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今週聴いたもの:2021年2月11日~2月17日

先日、NHK BSプレミアム(だったと思う)で映画「新幹線大爆破」がやってたので観ました。

1975年の日本のパニック映画。私は子どものころにテレビでこれを観てあまりの面白さに引き込まれ、これまでに何十回も観た映画。子どものときはただ「面白い」で終わっていましたが、トシを重ねてから観るとそのたびに違った感動を得られる。それが名画の条件というもの。

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まあ古い映画ですから、いま観るとストーリー展開には「えぇ・・・それはあまりにテキトーすぎでは?」って思っちゃうくらいのガバガバなところもあるんですけど、なにしろ出演俳優の演技が圧倒的に素晴らしいのでそんなことはどうでもよくなる。犯人役の高倉健も凄いが、個人的には宇津井健の演ずる運転指令長のヒューマニティに毎回シビレる。ほかの出演者も豪華すぎるほど豪華で、その熱演には「俳優って凄いなあ」と毎度驚嘆させられます。

警察がやたらと無能に描かれていて(実はそこが一番リアリティを感じさせる)、「ああ、こういうことありそうだなあ」ってなるところも好きだし、犯人側の犯行に至るまでのドラマも丁寧に描かれていて、世の中の犯罪や悲劇の大半は「カネがない」ことが原因で起こる、というのは今も昔も変わらないんだなあ、としみじみ痛感させられるところも好き。高倉健の犯人とその奥さんが言い争ってるそばで息子が布団の中で寝てるふりをするシーンはいつ観ても泣いちゃう。

そして映画にみなぎる緊張感をより際立たせるのは、あまりにカッコいい音楽。サウンドトラックも出ているので、観たことないという若い方にはぜひとも映画もサントラも体験していただきたい!

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DISINCARNATE「DREAMS OF THE CARRION KIND」

デスメタルマニアにはDEATHやOBITUARYなどを渡り歩いた渡り鳥ギタリストとして知られる、ジェイムズ・マーフィーが率いていたデスメタルバンド、DISINCARNATEの唯一のアルバム。1993年作。

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彼が参加したDEATHの「SPIRITUAL HEALING」も、OBITUARYの「CAUSE OF DEATH」もどちらもとてつもなく素晴らしいアルバムで私も大好きでしたから、当然このアルバムは当時買って聴いていました。ただ、所有していたCDはサラリーマン時代に後輩にあげちゃって今はなかったので、今回たまたま見つけた中古品を購入しなおした次第。

久しぶりに聴きなおしましたが、超絶アグレッシヴなゴリゴリのデスメタルであるにもかかわらず、十数年ぶりに聴いても全曲なんとなくは覚えていました。ヴォーカルメロディのないゴリゴリのデスメタルであっても、フックのあるリフやメロディアスなギターソロなどがあれば、一生っていうレベルで耳から離れない印象的なものになることもあるのです。それを証明してくれる。

圧倒的にアグレッシヴでヘヴィでダーク。ヴォーカルの嗽してるようなデス声のイッちゃってる感は凄い。しかしそれでも曲はキャッチーでメロディアス。素晴らしい。ギターソロはもっともっといっぱい弾きまくってくれても良かったかな。

オススメ度・・・★★★★

WARFATHER「THE GREY EMINENCE」

MORBID ANGELのスティーヴ・タッカーらのデスメタルバンド、WARFATHERの2016年発表の2ndアルバム。

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プロデューサーにはそのMORBID ANGELにいたこともあるエリック・ルータンの名が。エリックは一部の曲でヴォーカルやギターソロもやったみたい。

MORBID ANGELはもちろん大好きですがこれは未聴でした。聴いてみると、MORBID ANGELよりもオーセンティックなブルータル・デス。CANNIBAL CORPSEあたりに近いか。

これはなかなかカッコいい。情け容赦のないブルータルさ加減でメロディは全くないけど、「全部同じ曲」とはまったく感じさせないだけのクオリティはある。轟音に身をまかせているうちにあっという間に聴き終わり、その後には心地よい疲労感が残る。MORBID ANGELのような妙にキャッチーなところがあったりすればなお良かったかなあ。

オススメ度・・・★★★☆

CLANDESTINE BLAZE「CITY OF SLAUGHTER」

フィンランドのミッコ・アスパがひとりでやってるブラック・メタルプロジェクト、CLANDESTINE BLAZEの2016年作。10枚目?のアルバム。

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このバンド(?)の作品はほかにもいくつか聴いた記憶があるんですが、印象はどれも変わりませんね。そのサウンドはいわゆるプリミティヴ・ブラックメタルの典型。わざとやってると思われる劣悪な音質のなか、トレモロリフがブラストビートにのっかり、そこへエコーのかかったデス声が唸る。たま~にメランコリックな雰囲気も出しちゃったりする。

清々しいまでに徹底してピュアなブラック・メタルを貫くサウンドを聴くと、こういうのが好きな人には熱狂的に支持されるんだろうなあ・・と確信させられます。曲はほとんど全部同じにしか聴こえませんが、不思議なことに「なんだこりゃあ」という気持ちにはならず、最後まで聴けちゃった。嫌いじゃない。

ただ、ヴォーカルが全部全く同じようにただ唸ってるだけなのがなあ・・それが彼の志向するブラック・メタルなんでしょうけど。少しだけでいいからフックのあるところや聴かせどころを意識してほしい。雰囲気だけのブラックメタルは聴く価値がないと思う。BATHORYはそこをちゃんとやっていたわけで・・・。スローダウンする5曲目はCELTIC FROST+AUTOPSYみたいな感じで良い。こういう曲をもっとやればいいのに。

オススメ度・・・★★★

 

といった「ところで今回はこのへんで。

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