をまとめろ」などとぬかして患者団体メンバーの話を遮ったら「オイ、お前黙ってろ」というはずだし、そもそも3分などという時間を設定するはずもない。まじめに仕事する気がねえからこんなことになるんだろ。伊藤はあとになって記者の前で泣いてみたりしていましたが、あのときのクッソ不快そうな態度を思い出せば「しらじらしい」としか言いようがない。
この伊藤とかいう野郎がどこの人間かというと、そんなことはいちいち調べなくてもわかる、やっぱり自民党。どんだけゴミしかいないんだ。まあこいつら自民党の議員にとっての「仕事」とは、パー券を売りまくって上納して党内の立場をかためることと裏金つくって次の選挙で負けないようにすることだけなんだから、意見交換の場なんかにいちいち出るのも嫌々、水俣病の患者?うるせえなこっちは忙しいんだよ、というスタンスなんでしょう。今回の件はそれがあらわれたというだけの話。その意味で、こういうことが起こるのは、こんなゴミしかいない自民党に投票しちゃう一部の国民のせい。あんなんで7回も当選してるんだって。日本はほんと終わってる、と絶望するしかない。
それにしても、どうせ選挙のことしか考えてないんだから、あの場では人気取りのために演技でもいいから「オイ!お前なにしてるんだ!失礼だろ!」と職員にキレてみるくらいのことすりゃあいいのにバカだなあ。自分も不貞腐れちゃってるんだもんなあ。そのバカさ加減はまさに底ナシ。同じ意味で岸田もすぐにお詫びの声明を出し「伊藤は更迭する」くらいのことを言うべきだった。それもこれが不祥事となって支持率に影響すると思えばできないわけでしょ。まさに救いようがないゴミ政権。
こんな奴らを支持するっていう国民がまだまだいるってんだから、日本はもう滅びへの道を抜け出すことはムリなんでしょう。税金が高いのも物価が高いのも格差社会なのもすべて我々国民の自業自得。まじめに考えて投票していればこうはならなかったのに。
HELLOWEEN「DR.STEIN」
言わずと知れたドイツ出身のメロディック・パワーメタルの開祖、HELLOWEENのシングル。1988年作。
同年発表の超名作アルバム「KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART Ⅱ」からのシングルカット。
このシングルCDはずっと前から所有していたものでしたが今回たまたま聴きなおしましたのでここに紹介。表題曲と「Savage」「Livin'Ain't No Crime」、さらに1stミニアルバム「HELLOWEEN」に入ってた「Victim Of Fate」を収録。「Victim Of Fate」のオリジナルは当然カイ・ハンセンの歌唱によるものでしたが、このシングルに入ったのはマイケル・キスク歌唱でとりなおしたもの。のちに出た「KEEPER~」アルバムのエクスパンデッド・エディションに収録されたようですが、この時点ではこのシングルでしか聴けなかったんじゃないかな?
当然ながらオリジナルよりも音質も演奏も向上、泣きのギターソロもさらに感動的なアレンジとなり、数段カッコよくなっている。文句をつけるところはない・・・
のですが、カイ・ハンセンのマジカルでミステリアスな不思議な味のヴォーカルが大好きな私としては、オリジナルをカイが歌ってた曲に関してはもはや誰が歌っても「やっぱりカイの歌がいいなあ」となる。いやどこまでも冷静に客観的に考えようとすればキスクの歌のほうが上手いし素晴らしいのはわかっているし、キスクが加入してなかったら「KEEPER~」アルバムは歴史的名盤にはたぶんなってなかったし、その後のHELLOWEENもメタルの世界にとどまらない世界的バンドというレベルにはならなかったでしょう。でも、私に言わせれば「カイ・ハンセンの歌からしか摂取できない栄養素がある」としか言いようがないんだなあ。
といってもキスクバージョンも素晴らしいのは間違いない。いまとなってはこのシングルでしか聴けないわけではないからわざわざ探して買う必要はありませんが、コレクターは持っておくべきなのでは。
おススメ度・・・★★★★
METALIAN「WASTELAND」
カナダの正統派ヘヴィメタルバンド、METALIANの1st。2009年作。
ジャケに写っているメンバーはモヒカンだったりしてメタルっぽくなく、こりゃあバンド名に騙されたかな・・・とあまり期待しないで聴いたら、
JUDAS PRIEST直系の正統派ヘヴィ・メタル。そこに「スピード・メタル」といった趣を加えた感じかな。ヴォーカルは声質も歌いまわしもかなりロブ・ハルフォードっぽく、影響されてることは間違いなさそう。2曲目はモロにIRON MAIDENっぽいし、とにかく80年代オールドスクールメタル大好きです!と全力で主張している。バンド名そのものが曲名となっているラストの曲はほんと素晴らしい!
まるっきりPRIEST、もしくはMAIDENなリフを聴いてると「やっぱメタルって最高だよな!」という気持ちになってくる。こういうバンドが滅んだらメタルは終わり。応援しなくてはならないでしょう。ENFORCERやCAULDRONあたりが好きなら絶対におススメ。ほかの作品も急いでチェックします!
おススメ度・・・★★★★
TULUS「EVIL 1999」
ノルウェーのブラック・メタルバンド、TULUSの3作目。1999年作。
1996年にデビュー作を出し現在も活動してて、すでに7枚もアルバムを出しているらしいが私は聴くの初めて。それだけのベテランであればネットでみつかる写真におさまってるメンバーがハゲばっかりなのも納得。
メンバーがのちにKHOLDを結成?して活動したらしい(KHOLDは以前に紹介→今週聴いたもの:2022年8月25日~8月31日)。そのへんはよくわからないので割愛しますが、こっちのサウンドはわりとオールドスクールなブラック・メタル。BATHORYの影響されてブラック・メタル始めました!そこにシンセを加えたりしてちょっとドラマ性を増してみました!みたいな味わい。
これがなかなか聴ける。聴ける、どころかけっこう気に入っちゃいました。まあ似たようなことやってるバンドは吐いて捨てるほどいるからその意味で「このバンドでなくては」というのはないけれど、おお~カッコいいじゃん・・・っていうところはけっこうある。不思議な味のクリーンボイスのアカペラが挿入される6曲目はなかなか。ただ突っ走ってギャアア~って言ってるだけのブラックメタルにはなってない。音楽的にはかなりマトモだから真正ブラックメタラーには物足りないかな。他の作品も機会があれば聴いてみたい。
おススメ度・・・★★★☆