安倍首相の健康状態を麻生財務大臣がテレビ朝日の記者から訊かれて、テレビ朝日が嫌いだからなのか、わけのわからないイチャモンをグダグダ言ってるのを見ました。トランプが日本語でしゃべってたらあんな感じなんでしょうね。
あれを見て「うわ~、みっともねえ。器が小さすぎ」と思った国民も多かったと思うんですけど、なぜかマスコミはあれに関してなにも言いませんでしたね。テレビ朝日は反撃しろよ。「質問に答えず意味不明の言葉をくりかえす財務相。酩酊状態?認知症?」とかやればいいのに。
TBSによく出ている、自称「政治ジャーナリスト」(その実態は安倍政権の太鼓持ち)のおじさんは「麻生さんらしい」なんて笑いながら言っていましたが、そんなこと言っているからあんなのがいつまでも権力の座にしがみついちゃうんだろ。
ふつうの神経なら、自民党の下の人たちは「センセイ、恥ずかしいからもう引退してください」と言うと思うんですけど、そういう動きがみえてこない時点で、自民党という団体が組織として健全に機能していないことが明らかじゃないですかね。日産みたいな感じか。
「あのジジイみっともないから引退させよう」っていう程度のことができない(やろうとしない)のなら、菅も石破も河野も岸田も、首相になったところでどうせたいしたことはできないでしょうね。
安倍が病気で休んだら、あんなのが暫定首相代行になるかもしれないんですよ。みんな恐怖を感じないのかな。
渡哲也「くちなしの花~渡哲也ベスト・アルバム~」
先日、俳優の渡哲也さんがお亡くなりに。ご冥福をお祈りいたします。
私も「西部警察」は大好きで観ていました。PARTⅡ・Ⅲのほうのテーマ曲は異常にカッコよかったし、とにかくハチャメチャ、完全破壊の快感をおぼえさせてくれるアクションはひたすら爽快でした。とてつもなく破天荒。「こんな警察がいるか!」などという無粋なことは言ってはいけない。
で、渡さん自身のアルバムはこれしか持ってないのですが聴きなおしてみました!
Amazon.co.jp 渡哲也ベスト・アルバム/くちなしの花.ひとり.水割り.あいつ.みちずれ.あじさいの雨.霧笛が俺を呼んでうる
言わずと知れた最大のヒット曲「くちなしの花」はカッコいいけど、正直に言うと歌唱そのものはあまり上手ではないので、同じような曲が続くのもあってアルバムとしては冗漫なデキだと思います。
しかしねえ、この朴訥とした男らしさ。この味を出せる人っていうのは現在の歌謡界では皆無ですよね。そういう方向性では売れないんだし時代が違うから仕方がないんですけど、どいつもこいつも軟弱でヘナチョコな軽~い歌を聴かせる人ばっかりな今の音楽シーンでは決して聴くことができない男の世界。イイなあ。
オススメ度・・・★★★★
BLUT AUS NORD「MORT」
フランスのブラック・メタルバンド、BLUT AUS NORDの2006年作。
けっこうキャリアが長いバンドらしいがまったく知らないで聴きました。
WIKIPEDIAをみると「そこらのブラック・メタルと一緒にすんな。芸術的なコンセプトに基づいてやってるんだよ。」というスタンスのバンドらしい。
聴いてみると、ダダダダダダダダ・・ギャ~・・という騒がしいブラック・メタルではなく、アヴァンギャルドな音像。いわゆるアンビエントというやつか。
いつも書いてるけど、こういう考えすぎで(考えて作っているようには聴こえませんけどね。ただの思い付きをテキトーにやっているだけ)高尚さを醸し出そうとしてるけど結局曲は退屈・・という作り手のマスターベーションのようなメタルは大嫌い。
ていうかこれはメタルとは呼べませんね。しかしメタルではなくアンビエント・ミュージック、ととらえたとしても・・・これはまったく価値がないと思うなあ。
まあゴミです。BGMにすらならない。こんなものをCDにするのは資源の無駄。
オススメ度・・・☆
THE DUSKFALL「FRAILTY」「SOURCE」
スウェーデンのメロディック・デスメタルバンド、THE DUSKFALLの、2002年発表の1stと2ndがカップリングされた2枚組。
ジャケットの絵はなかなか気持ち悪い。
音のほうは、古き良き北欧メロディック・デスに若干のモダンさをまぶした感じ。
しかし、メロディには煽情性が足らないし、なによりもヴォーカルに工夫がまったくないから、2枚通して聴くのはかなり苦痛でした。毎度毎度同じようなお決まりのメロデスパターンを聴かされてもねえ・・・そのお決まりパターンが死ぬほどカッコいいというのなら話は別だけど、全然そんなことないし。そのへんはCHILDREN OF BODOMに通ずるものがありますね。こういうバンドたちがメタルをつまらなくした。
オススメ度・・・★★☆
といったところで今回はこのへんにしておきます。