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今週聴いたもの:2022年2月3日~2月9日

北京冬季五輪、なんかいろいろな競技で、規定違反で失格だの、ほかの選手の進路を妨害したから失格だのとかいうことが起こっているみたいですね。

しかもやっぱりというべきか、中国選手が失格になったっていう話は聞かない。ショートトラックでは中国選手より先着した韓国が失格になって、韓国のネットでは「このオリンピックから新ルールができた。中国選手に勝ったら失格というルール!」なんていう不満の声もあがっているらしい。

まあこれは予想できたことじゃないですか?どこでオリンピックやっても地元が有利になるのは常であるにしても、なにしろIOC会長がプーさんの走狗になっていますしね。そもそも今の中国でオリンピックなんかやっちゃいけなかった、という話でしょう。

やっぱり自由主義国家は全面ボイコットし、そしてIOCを解体してイチからつくりなおすべきだった。これのどこが平和の祭典か。ケンカのタネばっかり生まれているじゃないか。独裁国家が国威発揚を目的としてやってるから、こんな疑惑のジャッジが生まれるんでしょ。自国の威信よりも平和の祭典としての五輪精神が優先、と考える国だったら(でも、そんな国あるのかな。少なくとも日本人は理不尽な自国びいきの判定には「恥ずかしい」という感情を持つだろうと思うけど)こんなことは起きないでしょう。

世界のみんなが「中国は(ていうか中国共産党は)信用できない、ウソツキ」と思ってるから、「失格」だのと言われると「それは公正な判定なの?」と疑惑の目を向けちゃう。こんなオリンピックを支援したスポンサー企業の経営者はこの状況をどう思ってるのかちゃんとコメントしろよ。ひょっとして、2020東京オリンピックのさらに下をいく、史上最低の黒いオリンピックになるかもしれませんねえ。

村木弾「友情の星」

先日の「新・BS日本のうた」ではじめて聴いて、イッパツで気に入っちゃったのですぐに買った、村木弾の新曲。→令和4年2月6日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

Amazon.co.jp 友情の星

いやあこれは素晴らしい。歌詞は2番までで、もっと長くてもいいかなあとは思いましたけど、短くてあっさりしてるのが逆に男らしく清々しいのかも。

年齢をかさね、友が星になっていった、という体験をするようになった大人の男にこそ心にしみてくる曲ですね。そういう意味では若い人に響くかどうかは微妙かな。こういう曲を歌ってサマになる男はいまの演歌界にはそうそういない。それが彼には可能なのはやっぱり、船村徹先生の「歌は心でうたうもの」という教えをちゃんと継承しているからなんでしょう。カッコいい。大ヒットしてほしい!

おススメ度・・・★★★★☆

DARK LUNACY「WEAVER OF FORGOTTEN」

イタリアのメロディック・デスメタル、DARK LUNACYの4作目。2010年。


Amazon.co.jp Weaver Of Forgotten

このバンドは以前に2ndアルバムを記事にして「退屈」とこき下ろしました。→今週聴いたもの:2021年2月18日~2月24日 ヴァイオリンとかピアノとか使ったり民謡を取り入れたりいろいろ頑張ってはいたけど、どっちにしろ曲がただの思いつき、ヴォーカルはなんの工夫もなく吠えるだけで、いろいろ頑張る方向性そのものが間違ってるという印象でした。

で、この4作目からメンバーが大幅にチェンジしたとのことで、それまでとはだいぶ違った作風になっていますね。シンプルな構成のゴシック・メタルに。デスメタル風味なのは相変わらず単調なヴォーカルだけ。

↑これなんかすごくいい雰囲気なのになあ。ヴォーカルが単細胞、一生懸命吠えるわりには全然重みがないせいですべて台無しに。ヴォーカリストは中心人物らしいから交代しなかったのか。もっとカッコいいヴォーカル入れて自分はピアノに専念すりゃあいいのに。デス声で吠えててもキャッチーで煽情的な表現をするヴォーカリストだっていっぱいいるわけで、このバンドはそのへんが足らないんだなあ。

しかしこのゴシック路線、なかなか悪くない。やっぱりただ思いつきのフレーズをつなげただけっぽい曲も多いけど、少なくとも考えすぎだった2ndアルバムよりは全然イイ。難しいことやる実力はないんだからこの変身は成功だったのでは。ヴォーカルは黙ってろって感じですけどねえ。近作はこのスタイルなのかな。

おススメ度・・・★★★

ODHINN「FROM A SPLENDOURUS BATTLE」

スウェーデンのヴァイキング・デスメタル(?)バンド、ODHINNのEP。1998年作。

Amazon.co.jp From a Spendourus Battle

ジャケ絵はバイキングメタルっぽいし、じっさいどこかで「スウェーデンのバイキングメタルバンド」とか紹介されてたのを見た気がしたので、AMON AMARTHみたいなのを期待して聴きましたが・・・

サウンドプロダクションが猛烈にチープなのはガマン(わざとやってる?)するとしても、これは「ヴァイキング・メタル」には聴こえないなあ。歌詞はそういう内容なのかな。

なにしろありがちなリフ展開とすぐにブラストしたがるリズム、ひたすら喚き散らすアヒル系の甲高いデス声。胸に迫るドラマティックなところがないんだもんなあ。

このバンドと同じように強烈なスピードとアグレッションを喚き散らしながらデス声でガナるスタイルなのにどこまでもキャッチーで感動的なサウンドを実現したAMON AMARTHがいかに凄いバンドかを思い知らされる。とりあえずヴォーカルはうるさいだけだから交代するかスタイルを変えたほうが。もう活動してないのかな。

おススメ度・・・★★

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