哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

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METAL CHURCHの最高傑作は、誰が何と言おうと・・・

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80年代から活動するアメリカのヘヴィ・メタルバンド、

METAL CHURCHがこの8月に来日公演を行うとのこと

(8月24日・25日 川崎CLUB CITTA。)

 

長い歴史をもつバンドで、頻繁にメンバーチェンジがありながらも

その音楽性は徹頭徹尾ピュアなヘヴィ・メタル。

作品によってデキに多少のバラツキはあっても

常に日和ることなく硬派なメタルを貫いている印象で、

私が嫌いなはずがない素晴らしいバンド。

 

最新作「DAMNED IF YOU DO」もひたすら正統的メタルのスタイルを貫いていて、

ここ数作のイマイチさをふっとばすなかなかの快作でした。

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↑私は国内未発売のライヴ盤がついた「デラックス盤」を購入。すんごいオトクでおすすめ。

 

残念ながら来日公演は観に行けませんが、

この機会に彼らの作品を聴き直し、やっぱりイチバンはこれだなあ・・というアルバムについて。

デビュー当初、スラッシュ・メタルバンドのように扱われていたが・・・

彼らが1stアルバム「METAL CHURCH」を出したのが1984年。

同じころにMETALLICAやSLAYER、ANTHRAXやEXODUSなど

いわゆるスラッシュ・メタルのバンドが続々と登場してきていて、

日本ではMETAL CHURCHもそれらのバンドといっしょくたに

まるでスラッシュ・メタルのバンドのように紹介されていた記憶があります。

 

しかし実際のサウンドはそれら一連のスラッシュバンドたちとは完全に一線を画していました。

実は私も雑誌のいいかげんな情報に惑わされ

デビュー作「METAL CHURCH」をゴリゴリのスラッシュ・メタルを期待して聴いた。

聴いてみると、たしかにスラッシュっぽい曲やリフもあるにはあったけれども、

歌メロをきちんと聴かせるヘヴィ・メタル。

とてつもなくヘヴィでラウドではあっても少なくとも「スラッシュ」ではなかった。

まあ、当時は「それまでにないエクストリームなサウンド」であれば

なんでもかんでも「スラッシュ」としてキワモノ扱いされてしまう時代でしたからしょうがなかったのかも。

 

で、そのデビュー作「METAL CHURCH」こそが、私が彼らの作品のなかでイチバンだと思っているアルバム。

4作目まではどれも大傑作だが・・・

METAL CHURCHはこれまでに12枚のスタジオ・アルバムを発表。

先述のようにどれも硬派なメタルなので

メタル好きなら全部買え・・という話なのですが、

個人的に「必聴!」とおススメするのは4作目まで

(「METAL CHURCH」「THE DARK」「BLESSING IN DISGUISE」「THE HUMAN FACTOR」)

ということになりますかね。

 

この4枚はどれも素晴らしいのでおいおい記事にしてみたいと思っていましたが、

なにはなくともコレ、というのを選ぶとすれば・・・

デビュー作「METAL CHURCH」となります。

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私がこの作品を聴いたのは高校にあがったくらいのときで、

「スラッシュ・メタル」と評されていたからそれを期待して聴いたのですが、

その期待はいい意味で裏切られました。

1曲目「Beyond The Black」のおどろおどろしいイントロを聴き、

オっ、このあとに超スピードのスラッシュが爆走するのかな・・・と期待したらそうではなかった。

しかし・・・その圧倒的なヘヴィさ、ダークさにぶちのめされた。

曲は速くなくても、そこらのスラッシュバンドが裸足で逃げ出しそうな貫禄。

ブラストビートの上でデス声で絶叫すればカッコいいと思ってる凡百のバンドの人たちはこれを聴いて勉強するべきだ。

↑こちらは先に貼った最新作のデラックス盤に入ってるライヴ。オリジナル盤のヴォーカルは2作目まで在籍していたデヴィッド・ウェイン(故人)で、ここで歌っているマイク・ハウではないですが、どちらの声もカッコいい。

 

2曲目の「Metal Church」もホラー映画に使われていそうなおどろおどろしくヘヴィな曲。

それに続く「Merciless Onslaught」はスラッシュメタル然としたスピードの曲だったり、

「Gods Of Wrath」はバラード調だったりしますが、

どの曲も徹底的に重く、そして暗い。

 

このおどろおどろしいまでのダークさは作を重ねるにつれどんどん薄まっていきました。

その意味においても私はこの作品が最も好き。

「Highway Star」のカバーは・・

このアルバムには誰でも知ってるDEEP PURPLEの名曲「Highway Star」のカバーが収録されていて、

当時はそればかりが話題になっていた感がありました。

しかしはっきりいってそんなものはただのオマケ。

デヴィッド・ウェインの歌唱は凄いし、カッコいいアレンジではあったけれども、

私は「こんなカバーいらねえよ」と思っていた。

 

それでセールスが上がるならバンドとしてはやらざるを得ないのかもしれませんが、

バンドのカラーに合わない曲をやったりとか

自分たちなりのカッコいいアレンジをする実力がなかったりすると

逆に本編の価値を下げちゃうこともあると思うんですよね。

 

このアルバムを語るとき「Highway Star」のカバーのことばかりに注目していた人も多くて

私はウンザリしていました。

こうなっちゃうと有名曲のカバーを入れるのも善し悪しだなあ、と思うのです。

本編が死ぬほどカッコいいのに。カバーなんぞどうでもいいよ。

 

つくってる側はカバー曲でファンが喜ぶと思っているのかな。

私なんかはカバー曲で「うおお・・こりゃあ凄いアレンジだ!」と唸るようなことはめったにないんですけどね。

いつだったかSEPULTURAが「ウルトラセブンのうた」をカバーしてアルバムに入れたことがあって、

レーベルはなにかとそれを宣伝文句にしていましたが、

ウリにするのはそこじゃないでしょ、という話。

実際、シャレとして聴くんならいいけどべつにいらねえよ、というくらいのものだったし。

私などは安易なカバーが入ってると

「いいデキのオリジナル曲がほかになかったんだろ」と勘ぐってしまう。

 

それはともかく、

METAL CHURCHの作品にこれから触れていきたい、という方には

まずはデビュー作「METAL CHURCH」をおススメしたい。

そのカッコよさにノックアウトされ、

ほんもののヘヴィ・メタルの凄味を徹底的に理解できること請け合いです。

そのほかのアルバムについてもいつか記事にしていきます。

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