江東区の区長が、ことし4月に行われた区長選挙の期間中、動画サイトに自分への投票をよびかける有料広告を出していたとして公職選挙法違反の疑いをかけられている事件。
選挙期間中に選挙運動のために候補者の名前をのせた有料広告を出すことは公職選挙法で禁じられている。まあHPやSNSで投票を呼びかけるのは禁じられてないらしいからそのへんがわかりにくいけれど、この木村とかいう区長は衆院議員時代には選挙に関するネットについてのもろもろを管轄する総務省の政務官を務めたことがあるそうで、まあ「知らなかった」では済まされませんね。それを問われたら驚くべきことに「ネット選挙について専門的な知識をもっていたわけではない」だって。どんだけボケッと仕事してんだよ。そのポジションに就いたのなら死ぬ気で勉強するのが筋だし、「専門的なことは知らない」では済まされない、とは考えないんだな。これだから世襲(こいつの父も国会議員)の奴は・・・。あまりに仕事をなめすぎ。こんなのを当選させんな。
で、じつは区長にネットに有料広告を出すという違法な手段を指南したのは柿沢とかいう法務副大臣(もちろん自民党所属。ここが大事ですよ。マスコミはわざとそれ言わないけど)だったそうで、その柿沢がこれが騒ぎになって急になんの説明もせずに副大臣を辞職。
この柿沢も、法務副大臣という立場のくせに「違法という認識はなかった」とか信じがたいことをぬかしていた。いやいやいやおかしいだろ。法務副大臣が法律知らなくて務まるのかよ。そんな言い訳が通じると思ってること自体が国民をなめている。さすがは詐欺集団自民党の人間だなあ。悪い意味で期待を裏切らない。たまには「こいつは自民党所属なのになかなか立派だな!」というふうにいい意味で期待を裏切る奴はいないのか。ちなみにこの柿沢もやっぱり世襲。なんでこんなのを当選させるかな。世襲であるというだけで「選民意識にまみれた世間知らずな奴なんだろうなあ」とマイナス査定しなきゃダメなんだ、ってのをいつまでたっても理解しないレベルの低い選挙民であることをやめないかぎり、詐欺集団自民党はやりたい放題を続けますよ。
そして自民党の世耕は「法の執行をつかさどる法務省の副大臣の立場であり、辞表提出は当然だと受け止めている」などとぬかしていたけれども、これも一見まともなこと言ってるようで実は全然そんなことない。相変わらずクソみてえなことしか言わねえなこいつは。お前ら自民党の幹部が言うべきことは「辞表提出は当然」ではなく、「その前にちゃんと国民に説明しろ」っていうことじゃないのか。こいつは誰かが不祥事でやめるといつも偉そうに「当然」とか言ってるけど、やめさせるだけで話が終わるならそんな仕事はパアでもできる。
驚くべきことに柿沢の上司である小泉とかいう法務大臣も、そして首相の岸田も、奴の辞表を受理しておきながら自分に類が及ぶのを避けるために「なんで辞めるのか知らない」とか、お前ら認知症なのか?としか言いようがないトンチンカンなこと言ってた。あまりに情けない。こんなのが大臣なんかやってるから日本の信用が低下して円安になってるんだろ。狂ってるとしかいいようがない。
いや、いつまでもこんな奴らに政権を任せている国民こそが狂っている、と言うべきでしょう。こんな法務大臣が死刑執行を命令する権限をもち、こんな総理大臣が国家の運命を左右している、ということに恐怖を感じないのかな。
こいつらのみっともない姿をみて「このままでは日本がつぶれる」という危機感を少しでも持ったなら、頼むから次の選挙では自民党に投票するのをやめてほしい。たったそれだけのことで日本の将来を変えることができるのに、なぜそれをやらないのか。
DA VINCI「DA VINCI」
ノルウェーのハード・ポップバンド、DA VINCIの1st。1988年作。
このバンドは名前しか知らなくて音源に触れるのはこれが初。数年前に復活してアルバムを出したっていう話は知りませんでした。80年代のノルウェーのバンドということで、いかにも北欧メタルっていう透明感のあるサウンドを期待・・・
そしたら、う~ん、透明感あるいかにも北欧っていうサウンドではあったし、どの曲もキャッチーで悪くないんだけど、私にはちょっと軽すぎてイマイチ刺さってくるものがなかった。透明感のなかにジメッとした湿り気がたまに垣間見える、みたいなのがいいんだけどなあ~そういうのあんまりない。「Forever In My Heart」はけっこう聴かせる曲で、そういうのがもっとあればよかったのになあ~。キャッチーなメロディが耳の残ることはたしか。
おススメ度・・・★★★☆
ANTERIOR「ECHOES OF THE FALLEN」
イギリスのメロディック・デスメタルバンド、ANTERIORの2作目。2011年作。
入手した国内盤の帯には「ニュー・エイジ・メタル」と書いてあって、軽薄なメタルコアみたいなのだったら嫌だなあ・・とあまり期待しないでCDをプレイ。
そしたら、たしかにヴォーカルやリフの一部にメタルコアっぽさがあったりするものの、それ以外はなかなか聴かせるメロディック・デスメタルとなってて、こりゃあなかなかいいじゃないか・・・と最後まで聴き切りました。
ていうかこのバンド、まるっきりARCH ENEMYじゃないか。ギターソロやリフ、そこに絡むドラムスのフレーズなんかもソックリ。上に貼った曲なんかは「ARCH ENEMYの未発表曲のカバー」とか言われたら「なるほどそれっぽいねえ!」と騙されそう。
しかしヴォーカルがメタルコアっぽくてちょっと軽くそのうえ「ただ喚いているだけ」になっているところがARCH ENEMYとは残念ながら違うところになっているかな。いつも言うけどヴォーカルを軽視しすぎですべてが台無しなバンドがメタル界には多すぎる。カッコいい曲もいっぱいあるのになあ~もったいない。
ヴォーカルがイマイチなのを除けばかなりのハイクオリティなので、ARCH ENEMYタイプのメロデスが好きなら一聴の価値はあるかも。メタルコア色が完全に払しょくされれば・・・と思うんですけど、このあとは作品が出てないのか。残念。
おススメ度・・・★★★☆
SCRAMBLED DEFUNCTS「SOULS DESPISING THE GOD」
ロシアのシンフォニック・デスメタルバンド、SCRAMBLED DEFUNCTSの3作目。2009年作。
Amazon.co.jp Souls Despising the God
グロいジャケ絵とバンドロゴからブルータルなデスメタルであろうことは予想しましたが、聴こえてきたのはそこへピアノだのチェロだのヴァイオリンだの、あげくにはラッパまでごちゃまぜにして迫ってくる混沌としたデスメタルでした。
う~ん、本人たちはアーティスティックでアバンギャルドなデスメタルをやったつもりでドヤア!なんだろうけど、テキトーブルータルデスにシンフォニック要素をこれまたテキトーに「とってつけた」ようにしか聴こえない。デスメタル部分もべつにそんなにカッコいいわけでもないし、そこにヴァイオリンだのを加えたからといってカッコよさが増しているわけでもない。本人たちが気持ちイイだけで、聴き手にはなにも響いてこない。買う価値はゼロ。ロシアン・メタルは侮れない・・と思っていましたが、こんなのもいるのね。
おススメ度・・・★