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今週聴いたもの:2023年3月23日~3月29日

テレビの情報番組などではいまだに野球、WBCの話題やってて「いつまでやるの?」とウンザリしているのは私だけではないでしょう。

まあワイドショーなんかいつも真面目に見ているわけではないから別にどうでもいいんですけど、報道機関として今やるべきことはほかにたくさんある、とは考えないんだろうか。

高市の放送法の問題や、それを追及していたはずの立民の小西のテレビ局に対する脅し発言。東京五輪の件で起訴されたくせに札幌五輪でもまた国民の血税から儲けを掠め取ろうとしている電通や絶対に関与しているのは間違いないのに知らん顔している政治家たちの問題とか、「次元の異なる少子化対策」とか言いながら、「これのどこが異次元?」としか言いようがないゴミみたいな対策しか打ち出せない岸田や小倉の無能っぷりなど、追及しなきゃならないことはいくらでもあるのに。権力を監視するのがメディアの最大の義務であるはずだが、日本にはそういう概念は存在しないらしい。

ダルビッシュ有選手はWBC優勝の2日後くらいには「もう忘れた」(忘れて次のことに全力で当たるという意味)と言っていましたが、それでもマスコミが「WBC!MLB!大谷翔平!村神様!」と騒ぐのをやめないのは、やっぱり高市みたいなのから「WBC良かったね~って騒いどけ!そうすれば国民は自民党に不都合なことは忘れて支持率が上がるんだよ!」と圧力をかけられているんだろうか。電通のデの字も言わないのも電通に忖度してのことなのか。

今は野球を一生懸命盛り上げたほうがテレビは数字が取れるんだろうし、そうでなくなるかもっと数字が取れる話題や事件が起こればそっちをやるんでしょうが、一刻も早く消滅させなければ日本が滅ぼされるっていうくらいの無能詐欺集団・自民党が政権をもっているという国家的危機を脱するためにはどうすべきか、っていうのが今の日本の最優先課題。政権に忖度してる場合じゃないよ。とにかくやるべきことをちゃんとやってほしい。

谷村新司「バサラ」

フォークグループ「アリス」や、数々の名曲を生み出した作曲家としても著名すぎるほど著名なシンガーソングライター、谷村新司の1993年のアルバム。

Amazon.co.jp バサラ

たまたま機会があって聴きなおしたんですけど、これは当時から好きで聴きまくったアルバム。

トップに入ってるのは「階ーきざはしー」。1993年のNHK大河ドラマ「琉球の風」のオープニング曲。これが猛烈にカッコよくて買い求めた記憶が。

ドラマは見てないからわかんないけど、NHKの大河ドラマが歌入りのポップスってのは非常にレア。しかしこの勇壮かつ哀愁のただようメロディと歌唱、昨今のNHKの朝ドラとかの主題歌の女々しいヘニャヘニャさ加減とは雲泥の差。この当時にはNHKにもちゃんとした耳をもったテレビマンがいたんだろうなあ。

収録曲のうち4曲は谷村以外の人の作曲だけど、全曲が硬派でキャッチーな曲で埋め尽くされている、素晴らしいアルバム。最後には「24時間テレビ」で有名な「サライ」の谷村ソロバージョンが。この曲は若大将の歌唱が最高なのでまずはそっちを聴くべきと思うんですけど、オリジナルとは少し違うアレンジになっているのでこっちのバージョンも必聴。

おススメ度・・・★★★★☆

DESTROYING DIVINITY「DARK FUTURE」

チェコのデスメタルバンド、DESTROYING DIVINITYの3作目。2010年作。

Amazon.co.jp Dark Future

激烈ブラストと重量級の超速リフをバックに下水道ボイスがゴボゴボいうブルータル・デス。ギターソロなんかを聴くとSAFFOCATIONあたりに近いかな、という印象を受ける。

この手のバンドはたいがい全部同じ曲になってしまうので、その同じような曲が「その轟音に身を任せているだけで快感」となるか、もしくはそのなかでいかにして耳に残るフックを生み出せてるかが勝負になると思うんですけど、そこへ行くとこのバンド、なかなか悪くない。ただひたすらブラストして攻めるんじゃなくて、絶望のメロディをスローにひとしきり聴かせてから突っ走ってみたりとか、効果的に緩急がつけられている感じで、最後まで聴ける。

最後まで聴いたらその暑苦しさ、圧迫感にグッタリさせられちゃう。そういう心地よい疲労感をくれるのが良質なデスメタルというもので、このバンドはそのレベルまで行ってる。買ってもソンはないでしょう。ちょっと曲の終わり方が乱暴で中途半端なところはイマイチ。

おススメ度・・・★★★☆

BURIAL REMAINS「TRINITY OF DECEPTION」

オランダのデスメタルバンド、BURIAL REMAINSの1st。2019年作。

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1曲目を数秒聴いて「ENTOMBEDみたい」と思いましたが、まさに90年代初頭のころのそのへんのバンドを彷彿とさせるオールドスクールなサウンド!今で言えばデスラッシュという形容になるか。

おお~カッコいいじゃないか。絶望的に歪みきったギターで刻まれる暗黒のリフも快感だし、直球で突っ走るスラッシュ・ビートが心を揺さぶってくれる。曲はみんな短いけどそのなかに聴かせるパートを入れ込むことも忘れてない。オールドスクールなデスが好きな人は必聴かも。2作目も出てるみたいなので聴いてみることにしましょう。

おススメ度・・・★★★☆

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