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今週聴いたもの:2025年1月30日~2月5日(INTRUDER、DRAGONHAMMER、SULPHUR)

デンマークの伝説的ヘヴィメタルバンドMERCYFUL FATEのヴォーカリスト、キング・ダイアモンドのバンド、KING DIAMONDが18年ぶりのニューアルバムを今年(いつ?)発売するらしいですね。2020年にリリース予定だったのがコロナで延び延びになったという。

すでに先行して1曲は公開されていましたが、昨年末にもう1曲が出されていたのを知らなかった。情報の感度が相変わらず低くてすみません。

 

もう68歳とかなのに、その歌声の唯一無二の味はまったく変わってない。スゴイ。さきに公開されてた曲はイマイチでしたがこの曲はかなりイイ線行ってるし、これは期待できるんじゃないの~! 早くアルバムを聴きたい!

INTRUDER「DANGEROUS NIGHTS」

USのメロディアス・ハード、INTRUDERの1st。1998年作。

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USのバンドでINTRUDERと言われると、私などは80年代に活動して高品質なスラッシュを提供していたテネシー州のINTRUDERを想起しますがこれはまったく別モノ。あのBON JOVIの名曲「Runaway」で共作者としてクレジットされていたジョン・カラクさんというギタリストが中心人物のバンド。

キーボードがシュワシュワいうサウンドに、STRYPERのマイケル・スウィートにちょっと似た甘いハイトーンヴォーカルがのっかるメロディアス・ハード。そのSTRYPERとおなじくドラムは音もプレイもイマイチな気がするけど、そんなことはどうでもよくなるほど曲そのものは素晴らしい。こういうサウンドは私にとってはえてして「BGM」になりがちなんですけど、この作品はBGMっぽい心地よさに浸っているなかでときおり「おぉ~いいねえ」と身を乗り出しちゃう曲が飛び出してくる。ヘヴィなところはないが売れ線狙いのポップさもない。とにかくいい曲が聴ければそれでいいんだよという欲求を満たしてくれる。

おススメ度・・・★★★★

DRAGONHAMMER「TIME FOR EXPIATION」

イタリアのシンフォニック・パワーメタル、DRAGONHAMMERの2作目。2004年作。

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このバンドは記事にしてなかったっけ。DRAGONなんとかっていうバンド名多すぎなんだよ。なんとかHAMMERってのも多くて混乱する。その頻出単語がふたつくっついているから混乱するのも当たり前・・・ってのは私だけ?

 

そんなことはどうでもいいとして、いわゆるメロパワ・メロスピとしてはかなり魅力的な作品。↑の1曲目や4曲目みたいな、いかにもという典型的メロスピ曲よりも私はTRATOVARIUSみたいな雰囲気の3曲目とかのほうが好みではあるけれど、とにかく歌メロをきちんと聴かせてくれるのがいいですなあ。モッタリした声質のヴォーカルのせいか全体的にB級な雰囲気がただよっているのも私としてはプラス要素。ギターはソロでは速弾きを披露しているけれどリフはつまらない。

おススメ度・・・★★★☆

SULPHUR「THORNS IN EXISTENCE」

ノルウェーのブラック/デスメタルバンド、SULPHURの2作目。2009年作。

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ホラー映画の挿入曲のようなイントロ曲がかなりカッコよくて期待。それに続いて出てきたのは、クリアな音像で圧してくる、わりとオールドスクールなブラックメタル。

 

DIMMU BORGIRあたりに近いといえば近いのかな。トレモロリフで突っ走ってデス声でスゴんでみればカッコいいだろ・・という安直さはなく、どこまでも感情を押し殺したようなリフのクールさで攻めてくる。ピッキングハーモニクスを用いたデスメタル然としたリフもあって、ひとことでくくれないサウンドスタイル。たまに使われるメロトロンが荒涼とした世界に血のあたたかみをひとさし加えるのもなかなかいい感じ。

おススメ度・・・★★★☆

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