さる12月14日にBS11で放映された
「あなたが出会った昭和の名曲」をみました。
毎週木曜よる7時から2時間の番組ですが、
いままでは観たことがなかったです。
今回なぜ観たかというと、
空前絶後の天才作曲家・弦哲也先生と、
その弟子の工藤あやのが揃って出演していたから。
リアルタイムでは観られなかったので録画にてチェックしました。
出演者は、
MC:島崎和歌子 アシスタントMC:川上大輔
ゲスト:川野夏美・工藤あやの・弦哲也・椎名佐千子・鳥羽一郎(五十音順)
VTR出演:川中美幸 / おかゆ。
視聴者のリクエストをもとに、昭和の名曲を人気歌手が歌うという番組構成。
曲目は以下のようになっていました。
「居酒屋」・・・・・鳥羽一郎&川野夏美&椎名佐千子&工藤あやの
「哀愁波止場」・・・椎名佐千子
「北国行きで」・・・川野夏美
「伊勢湾」・・・・・鳥羽一郎&工藤あやの
「海の匂いのお母さん」・・鳥羽一郎&川野夏美
「兄弟船」・・・・・・・・鳥羽一郎
「海賊の舟唄」・・・・・・鳥羽一郎
「おゆき」・・・・・・・・鳥羽一郎
「二輪草」・・・・・・・・弦哲也&川野夏美
・・・ここからは観られず。公式サイトによると・・
「ふたり酒」・・・・工藤あやの
「人生かくれんぼ」・・弦哲也&椎名佐千子
「北の旅人」・・・・・弦哲也
「犬吠埼~おれの故郷~」・・・弦哲也
「恋のフーガ」・・?
鳥羽一郎の凄さを再認識
途中、「スター☆名曲図鑑」というコーナーがあり、
今回は鳥羽一郎がその対象。
いやあ・・・上手いうえにカッコいい。
あらためて聴いていると、
とくに「海の匂いのお母さん」とか、
かなり歌唱難易度が高いですよね。
いっしょにうたった川野夏美もさすがの上手さでしたが、
鳥羽一郎の凄さを認識しなおした次第です。
番組中に弦哲也先生が鳥羽一郎を
「男の力強い歌、だけではないんですね。男のやさしさ、哀愁も引き出せる・・そんな魅力をもってる鳥羽さんですね。」
と評していましたがまさにその通り。
素晴らしかったです。
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弦先生のカッコよさを堪能・・・するはずが・・
で、目当てだった弦哲也先生は「名曲の巨匠」コーナーに登場。
おばあちゃんがくれたギターをきっかけに音楽の道を志し、
売れない歌手時代を経て作曲家として成功したその歩みが紹介され、
その名曲の数々を出演の歌手が歌いました。
川野夏美と弦先生がデュエットする「二輪草」とか、
珍しいものがみられてよかった~。
で、工藤あやのが「ふたり酒」を歌うのか~はじめて聴くな・・
と思っていたらここでアクシデント、
というか大失敗が発覚。
この番組、途中で2分くらい別番組として「宝くじドリームサテライト」
というのが挿入されるんです。
そのため、録画予約の番組表上、番組が前半と後半に分かれちゃっているんですが、
私はそれに気づかずに前半だけ予約してしまい、
後半が予約されていなかったのです。
なにこのひどい仕打ち。
番組サイトによると「北の旅人」や「犬吠埼~おれの故郷~」とかを
やったみたいで、まさに私が観たかった部分だったのに。
↑に貼った「裏窓」(美空ひばり)や、「みちのく挽歌」(綾瀬一美)みたいな
哀しみあふれる曲はもちろん、
「二輪草」や「ふたり酒」みたいな『しあわせ演歌』、
「心で候 天晴れ候」(里見浩太朗)、「一円玉の旅がらす」みたいな明るく楽しい曲、
工藤あやのの「さくらんぼ 恋しんぼ」のようなさわやかで懐かしい曲など、
ほんとうに多彩な曲を書き続けている弦先生。
その凄さのほんの一部でも書いてみたくてこの番組をレビューしようとしましたが、
まさかの録画ミスでなんともしまらない記事になってしまいました。
弦先生のなにが凄いって、
もう70歳だというのに
その作曲能力にはまったく衰えが感じられないというところ。
若い時に名曲をたくさん輩出した天才的な人でも、
やはりトシをとると才能が枯れるというか、
つまらない曲ばかりになってくる・・・
というのが普通だと思うんですけど、
弦先生に限っては才能が枯渇するどころか
ますます磨きがかかってきている感じ。
今後の演歌・歌謡曲界の浮沈は弦先生にかかっている・・・
と言っても過言ではないくらいだと思うので、
いつまでも元気に名曲を書き続けてほしいです!