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NHK BSにて令和6年5月12日放送の「新・BS日本のうた」

裁判員に選ばれた大学生が裁判に参加した際の授業の出欠や試験の取り扱いについて配慮する規則を設けている大学が、九州・山口・沖縄の主要15校のうち約3割に当たる5校にとどまっている、という新聞記事をみました。

読売新聞オンライン「学生裁判員」目立つ大学の配慮不足、出欠や試験で規則定めず…テスト諦めるケースも

この記事は、「学生らは裁判員裁判に参加しやすい環境づくりの整備を求めている」「様々な年代の裁判員や裁判官と議論し、責任を持って裁判に参加することは、大学では得られない貴重な経験。入った大学によって学生が不利益を被るようなことはあってはならない」などといって、大学側の対応にばらつきがあることが問題であるという方向で書かれていた。

いやいやいや、おかしいでしょ。そもそもそこまでして学生に裁判員やらせる必要があんのか、そこをまず考えるべきでは。大学側に「配慮しろ」というのは間違い。参加したくない、学業に差しさわりが出るという学生がすんなり辞退できる仕組みにすればいいだけじゃないの。配慮しなきゃならないのは大学側ではなく法務省だろ。忙しい国民を勝手に呼びつけて裁判に参加しろなどとぬかすほうが「お前らちゃんと対応しろ!」などというのは筋が通らない。

学生にかぎったことではないが、刑事裁判のことなどなにも知らない人、まして18だの20だのという世間知らずのガキに裁判員なんかやらせて、いったい誰にどんな利益があるというのか。テキトーな裁判をやられても困るのは被告人だけ、悪いことなどしない自分にはカンケーない、という想像力の欠如した人にはわからないんでしょうが、これほど恐ろしいことはありませんよ。なにもしてないのに殺人罪でいきなり逮捕されることだってあるってのは数々の冤罪事件(しかも冤罪と判明するのは間違いなく氷山の一角)でも明らか。間違って逮捕され起訴され裁判になって、まともな裁判を受けて無罪をわかってもらいたい、と思ったときに、裁判員が法律などなにも知らない子どもばかりだったときにどんな絶望を味わうか。法律を知ってる裁判官ですらまともにやってくれるかどうかわからないのに。日本においてはプロの裁判官ですら「起訴されたんなら有罪なんだろ」と予断を持って裁判に臨むのが普通で、素人の裁判員が証拠を吟味して「ひょっとして無実なのかも」などと疑うことは期待できない。

そのうえ、学生であっても社会人であっても、大半の裁判員は「はやく終わってくれねえかな」という気持ちでやるであろうことは想像に難くない。カネにもならないし仕事や勉強の邪魔になるし。辞退したいっていうひとのほうが圧倒的に多いんだから。被告人はほんとうに有罪なのだろうか、などということを真剣に考えてやろうという人がいるとはとても思えない。警察や検察の捜査など信用できるか!裁判官の言ってることはほんとうか?などと考える人はなおさら少ないはず。そういう人はそもそもハネられて参加できないんだし。

私は裁判員裁判などという誰も得しないクソ制度は即刻廃止するべきだと思ってますけど、それがムリであるならせめて学生などが裁判員に呼ばれたりしないように、まずは裁判員の対象を25歳とか30歳とか以上にすることから始めるべきでは。被選挙権が18歳以上ではなく25歳以上もしくは30歳以上であるのは、選ばれるほうにはそれだけの経験や知識が必要と考えるからでしょ。被告人の人生を左右する裁判員には経験や知識はいらないというのか?裁判官が丁寧に説明する?その裁判官が正しいことを言ってるのかどうか、それを見抜くのは社会人であっても難しいとしても、少なくとも充分な人生経験があれば「ほんとうか?」と疑う意識をもてる可能性は上がってくるが、18歳だのの学生にそれはムリでしょ。親世代の裁判官から「そういうもんなんだよ」と言われれば、「そうだよね」で終わっちゃうでしょ。それで裁判員なんか呼ぶ意味ある?

「裁判員裁判はクソ。廃止しろ!」という機運が盛り上がってくれることを祈るばかり。でもムリだろうなあ。裁判員に選ばれた人間には「余計なこと言ったら刑事罰」などと脅しをかけて、なにもかも秘密のベールにつつんだままやってますからね。裁判員裁判がどれだけクソ制度か、そんな議論が持ち上がってくるはずもない。

 

それはともかく、今回の「新・BS日本のうた」は、大阪府大阪市での公開収録。

出演は、

美川憲一、千昌夫、中村美津子、水森かおり、香西かおり、松原健之、竹島宏、山口ひろみ、はやぶさ、藤井香愛、天野涼、向井浩二。

はやぶさの今後に期待!

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「前略ふるさと様」・・・千昌夫

「無言坂」・・・・・・・香西かおり

「愛ひとすじ」・・・・・水森かおり

「買物ブギー」・・・・中村美津子

「浮草ぐらし」・・・・山口ひろみ

「さよならをもう一度」・・向井浩二

「夜明けの停車場」・・・天野涼

「湖愁」・・・・・・・竹島宏

「恋」・・・・・・・・松原健之

「幸せになりたい」・・美川憲一

「赤坂レイニー・ナイト」・・はやぶさ

「純情レボリューション」・・藤井香愛

「夢の中へ」・・・・・香西&竹島&松原

「五月のバラ」・・・・竹島宏

「忘れていいの」・・・松原健之

「だんじり」・・・・・中村&山口&藤井

「最後の雨」・・・・・向井浩二

「晴れたらいいね」・・藤井香愛

「夕焼け雲」・・・・・千&中村&山口

「全力少年」・・・・・はやぶさ

「バラ色の人生」・・・美川憲一

「たそがれの御堂筋」・・水森かおり

「十三の夜」・・・・・・香西かおり

「大阪で生まれた女」・・松原健之

「島田のブンブン」・・・中村美津子&全員

「衿子」・・・・・・・・天野涼

「喜寿祝い」・・・・・・千昌夫

 

千昌夫はこの4月で喜寿か。お元気でなにより。新曲が「喜寿祝い」。

Amazon.co.jp 喜寿祝い

還暦の時は「還暦祝い唄」、古希の時は「古希祝い」、で今年「喜寿祝い」。次は傘寿か。このままがんばって米寿卒寿白寿百寿と「祝い唄」を出していってほしいですね。

 

今回最も注目に値したと思ったのははやぶさの新曲かな。

Amazon.co.jp 赤坂レイニー・ナイト/しばらく東京離れます(タイプA)

すでにラジオで何回か聴いてて気に入ってる曲です! 曲としてはかなり王道のムード歌謡ってかんじで新鮮味はあまりない(いやこれを今やってるということ自体に新鮮味があるとも言えるかな)けれども、キャッチーな歌メロと哀愁のギター、そして個性的なふたりの歌唱が非常に印象的な素晴らしい曲になってますね!

 

う~ん、いいねえ。これ言うと怒られるかもしれないけどはっきりいって純烈なんかより全然いい、っていうかほとんどレベチ。ヒカルは純烈のメンバーになろうとして応募したものの身長が足らなくて落とされたらしいけれど、いやいやいや、入らなくて良かったでしょ。純烈は歌唱を聴いただけではジャニーズ(っていうのはもうないのか)系のオッサングループと言われれば「そうかな?」と思っちゃう没個性さ加減だけれども、はやぶさはもう聴けば一発ではやぶさとわかる。やっぱり歌が良くないとねえ。

ぜひともこのまま、純烈とは一線を画す本格派ムード歌謡デュオとして頑張っていただきたい!

 

といったところで今回はこのへんで。また来週を楽しみに待ちましょう!

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