公職選挙法の買収の罪に問われていた河井克行元法務大臣に、東京地裁が懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
まあその立場と悪質さを考えれば実刑なんて当たり前。ていうかたったの3年?仮にも法務大臣だった人間がカネで選挙を左右しようとした、驚天動地の事件なのに。10年でも少ないくらいだろ。国民はみんな怒らなきゃダメ。日本人は権力者の犯罪に鈍感すぎる。だから自民党のようなウソツキ集団が君臨していられるんだよなあ。
こういう人はたとえ実刑になったとしても、模範囚や初犯の受刑者が送られる刑務所に入れられることが多いらしいけれども、いやいや、仮にも法務大臣が、っていう悪質さを考えるなら、府中や横浜などの累犯刑務所の雑居房にぶち込んで、「こいつは法務大臣だったんだぜ」ということを全受刑者に知らせて、徹底的にイジメさせて、世の中の厳しさを体感させなきゃダメでしょ。そんなことしたらほんとうに雑居房で殺されかねないから無理だろうけど、刑務官はここぞとばかりに「河井!てめえチンタラすんじゃねえ!もうお前はただの受刑者なんだよ!勘違いすんな!」と理不尽なイジメをしてほしい。そんな体験をすれば、「自分は選挙で勝った団体に籍を置いていたから高い地位と権力が得られただけで、それがなければただの人」であることを骨の髄まで理解できるでしょ。
河井側は控訴したとのことですが、実刑を免れたいんなら、ここはもう洗いざらい、正直にブチまけたらどうなのか。「全部、安倍前首相の意向に従っただけです。自民党からもらった金を買収に使いました」って言え。そう言って捜査されてそれが事実だとなれば、執行猶予の目もあるでしょ。
このままでは実刑という段階に来てもまだ「買収資金はポケットマネー」とか言ってるのはなぜなんだろう。ここまできて、自民党や安倍に気を遣う必要ある? もしほんとのこと言っちゃったら自分や家族の身の危険があったりするのか?
HASTE THE DAY「BURNING BRIDGES」
アメリカのメタルコアバンド、HASTE THE DAYの1stアルバム。2004年作。
ジャケットのデザインからして、ああメタルコアなんだろうな、と予感。何度か書いていますが私はいわゆるメタルコアが大嫌い。今回のこれはメルカリでまとめて安く買ったCDの山の中にたまたまあったから聴いただけ。買ったけど聴く時間が足らなくて積んである、っていうCDがどんどん溜まっていってしまうのが悩み。
どうせ・・と思いつつ一応聴いてみると、やっぱり私の大嫌いなメタルコアサウンドで、ああこりゃあムリ・・・となりました。最後まで聴くのは拷問と同じ。
曲も嫌だけどこのヴォーカルがサイテーすぎる。喚き声はかなり汚く、いい言い方をするなら「アグレッシヴ」なんだけど、なぜかこのメタルコア特有のリフや曲展開にのせてそれをやられると「ただウルサくて汚いだけ」に感じてしまうのはなぜなんだろう。喚く必然性が感じられないところでやられるから「頭悪いなあ」ってなるのかな。それか、曲自体が軽いから、そのなかで汚く喚かれると不快に感じるのかな。いまも活動してるのか知らないけど、永遠にさよなら。
おススメ度・・・★☆
VREID「WELCOME FAREWELL」
ノルウェーのブラック・メタルバンド、VREIDの6作目。2013年作。
名前しか知らず音は聴いたことなかったバンド。どうせそこらのバンドと同じで、トレモロリフ+ブラストビート+デス声グぉぉ~・・っていうだけのバンドなんだろ・・・とまったく期待せずに聴いたら、
いやいや。いいほうの意味で裏切られた。きちんと「聴かせる」ことを意識した、ちょっとメロディック・デス風味をふくんだ高品質ブラック・メタル!
イイじゃないか。最初から最後までちゃんと聴けて、しかも「もう1回聴こう」と思ったブラックメタルバンドは久しぶり。な~んにも考えずにただブラストしてグオ~ってやってりゃあいいと思ってるバンドの人たちはこういうの聴いてマネしてほしい。まあコアなブラックメタルマニアがこれ聴いたら「こんなのブラックメタルじゃねえ」って言うでしょうけどね。それくらいマイルドで聴きやすい。そんなジャンル分けなんぞはどうでもいい。個人的にはDIMMU BORGIRやSATYRICONなんかより全然こっちのほうがイイですね。ほかの作品も急いで聴きます!
おススメ度・・・★★★★
TYKETTO「STRENGTH IN NUMBERS」
アメリカのハード・ロックバンド、TYKETTOの2ndアルバム。1994年作。
懐かしいなあ。いかにもアメリカン・ハードっていう、さわやかにカラッとしたサウンドは私には用のないものですが、1991年の1st「DON'T COME EASY」はなかなかいいデキで実はけっこう聴いていました。この2ndは未聴でしたが、前述のHASTE THE DAY同様にメルカリでまとめ買いしたCDに混ざってたから今回聴くことに。
で、期待を裏切らないというか、やっぱりいかにもアメリカンっていう、適度にラウドなんだけど湿り気はまったくない、爽快でキャッチーなハード・ロック。掃除したりするときのBGMには最適じゃないですかね。じっくりと腰を据えて聴こうとは思わない。しかしそれは好みの問題であって、ハイクオリティなのは間違いないですね。登場してきたころにはグランジだのオルタナティヴだのが流行っちゃって、この手のサウンドはもう売れ線じゃなかったのが不幸だったのかな。
↑全然知らなかったけどいまだに活動しているらしい。まだこの方向でやってるんならある意味ものすごく貴重だけど、どんなのやってるんだろう。頑張ってほしい!
おススメ度・・・★★★☆