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今週聴いたもの:2023年3月2日~3月8日

当選以来一度も登院してないという参院議員・ガーシー氏、いちどは「帰国して国会で謝罪する」と言ったものの結局撤回、謝罪は「動画で」となり、当然それを認めない参院は彼を「除名」つまり国会議員の資格をはく奪する処分にする流れになっているようです。

ガーシー氏を擁護するつもりはありませんが、国民の目線からはとても「正当な理由」とは思えない事情で国会を長いこと欠席した奴なんか今までにいくらでもいましたよね。都合が悪くなるとすぐに睡眠障害だのと仮病を使って姿を消す。そして国民が忘れたころにシレっと出てきて、国民に謝罪のひとつもない。パパ活がバレて長いこと隠れてた吉川なんたらは議場で謝罪させたか? 自民党の御用新聞読売は社説で「ここまで国会議員の職責が軽んじられたことがあっただろうか」とか書いてましたが、いやいやいや、自民党の奴らだって同じようなことさんざんやってきただろ。そのときにちゃんと「国会を軽んじている」って批判したか?

既存の政治家がそんなバカばっかりなことに嫌気がさした一部の国民がNHK党(また改名するらしいですよ。「政治家女子48党」だって。爆笑しちゃった。けしからん、もっとやれ!)に投票したわけでしょう。自民党の詐欺師どもを見ていると、アメリカでなぜトランプみたいなのが大統領になっちゃったのかがわかる気がしてきます。日本にもああいうことが起きたほうがいいのかもしれない。既存の政治家が無能(無能なだけならまだしも平気でウソをつくしねえ)だからガーシー氏みたいな議員が生まれたわけで、責任は自分たち国会議員自身にあるということに気がつかないっていう時点でもう日本の国会は終わってる。自民党の総裁をやった福田なんたらは「私はねえ、自分を客観的にみることができるんです。あなたとは違うんです」という勘違いも甚だしい迷セリフを残しましたが、自分たちが国民からどう見えてるか、そんなことを「客観的に」考えることもしないしできないんだろうなあ。

だいたい、ガーシー氏に対して「国会の権威、品位を貶めた」とかぬかしているけれども、自民党の親玉を長年やった安倍なんかはその国会で大ウソつきまくって、いつもヘラヘラニヤニヤふざけていただろ。今も高市が放送法にかかわる総務省の内部文書について誰がどう聞いてもデタラメ、言い逃れ、ウソとわかる答弁をしているのを見ましたが、こういう議員たちこそ除名に値するし、権威だの品位だのを貶めているのは自民党の奴ら全員だろ。安倍みたいな奴のウソデタラメを全部肯定していたんだから。自民党の奴らが「品位」「権威」とかぬかして他人を批判するのは、大相撲に数々の汚点を残した史上最悪のブラック横綱・白鵬が「横綱の品格」「横綱の責任」とかエラそうに言うようなもの。見ているとこっちが恥ずかしくなって吐き気がしてくる。これほど不快な団体は日本中探してもほかにない。

そもそも、国会議員が国会議員を除名することができるのに、選挙民が国会議員を除名することが(選挙で落とすこと以外は)できないってのが納得いきませんね。参院議員なんか任期6年ですよ6年。カス議員が当選したとたんに詐欺まがいのことをやりだしたとしても、我々選挙民は選挙まで指をくわえてみているしかない。国会議員が国民の代表としてきちんと機能していれば、まともな国会議員が詐欺師議員を除名、っていうシステムがうまくいくでしょうが、いまの国会議員はどいつもこいつも自分の権力とカネを守ることしか考えてない無能ばかり。自浄作用という概念はないわけだから、やはり国民が国会議員を直接罷免できるシステムが必要では。でもそんな法律を国会議員が作るわけないしねえ、だから国民は政治に絶望してますます少子化がすすみ日本は滅びようとしているわけだ。もうほんとうに日本は終わってる。優秀な若い人たちはどんどん日本を出ていき、ますます日本は斜陽になっていくでしょう。

葵かを里「吉野千本桜」

日本舞踊を舞いながら歌う独自スタイルを貫く演歌歌手、葵かを里の新曲。

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タイプAは4曲入りCD。タイプBは2曲入りCDとMVと舞踊Vを収録したDVD。DVDは見ないので私はタイプAを購入。

↑相変わらずの優雅な雰囲気をただよわせる哀愁曲。いつもとまったく同じ。悪い言い方をすれば「いつも全部同じような曲」ってことになるんですけど、それがカッコよかったり魅力的だったり、ファンがそれを求めているのであれば逆に「いつも同じなのが嬉しい」「ブレなくてステキ」となる。葵かを里の場合ももちろんそうで、これはもう圧倒的に完成された個性、もはや「様式美」という域に達している。時代劇「暴れん坊将軍」で「余の顔見忘れたか?」→「う、上様!?」→「上様の名をかたる痴れモノじゃ!斬れ!」→「成敗!」っていう流れがもしなかったらファンはガッカリするのと同じように、葵かを里の楽曲もこの様式に則ってやってくれないとファンは嬉しくないでしょう。少なくとも私はそう。この世界観にハマってしまえば多少のことはもうどうでもよくなる。

おススメ度・・・★★★★

LUCIFERION「DEMONICATION(THE MANIFEST)」

DARK TRANQILLTYのメンバーなどが参加していたスウェーデンのブラック/スラッシュメタルバンド、LUCIFERIONの1st。1995年作。

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長~いイントロを終わって飛び出してきたサウンドは、スラッシュ・メタルをベースにブラック/デス風味が絶妙に混ぜ込まれたサウンド。同時期のDEICIDEもしくはDEATHあたりを彷彿とさせる。6曲目「The Manifest」はDEICIDEのカバーかと思ったし、押しまくるリフでひとしきり突っ走ってからスローダウンして聴かせるパートを挿入するところなんかはまるっきりDEATHみたい。しかしそのメロディは北欧っぽくもないし、その意味では「このバンドならでは!」というところはないかなあ。

 

しかし演奏の安定感はスゴイし、同じような曲ばかりであっても最後まで聴けちゃうだけのクオリティはある。そのリフやメロディに耳に残るキャッチーなフックがあればDEICIDEやDEATHらの一流どころと比肩するレベルになるわけですが、そこまではいかないかなあ。これを出して解散、復活してもう1枚出したらしいのでそっちも探してみましょう。それだけの価値はありそう!

おススメ度・・・★★★☆

MANIAC BUTCHER「KRVESTREB」

チェコのプリミティヴ・ブラックメタルバンド、MANIAC BUTCHERの3rdフル。1997年作。

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その筋のマニアには有名なベテランバンド。私は名前しか知らなくて今回初めて聴きました。既視感のあるジャケ写真からして、邪悪さには期待できそうだけどクオリティは低そうだなあ、というあきらめの気持ちを持って聴いてみました。

まあ曲は全部同じ。このテのバンドの作品を聴くといつも思うけど、メンバーはよく曲を覚えられるもんだ。

しかしさっきも書いたように、「全部同じ」だからといってそれが悪いかっていうとそうとは限らない。常人にはまったく理解しがたいだろうし、私でさえも曲の区別はつかないけれども、その世界観にハマってしまえばそのサウンドに包み込まれているだけで快感になる。そういう言葉に表現しがたい独自性や中毒性をつくりあげることができるかどうかが、ほとんどメロディのないこのテのブラックメタルバンドの一流と二流以下の差となる。このバンドはこの作品を聴く限りでは一流とはいいがたいけれど、最後まで聴けるしほかの作品も聴いてみたいという気持ちになるくらいの中毒性をもっている。こういうのが好きで好きでしかたがないという変態マニアの気持ちもわかる!

おススメ度・・・★★★☆

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