哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

演歌とメタルをとおして、人生の理不尽さをみつめるブログ。

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今週聴いたもの:2020年3月26日~4月1日

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新型コロナウィルスの感染爆発が深刻な欧米では著名なミュージシャンの感染が多く報道されていますね。

メタル系でいえばTESTAMENTのチャック・ビリーやEXODUSのゲイリー・ホルトなどがコロナに感染したと明らかにされています。

このまま感染拡大が続けば我々ファンはたくさんの訃報に触れ悲しみに暮れることになるかもしれません。

そうならないために、せめて自分が感染拡大に加担しないように家でおとなしく音楽を聴いていよう・・・というのが、音楽ファンがいまとるべき態度なのかも。

加門亮 「ベスト・オブ・ベスト」

先日ガンでお亡くなりになった加門亮さん。ご冥福をお祈りいたします。

私は彼の作品をあまり追いかけていませんでしたが、所有する音源を聴きなおしてみました。

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包み込むように甘~く、ほのかな湿り気も含む深みのある声が魅力的。

代表曲といえば「男の慕情」や「麗子」なんでしょうけど、私はドラマティックなテンポチェンジが印象的な「海峡物語」がいちばん好きかな。

今回の訃報では「演歌歌手」って紹介されていることが多かったようですが、演歌テイストは希薄。ムーディーなシブい男の歌謡曲が聴きたい人は、ぜひとも聴いてみるべきでしょう。

オススメ度・・・★★★★

弦哲也「夢つづり」

先週、弦哲也先生の「犬吠埼」を紹介したのでその続き。

今回は1993年のアルバム「夢つづり」。

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現在は入手困難な作品。数年前にかなりの値段で手に入れたものを聴きなおしました。

しかしこれが「高くても手に入れられて良かった~」と心から思える素晴らしい内容なんですよ。

収録曲は「蛍」(松原のぶえ)、「月の砂漠」(川中美幸)、「暗夜航路」(キム・ヨンジャ)、「天城越え」(石川さゆり)、「みちのく挽歌」(綾世一美)、「雪の傘」(弦哲也)。

すべてが弦先生のギター弾き語りで展開されます。

どれもこれもしみじみと胸がしめつけられるような哀愁をたっぷりと含んだギター演歌。「月の砂漠」は歌詞も曲も最高ですね。川中美幸バージョンは音源をもっておらず聴いたことがないのですが、川中美幸のあのヴィブラートでこれを唄われたらもう倒れるしかないカッコよさなんでしょうね。

個人的なハイライトは、私が弦先生の作品群のなかでは最も好きな「みちのく挽歌」の弾き語りバージョンが聴けるというところ。

綾世一美の「みちのく挽歌」は(これも複数バージョンあり)大雪とともに寒風が吹きすさぶなかを夫を恋しがる女が血の涙を流しながら哀しみに耐えている・・というような凄まじさを感じる傑作でした。

弾き語りバージョンはやはりちょっとイメージが違う感じですね。より民謡テイスト、東北っぽさが前面に出てる感じ。途中に挿入される民謡の歌詞が綾世バージョンとちょっと違っています。いずれにしろ異常にカッコいい。

この凄い作品を廃盤のままにしているビクターはバカ。2010年に再発されたようですが、弦先生の55周年を機会にまた再発してくんないかな。弦先生のギター教則DVDとかつけてくれれば3万円でも買いますけどね。

オススメ度・・・★★★★★

NARNIA「LONG LIVE THE KING」

スウェーデンのNARNIAの2ndアルバム。1998年作。

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「NARNIA」というバンド名のとおり、C・S・ルイスの「ナルニア国物語」をモチーフとした曲をやるバンドらしい。全然知らないで聴きました。いまも活動しているようです。

そのバンド名。アルバムタイトルの「LONG LIVE THE KING」。CDのバックインレイのメンバー写真では真ん中に立つギタリストだけが自分のギターをもっていかにも「オレのバンドだ!」みたいに写っている・・ことから、ああ、たぶん・・・と予想したとおり、1曲目からもう「イングヴェイ・マルムスティーン大好きです!」と全力で主張しまくるネオ・クラシカル・メタル。

こういうのって、メンバーの誰かが「ギターのスタイルだけならともかく、曲までイングヴェイのマネなんてつまらねえよ」とか言い出さないのかな。ギタリストのワンマンバンドなんでしょうかね。

なかには「ハード・ポップ」とも形容したくなるようなアメリカンなテイストの曲もあって、うわあ~イヤだなあ・・と思う瞬間もあるのですが、ベースとなる部分には北欧らしい湿り気があるので最後まで聴ける。

ヴォーカルがもうちょっと上手ければ・・・といったところか。

オススメ度・・・★★★

SWASHBUCKLE「BACK TO THE NOOSE」

アメリカ・ニュージャージー州の「パイレーツ・スラッシュ」バンド、SWASHBUCKLEの2ndアルバム。2009年作。

Amazon.co.jp 帰ってきた海賊戦士

バックインレイには酔っぱらって海賊のコスプレをして遊んでいるようにしかみえない3人のオッサンが微笑んでいる写真が。

そして邦題には「くらえ!海賊ストンプ!」とか「酒樽」とかふざけた感じの言葉が並んでいる。

これはALESTORMみたいな海賊メタルなのかな?と予想して聴いてみたら・・

 

そこかしこにデスメタルやハードコアの風味を織り交ぜた激烈スラッシュ・メタルでした。あっちこっちにどこかで聴いたようなフレーズや曲展開が出てくるところは、「メタルを楽しもうぜ!」というスタンスのバンドみたいだから許されるんだろうな、という感じ。

いちいち挿入されるSE的な曲はいらないけど、この「脳筋」と表現すべきひたすら突っ走るサウンドは嫌いじゃない。

ALESTORMと違って曲そのものにはあまり海賊風味が感じられないのも良い。

でも、なんか曲が借りものだらけで、ALESTORMやRUNNING WILDみたいな独自性、「らしさ」というものは感じられなかったなあ。とくに目立ってカッコいい曲もなかったし。

ヴォーカルはひたすら喚くだけで、印象的な歌メロがなかったのもちょっと残念。

オススメ度・・・★★★☆

 

といったところで今回はここまでにしておきます。

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