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今週聴いたもの:2023年6月8日~6月14日

政府が「ぼろが出ないうちに!国民が疑いを持って大騒ぎする前に!」と大急ぎで推し進めている「マイナンバーカード」についてトラブルが続出している問題。その旗振り役である河野太郎デジタル大臣は「トラブル対応のため朝の3時、4時まで残業という職員もいる」などとぬかして、「頑張ってるんだから文句言うな!」ばりの言い訳をしていましたね。

いやいやいや、なんのためにデジタル化を推進してんだよ。行政の効率化のために優秀な?人間を集めてデジタル化を目指しているはずのデジタル庁なのに朝まで残業?残業しなくて済むように得意のAIとかを使って効率化すりゃあいいじゃないか。

それに、朝まで残業してるからといってそれがどうした。私も若かったサラリーマン時代にそんな生活になって会社に寝泊まりしてたことがしばらくあったけれど、上司というか会社は「お前が無能だから帰れないんだろ」という認識だったし、おそらく部下も「あの人は頑張ってる」ではなく「しょうがねえなあ」という見方をしていた。2000年の雪印乳業食中毒事件のときに雪印社長が「私は寝てないんだよ」とキレたのをみて国民は激怒したが、この河野の発言も「だからどうした。お前のせいだろ。ムダな残業代使うなや」と国民は批判するべきではないのか。

マイナンバーカードの普及が国民にとって喫緊の課題、積年の願いであり、それが普及することによって国民に絶大な利益がもたらされるというのなら「残業ご苦労さん」という話にもなるでしょうが、これはそうじゃないですよね。ただ河野はじめ政府の奴らが自分の実績づくりのため、もしくはもっと別の、自分たちの利益につながる目的のために、国民にとってどうでもいいこと(紙の保険証を廃止されたら困る人もたくさんいるし、紙を廃止したからといって少なくとも国民にとってはたいした利益はない)を推進しているだけ。それを勝手にやって失敗して文句言われたら「こっちだって頑張ってんだよ!」と言い訳する。なにか不祥事をおこして「職員は残業して頑張ってます」などと言い訳する民間の経営者がいたらそんな会社はソッコーで潰れるだろうに、よくこんなアホなことを堂々と言えるよね。あまりのバカさ加減に唖然としちゃう。

河野だけの話じゃないけど、無能なうえになんの志もない人間が政治家の家に生まれたからというだけで政治家になっちゃった結果がこれ。我々国民がもっと賢ければそういうのが議員になったりすることはあり得ないはずで、そう考えるとマイナンバーカードに関する混乱は結局のところ我々国民のせい、ということにもなる。岸田は「野党が内閣不信任案出すなら解散するぜぇ。いまなら支持率悪くないからな!」とイキってるようですが、もし解散となったら、こいつらのような世襲無能政治家を追放する大チャンスとなるわけで、河野や岸田の無能っぷりをいまのうちに目に焼き付けておくべきでしょう。

津吹みゆ「郡上しぐれて」

福島県出身の演歌歌手、「直球ボイス」津吹みゆの12枚目のシングル。14日に発売されたばかりの最新曲!

Amazon.co.jp 郡上しぐれて/母子草

今回もご当地ソング的な曲か。舞台は岐阜県郡上市。「日本三大盆踊り」に数えられる「郡上おどり」をモチーフとした曲。

て言われると私はやっぱり川中美幸が歌った弦哲也先生作の泣きの名曲「郡上夢うた」を思いおこすんですけど、津吹みゆの「郡上しぐれて」もせつない女心を表現した曲。

「抱きしめて 抱きしめて・・」というフレーズが印象的。今回は伸びやかな「直球ボイス」はあまり前面に出さず、しっとりと歌いあげる感じになっていますね。川中美幸の円熟しきった湿り気たっぷりの歌唱と比較するとやはり若さが目立ちますが、それがマイナスに感じられることはない。

カップリングの「母子草」は曲名からもわかるとおり母に対する気持ちを歌ったもので、3拍子にのる哀愁のメロディが胸にせまる曲。どちらかというとそっちのほうが彼女の声の魅力が発揮されているような気がしました!

いずれにしろ期待を裏切らないデキ。演歌界の将来のためにはこういう人にビッグになってもらわないと!

おススメ度・・・★★★★

HELLHOUND「鋼鉄のいけにえ TOKYO FLYING V MASSACRE」

日本のヘヴィ・メタルバンド、HELLHOUNDの1st。

Amazon.co.jp Tokyo Flying V Massacre

EXCITERの「HEAVY METAL MANIAC」とRUNNING WILDの「GATES TO PURGATORY」のデザインを足して2で割ったようなジャケットをみて即購入。これは間違いなく狙ってやってる(きけばこのバンドはもともとEXCITERのトリビュートバンドだったそうな)し、「そういうバンド」であることを全力でアピールしている。これは聴くしかないでしょ!メンバーのたたずまいといい、「Heavy Metal」「Warrior」「Samurai」だのといったワードばかりで埋め尽くされている曲名といい、まっさきに頭に浮かんだのはMETALUCIFER。METALUCIFERのようなNWOBHMっぽさ全開のサウンドなのかな・・・

NWOBHMそのものだったMETALUCIFERよりはもう少し時代を下った感じの、80年代中期~後半くらいのパワー・メタルっぽいサウンド。小細工ナシのどこまでも真っ正直なメタル。ライヴでシンガロングして盛り上がれそうなロックン・ロール調の曲もあったり、この「Metal Warrior」みたいないかにも80年代ジャーマン・パワーメタル!って感じの曲もあったり、楽曲はなかなかバラエティ豊か。

これはイイですよ。どの曲もキャッチーで聴かせどころが必ず用意されている。汗臭いコーラスも最高。どの曲もいいけど、2曲目の「Hellhoud」がリフといい歌メロといいギターソロといい素晴らしくていちばん気に入りました。、この曲だけでも買う価値がある。バンドのテーマ的な曲なのかな。

これは・・・ものすごく好きになっちゃった。ほかのアルバムも買えるうちに買っておかなくては。RAGEのピーヴィー・ワグナーみたいな「ニワトリの首を絞めた」系のハイトーン・ヴォーカルは好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、このような「なんとかかんとかメタル」とかじゃない、メタル以外のなにものでもない「ヘヴィ・メタル」こそが支持されてほしいものです!

おススメ度・・・★★★★

ETERNAL THIRST「THE HELLISH FIGHT GOES ON」

チリのパワー・メタルバンド、ETERNAL THIRSTの3作目。2017年作。

Amazon.co.jp The Hellish Fight Goes on

南米産メタルと言われればとりあえず聴かずに捨ててはおけないのが私の性というもの。B級の安っぽさっもありながらアツいメタルを期待させるジャケ絵に誘われて購入。

こちらもベースにあるのは80年代後半くらいのドイツあたりのスラッシュ/パワー・メタルのようですね。ヴォーカルはMETAL CHURCHの故デヴィッド・ウェインを彷彿とさせるハイトーンで、そのせいかそのあたりのUSパワー・メタルの風味も感じさせる。

好きなタイプのサウンドだけど、曲自体は印象深いものがちょっと少なかったかな。全体にメリハリがなく、盛り上がるところも盛り下がるところもない。もっとキャッチーなところがあったり、聴かせどころが多かったりすればよかったなあ。

おススメ度・・・★★★

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