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今週聴いたもの:2022年2月17日~2月23日

さる2月20日、歌手・俳優の西郷輝彦さんが前立腺がんでお亡くなりに。ご冥福をお祈りいたします。

橋幸夫、舟木一夫とともに「御三家」と呼ばれた元祖アイドル的存在。お年を召してもそのカッコよさ、歌声の魅力はかわることはなかったですね。

アイドル時代については私は世代的にリアルタイムでは体験しておらず、歌は「星のフラメンコ」くらいしか知らないのですが、俳優としてのカッコよさにはテレビの前でいつもシビレていました。時代劇が好きな身としてはやっぱりちょんまげ姿が印象深い。

「江戸を斬る」での金さんは、ほかのドラマも含めあらゆる「金さん」のなかでもダントツにカッコよかった。テーマ曲「ねがい」の雄々しくも哀しみあふれる歌唱も胸にジーンと迫る名演、名曲でしたねえ。

有名な「独眼竜政宗」での片倉小十郎役も印象深いし、「闇を斬る!大江戸犯科帳」の小笠原能登守もその堅物っぷりが似合っててステキすぎた。惜しすぎる。

前立腺がんっていうのはがんの中でもわりと死亡リスクは低いほうと認識していましたが・・・はやく見つけないとやはり怖い病気なんですね。その歌や演技に感動させられた人の訃報はいつ聞いても悲しい。

GUERRA TOTAL「EL ARMAGEDON CONTINUA」

コロンビアのブラック・メタルバンド、GUERRA TOTALの2013年作。2作目?ちょっとよくわからない。

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南米産メタルときくと無条件で買っちゃうのは私のかなしいサガ。どうせクソみたいなC級作品なんだろ・・とまったく期待せずに聴いてみたら・・・

いやいや、サウンドプロダクションはヒドイもんだけど、全然悪くない。HELLHAMMARみたいなギターの音色とヴォーカルはブラック・メタルっぽいけど、スピード感やリフのつくりはどっちかっていうとスラッシュ・メタル。 そして、たま~に聴かせるメロディアスなギターソロ(ハードコアパンクだったころのGASTUNKを彷彿とさせる!)がいいアクセントになっている曲もある。

このテの音楽を知らない人には全部同じに聴こえるでしょうけどね、これはほかの作品も聴いてみたい。コロンビアなんていう政情不安定なところでバンド活動するのはたいへんなんだろうなあ。頑張ってほしい!

おススメ度・・・★★★☆

THORIUM「BRASPHEMY AWAKES」

デンマークのデスメタルバンド、THORIUMの4作目。2019年作。

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予備知識なしで聴いたんですが、そんなについ最近出た作品だとは思わなかった、っていうくらい、ちょっと古い感じのメロディック・デスメタル。

サウンドそのものはわりとモダンだけど、曲は一昔前のAT THE GATESあたりのメロデス、もしくはDEICIDEなどを思い起こさせる。

ヴォーカルのデス声には迫力があってキャッチーなところもあるのもイイし(歌詞がちゃんと聞き取れる)、一つ覚えのようにブラストしたりする単細胞さも感じられないし、これはハイクオリティなデスメタルと言っていいでしょう。ギターソロ聴いてるとギタリストはけっこう叙情派みたいで、もっともっとメロディックに攻めてくれても良かったかな。

おススメ度・・・★★★★

DELIGHT「BREAKING GROUND」

ポーランドのゴシック・メタル、DELIGHTの6作目?2007年。これがラスト作?

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女性ヴォーカルを擁する6人組。美しい女性ヴォーカルがひとしきり歌ったら男のデス声が炸裂するパターンのバンドかと思ったら違った。あくまでも歌メロが主役の、シンプルな曲をやってます。

↑イントロでは不安になりつつも歌メロはけっこう魅力的な1曲目ではちょっと引き込まれた。ひょっとしてすごくいい作品なの?と期待しちゃったんですが、アルバム1枚とおして聴くとちょっと印象薄いかなあ。どの曲も同じような感じだなあ、と感じられちゃう平板さ。悪くはないんですけどね、曲のバラエティが少なくて変化に乏しいので、もっと胸に突き刺さるような哀メロがいっぱいあったりしないとキツイ。

おススメ度・・・★★★

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