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今週聴いたもの:2023年5月25日~5月31日

岸田首相の長男であり秘書官である男が、首相公邸で忘年会をひらき賓客を招く公的な場所で記念撮影したりしてたのがバレ、批判がたかまるなか首相は「これ以上かばうとマズイ」と判断、事実上の更迭という処分に(でもそれは6月1日付だって。やめさせるけどそれはボーナスもらってからね、ということか。心根があまりに卑しすぎる)。本人は退職金(1年とかしかやってねえ奴にそんなもんがなんで出るんだよ。民間ならあり得ない話)やボーナスは辞退する、とか言ってるらしいけど、どうせ「法的に辞退や返還はできない」とかいう話になるんだろうなあ。カネいりませんなんてのはしょせん「反省してます」というポーズにすぎない。しかも週刊誌が暴露した写真をみるとどこからどう見ても首相が言うような「親戚の集まり」ではなく「合コン」。「パッパの公邸で家のみするから来いよ」などというLINEが流出したりすれば面白いのに。文春はそれ持ってる?まさかあの集合写真を撮ったのは首相じゃないだろうな!

この岸田の長男(それにしても幼いツラしてる。30過ぎらしいが大学生くらいにしか見えない)、首相の外遊についていったときに公用車で観光したとかでも批判を浴びていましたね。その時点でクビにしなかった時点でどうかしてるけど、そもそも身内を税金から給料が出る秘書官にしちゃうこと自体がすでに「公私混同」で、秘書にしたいなら私設秘書にしとけっていう話。首相はここまでかばっておきながら今更「身内に甘いと思われたくない」とか、どんだけボケとしてるんだよ、としか言いようがない。ていうかムスコももう高校生とかじゃないんだから本人を表に引っ張りだして釈明させろ。それをやらないってことはしゃべらせるとますますマズイことになるだろうっていうくらいのボケナスってことなんでしょう。しかしそれをやらせないと今後も「なにかしくじってもパッパが守ってくれる」とかいうふうにならないか。ほとぼりが冷めたころに選挙に出てアホな選挙民が当選させちゃうんだろうなあ、と思うともう絶望感しか湧いてこない。国民に希望を与えるのではなく絶望を与える、それが岸田という首相であり自民党という詐欺団体。こんな奴らが動かしている国で子どもが増えたりするわけがない。いつまでこんなのに投票する気ですか?

自民党もマスコミもこれを長男自身の問題として片付けたいようですが、だまされてはいけませんよ。首相は「けじめのため」更迭したと話していましたが、首相自身もその「忘年会」にカオを出し挨拶までしていたそうじゃないか。そのときにこれは問題だという認識があれば「なにしてるんだ!」という話になったはずで、そうではなく首相自身も「公邸は俺の家なんだからムスコが忘年会やってハメはすしたっていいだろ。バレなきゃあ問題ない」と思っていたからスルーした。ならこれは首相自身、そして彼をアタマとしていただいている自民党の体質の問題であり、「けじめ」が必要なのは首相も同じ。・・・と誰でも考えるはずだが、大マスコミはそれが言えないときてる。新聞もテレビも、権力に物申す気がないならそんな仕事やめちまえよ。

だいたい首相公邸なんて無駄なもの、税金で維持するのがもったいないから売ってしまえ。議員宿舎があるだろ。マンションじゃあ警備がたいへん(首相公邸にあんなわけのわからんガキンチョどもが出入りできてるって時点で警備もへったくれもないけど)だとしても、質素でちいさな一戸建てで充分だろ。迎賓館ってものがあるんだから公邸に賓客を招く必要もない。首相の個人的な客は首相の私邸に呼べよ。それに公邸を嫌がって住まなかった奴もいっぱいいたんだろ。ムダの極致じゃないか。安倍も私邸に住んでたし、菅も野田も議員宿舎から通勤してたっていう話で、「警備が~」なんていうのはただのこじつけにすぎない。官僚も大物には「宿舎」というレベルではない「公邸」があるらしいが、そういったものは斜陽になった日本には似つかわしくないし、「身の丈を考えろ」という話。そんな無駄遣いばかりする無能の言うことをうのみにして「増税も仕方ないよね」と騙される国民が多いってのが日本の致命的な問題。岸田親子のバカっぷりをこれだけ見せられてもこの政権を支持するっていう国民が半数もいるってんだから、まさに日本は終わってる。

首相官邸HP

JADRANKA「VJERUJEM」

旧ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)の国民的歌手、故ヤドランカ・ストヤコビッチの、日本語で歌唱した曲をおさめたアルバム。1994年作。

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その名前は承知していましたがあまり聴くジャンルではないのでアルバムを聴くのは初めて。2016年に残念ながらお亡くなりに。

なので細かいことは知らないけれど、このアルバムは日本語での歌唱。母国の内戦のため長らく日本にとどまって活動していた、ということで日本語はまったく自然。外国人がムリして日本語で歌ってる感はない。

ジャケ写真でも持ってる民族楽器「サズ」による弾き語りなのかな、と思ったらそうではなかった。シンセも使ったふつうに現代的なサウンド。そこに五輪真弓みたいな静かでやさしい、包容力を感じさせる声がかぶさってくる。哀しみをただよわせながらも、なにか大きなものに抱かれているような安心感を感じる歌声。

その五輪真弓の「恋人よ」とか、谷村新司の「昴」などのカバーも収録されているので、東側の音楽のことを全然知らない私のような人間でもフォークアルバムとしてふつうに楽しめる。「昴」では琴(っぽい)の音を入れたりして、そういった独自のアレンジがいろいろあって面白い。

「あなたはどこに」は1984年サラエボオリンピックのテーマ曲となった代表曲。下に貼ったのは母国語版。このアルバムには日本語で収録。

日本語版もいいけど、もともと母国語で書かれた曲はやっぱりオリジナルのほうがいいかも。

個人的にいちばん気に入ったのは2曲目「アラベスク」。それ以外のどの曲もキャッチーで聴きごたえがあるし、東側の人の音楽はやっぱり侮れない。日本語ではなくオリジナルのほうも機会があればぜひ聴いてみたい。

おススメ度・・・★★★★

STALLION「RISE AND RIDE」

今週のオールドスクール!ドイツのヘヴィ・メタルバンド、STALLIONの1st。2014年作。

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なぜか聴く機会がなかったバンド。国内盤の帯には「正統派スピード・メタル」って書いてあるし、ジャケ絵もいかにも80年代B級メタルみたいな雰囲気で、期待して聴きました!

基本はオールドスクールなヘヴィ・メタル。しかし4曲目なんかはまるっきりスラッシュだったり、初期のころのENFORCERあたりが好きな人なら絶対に刺さるサウンド。勇壮かつキャッチーなリフと歌メロ満載で、これこれ、こういうのでいいんだよ!という感じ。DEF LEPPARDのジョー・エリオットみたいなハイトーンは聴いててちょっと疲れるけれど、歌メロが魅力的だからとくに問題に感じない。これだからメタルはやめられねえんだ!と快哉を叫びたくなる快作!

おススメ度・・・★★★★

CONTRARIAN「THEIR WORM NEVER DIES」

USのテクニカル・デスメタルバンド、CONTRARIANの4作目。2019年作。

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テクニカルなんちゃらということで、そういうのが嫌いな私としてはその時点であまり期待しないんですが、とりあえず聴いてみなくてはわからない。ひょっとしてDEATHみたいにカッコいいかもしれない・・・・

聴いてみたらまるっきりDEATH。90年代のDEATHのサウンドに現代的なテイストを加えたといったところか。そのへんの匙加減はなかなか悪くないんだけど、DEATHと決定的に違うのはやっぱりリフにしろヴォーカルラインにしろ、キャッチーなところがあるかどうかというところだと思うなあ。DEATHは最初から最後までそこがしっかりしていたからこそレジェンドになったわけで、思いつきのリフにテキトーに叫ぶデス声を乗っけてみたところでそれを超えることはできない。通して聴き終わって、思い出せるような曲が全然ないんだもん。

おススメ度・・・★★★

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