自民党の薗浦健太郎衆院議員が政治資金収支報告書の過少記載疑惑で議員辞職に追い込まれた問題。
あれえ~たしか岸田も選挙費用収支報告書だか政治資金収支報告書だかに不記載があったりとか領収書に不備があったりとかが発覚したんじゃなかったっけ。そっちもどう考えてもわざとしか思えないのに「間違えました」で済んで、かたや薗浦は議員辞職するのか。薗浦のほうは秘書が「わざとやりました」って認めてるそうだからごまかせなかったってことなのか。「間違えたみたいです~」「覚えてないんですよねえ~」「睡眠障害なんで休みま~す」でごまかす奴は生き残って、正直に認めちゃった奴は消されるのか。みんなおかしいと思わないの?
薗浦はどうせ辞職する(離党もする意向の模様)んなら「こんなことは総裁もあいつもあいつも、自民党の議員はみんなやってます」って道連れにするくらいの漢気を見せろよ。彼の著書に「ブラック企業は国賊だ」っていうのがあるらしいが、これを機に「自民党は国賊だ」っていう暴露本でも書けば爆売れするだろ。それやっちゃうと「国民が忘れたころにシレっと復党」ができなくなっちゃうからやらないか。自民党はほんと情けない奴ばっかりだな。
どっちにしろ薗浦が辞職するんなら岸田の責任も追及されなきゃおかしいし、総裁も下っ端もこんなことばかりやってるってことは、いつも言うようにこれは議員個人の問題ではなく自民党の体質の問題であるってことは明らか。どいつもこいつも嘘つき、カネと権力の亡者ばかり。それでもまだこいつらを支持するのですか?
STINGRAY「RAIN」
日本のハード・ロックバンド、STINGRAYの1st。1985年作。
1985年ころ私は高校に入ったばかりのときでカネがなく、貸レコード店で1枚のレコードを借りるにも熟考を重ねなければならなかった。するとやっぱり、メタル初心者としてはまずは海外のバンドの「名盤」と言われるものを借りるのを優先することになり、こういったいわゆる「ジャパメタ」は後回しになって、このSTINGRAYのアルバムも結局聴くことなく終わったので、聴いたのは今回が初めて。
80年代ジャパメタの独特の雰囲気に浸るのを楽しみにしながらCDをプレイしますと、聴こえてきたのはハイトーン・ヴォーカルがキャッチーな歌メロを聴かせる、今で言うところのメロディアス・ハード。
「September Magic」なんかはメタルらしいスピードとアグレッションがあるものの、同時期にデビューしたANTHEMなどと比較するとメタルらしさは希薄。もし当時聴いていたら「つまらん」と放っていたかも。なにしろ当時は「もっと速くてウルさい曲が聴きてえ」と思っていましたから。
しかし今聴くと、楽曲の充実度はものすごいものがあって「おお~カッコいい」とテンションが上っちゃう。「都会の肖像」なんか男の哀愁みたいなものが溢れまくりで最高じゃないの。当時の「洋楽」っぽい雰囲気の「Rising」や、ドラマの主題歌っぽい「Rain」もキャッチーなフレーズが印象的だし、自己主張は薄めながらギターソロもいちいちカッコいい。このアルバムなんで大ヒットにならなかったのかなあ。
メロディアスハードが好き、歌謡曲っぽいカラーも嫌いじゃない、という人なら絶対に聴くべき快作。音質はイマサンくらいだけどそんなことどうでもいいんですよ!
おススメ度・・・★★★★
VÖRGUS「HELLFUELED SATANIC ACTION」
スウェーデンのスラッシュ・メタルバンド、VÖRGUSの1st。2009年作。
Amazon.co.jp Hellfueled Satanic Action
これがデビュー作だけど90年代から活動するベテランらしい。今も活動している?
あまり期待せずに聴いたら、SODOMもしくは初期CELTIC FROSTなんかを彷彿とさせる、ストレートなオールドスクールスラッシュ・メタルで嬉しくなっちゃった。
パワー・コードをブンブン鳴らすギターに吐き捨てるヴォーカルがのって疾走するサウンド。まあ曲自体はそんなに練られてる印象はなくて、全部同じ曲だと言われれば「そうだね」と言うしかないかも。
でもこういうバンドはそれでイイんだなあ。なにも考えずにヘドバンしてキモチよくなるためだけのメタル。それのなにがいけないの? ウルサくて真っ正直なメタルが好きで好きでしかたがない、という人にはぜひおススメしたい。
おススメ度・・・★★★
TRITON ENIGMA「BLACK LIES」
スウェーデンのデスメタルバンド、TRITON ENIGMAの1st。2008年作。これしか出してない?
サウンドはいわゆるメロディック・デスメタルで、まるで90年代のメロデスみたいな曲が多い。サウンドはそれよりも圧倒的にモダンでヘヴィだけど、なかなかカッコいい。
とってつけたような展開の曲も多いものの、メロディック・デスとしては高品質と言えるかも。しかしいつも言うけど、ただ喚き散らすだけでなんの工夫もないヴォーカルがなあ・・・。そこにキャッチーなフックがあれば印象は全然違うものになるのに。惜しい。
おススメ度・・・★★★☆