哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

演歌とメタルをとおして、人生の理不尽さをみつめるブログ。

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今週聴いたもの:2021年11月18日~11月24日

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福岡拘置所に収監中の死刑囚が、「償いのため」の絵を描くための色鉛筆の使用を不許可にされ「表現の自由を侵された」として国を提訴しているそうですね。絵を売ったおカネを被害者遺族に送っているらしい。

「贖罪の絵」描く色鉛筆使わせて 死刑囚の訴え

この問題はいろいろおかしい。彼は死刑確定からすでに7年も経っているんですよ。死刑の執行は確定後6か月以内にやらなければならないというふうに刑法で決まっているのにもかかわらず。つまり法務大臣が法に従って6か月以内に死刑執行命令をドンドン出していれば、やれ絵を描くだの償いだのというヒマは死刑囚にはありえないはずなのです。これは結局、政治家や役人がまともに仕事してないからこんな問題が持ち上がるんだろ、ちゃんと仕事しろ、ということでしょう。死刑制度を支持する国民はこのお上の不作為こそを問題にするべきで、法務大臣はサボってねえでドンドコ死刑執行しろ!と言わなければならない。そもそも死刑執行までの期間が人によって全然違うっていうのは法の下の平等に反するはず。執行する時期や人選だってほとんどが時の政権の都合で決まりますしね。なにからなにまで徹底的におかしいのが日本の死刑制度。法の規定と実際の運用があまりにかけ離れているのは、とどのつまり制度自体にムリがありすぎるということであり、制度を見直すか運用をきちんとするか、どちらもできないんなら死刑そのものを廃止すべきだ。

ともかく現状では、法務大臣はその職に就いたのならどんどん執行命令を出せ、執行をしたくないのなら法務大臣を辞めるか死刑廃止のために働け、という話。死刑廃止を叫んだところで票にならないから、廃止に動くような立派な大臣は日本には永遠に現れないでしょうけどね。

死刑囚には本来「償い」のための時間はないはずだし、そもそも死刑囚に「償い」などする必要はないでしょう。だって「死んで償え」ということですからね。「反省」を求めるのも間違っている。どうせ殺される、とわかっている人間が反省なんかするわけない。お前みたいなやつは生きててもしょうがないよ、だから死ね!というのと同時に「反省しろ」っていうのは徹底的に矛盾している。反省しても仕方ないから死ね!っていうのが死刑なんだから。反省しろ!償いをしろ!と言うのならなおさら死刑は廃止しなくてはならない。

しかし、死ぬこと以外の「反省」「償い」に意味があるかどうかは別としても、色鉛筆の使用うんぬんは、禁止することはどう考えてもおかしいですね。「死んで償う」のが死刑囚、つまり吊るされて死ぬこと自体が刑罰なのだから、死ぬまでのあいだの自由を奪うのはほんとうはおかしいのです。「無期禁錮+死刑」という刑じゃないですからね。逃亡や自殺を防ぐために拘置所に入れておいてるだけなんだから、拘置所の中では絵を描こうが音楽を聴こうが家族と会おうが酒飲もうが自由にしなくてはおかしい。懲役や禁錮の受刑者であれば、自由を奪うっていうのが刑罰なんだから、「色鉛筆?ダメ」で済ませてもいいが、死刑囚の拘置所内での処遇は少なくとも未決囚と同じくらいの自由度にされるべきでしょう。

いずれにしろ色鉛筆ごときを禁止するっていうのは結局は徹底的に拘置所側の都合だけ。自殺防止という仕事を増やしたくないというだけでしょう。とっとと執行しないのなら色鉛筆くらい与えてしかるべき。

ALTAR OF OBLIVION「GRAND GESTURE OF DEFIANCE」

先日も記事にしてそのカッコよさをベタ褒めした、→今週聴いたもの:2021年11月4日~11月10日

デンマークのエピック・ドゥームメタル、ALTAR OF OBLIVIONの2ndフル。6曲しかないけどフルレンスという位置づけらしいです。

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YOU TUBEにはオフィシャル動画がなかったのでここに貼りませんが、これまたCANDLEMASSあたりを彷彿とさせる高品質のドゥーム・メタル!

CANDLEMASSと違うのはやはりヴォーカルのヘタさ加減なんですけどね、そんな些末なことをなんだかんだ言ってはいけない。なにしろ曲がツボを心得ている。始終どんよりとすすむ曲のなかに、ハッとさせられる哀メロを不意にぶちこんでくるところがこのバンドの必殺技らしく、それがまあとにかくカッコいい。ライヴでは感動的なシンガロングが沸き起こりそうな2曲目なんかもう最高ですよ。こんな素晴らしいバンドの作品の国内盤が出てないとは・・・。

ほかの作品のCDはだいぶ入手が困難みたいですが配信なら買えるようです。配信で音楽を買うっていうことはほとんどしない私でも、このバンドはそれでも我慢してなにがなんでも聴いておかないと気が済まないなあ。とにかく素晴らしいバンド!調べてみると2022年に新作を出す予定らしいので絶対に買わなくては。

おススメ度・・・★★★★☆

DREAMTALE「EPSILON」

フィンランドのメロディック・スピードメタルバンド、DREAMTALEの5枚目のアルバム。2011年作。

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同じような名前のバンドがいっぱいいるのでよくわからないけど、このバンドの作品は聴いたことがあったようななかったような。しかもしょっちゅうメンバーチェンジしてるらしいのでよくわからない。

聴いてみますと、クッサ~!と恥ずかしさに身をよじりたくなるクサメロの洪水。いやまあ、好きな人にはそれがイイんであって、私もそのなかのひとり。HELLOWEEN系のサウンドが好きなら文句なく気持ちよく聴けるでしょうね。2曲目はHELLOWEENの「Future World」みたい。

ヴォーカリストの実力がイマイチ(ヘタではないけど、表情豊かな歌ではない)で、そのせいでアルバム1枚通して聴くとちょっと平板な印象になる気がしますけど、ポジティヴな気持ちになれるさわやかなメタルアルバム。

おススメ度・・・★★★☆

LOST SOCIETY「TERROR HUNGRY」

フィンランドのスラッシュ・メタルバンド、LOST SOCIETYの2ndアルバム。2014年作。

 

Amazon.co.jp テラー・ハングリー

このバンドは記事にしたことなかったっけ。やたら評判の良かった1stアルバムを聴いて「つまらん」と思ったのは覚えています。曲は全然覚えてないけど。

この2ndも1stと同様、シンプルな爆走チューンが満載。とにかく速い・・・んですが、曲は軽いなあ。若者が酒飲みながら演奏して楽しんでる感じ。アメリカあたりのメタルコアを聴いて「軽い」と感じるのと同じような感覚に陥る。まったく北欧っぽさはない。

クールなリフもあるにはあるけれど、まあだいたい同じような曲ばっかり。少しでいいから、どうすればキャッチーになるかを意識してほしいなあ。まあそういう方向は目指していないんだろうな。ひたすら突っ走る脳筋スラッシュ・メタルはもちろん好きだけれども、こういうのじゃないんだよなあ。

おススメ度・・・★★

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