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今週聴いたもの:2021年7月8日~7月14日

もういい加減に現政権・与党への文句を書くのはやめたいんですけど、選挙で奴らを負けさせて権力の座から引きずり下ろすまでは、やめることはムリなようです。だって文句言いたくなるようなことしかしないんだもん。

例の、酒類を提供する飲食店に圧力をかけようとした問題。最初は西村大臣が思い付きでポロって言ったのかと思ったんですけど、どうやらそうではなく、関係する各省庁も政権もみんなが了承してそれですすめようとしていたことらしい。それを言ったら猛烈に反発されたもんだから、政権・与党は「西村が勝手に言ったこと」にして逃げ切る腹みたいですが、そんなことを許してはなりませんよ。官僚や自民党の奴らはどいつもこいつも、「国民はお上の言うことはきくもんだ、きくのが当たり前」と思ってることがあらためてはっきりした。だいたい、酒の規制に関してこいつらが言うことって、全部が全部パワハラみたいなのばっかりですよね。国家権力をバックに、金融業者や酒類販売業者に「飲食店の奴らが逆らいやがるから、あいつらをイジメろ!」って要求しようとしたわけでしょ。なんという陰湿さ。

なによりも問題なのは、いちど言ったことを、反発喰らったからってソッコーで撤回しちゃうっていうところ。言葉に重みがなさすぎるし、「誰が何と言おうとこれしかない」「反対されようともこれが最善なんだ!やるしかない!」っていう確固たる信念っていうものが、コロナに限らず奴らにはいつもない、っていう気がしますね。

確固たる信念がないっていうのと同時に、結局のところ保身と票のことしか考えてないからこうなるんでしょうね。今回の件も、選挙が終わったばっかりのタイミングだったら、おそらく撤回しなかったでしょう。選挙前に支持率が落ちたりするようなことはしたくないから撤回しただけでしょ。奴らのやることなんていつもその程度のことです。だからなんでもかんでも先送り、国家の重要課題はいつまでたってもなにも改善しない。

この問題によって、西村経産相に辞任をもとめる声があがっているようですが、奴に「辞めろ!」というのなら、いつも言うように選挙でその意思をしめすべきです。我々国民がその気になれば自公政権を吹っ飛ばすこともできるし、自民党という詐欺集団を消滅させることもできる。コロナ対策に文句をあるのなら、次の選挙では必ず自公以外に投票しましょう!

MEAN STREAK「DECLARATION OF WAR」

スウェーデンの正統派ヘヴィメタルバンド、MEAN STREAKの2ndアルバム。

Amazon.co.jp デクラレイション・オブ・ウォー

名前だけは承知していたが聴く機会がなかったバンド。はじめて聴きましたが・・・・

ACCEPTを真っ先に連想させる、まさに正統派のヘヴィ・メタル!

 

男くさいコーラスといい、どこからどう聴いてもACCEPT。聴き進めるとJUDAS PRIESTやIRON MAIDEN風の曲もあったりする。いずれにしろ、歌メロを大事にしたストロングなヘヴィメタル。

ハイトーンのヴォーカルは高音域を出すと急に不安定、ていうかちょっとカンロクが足りなくなるけど、まあヘタというほどでもないし、ヴォーカルの迫力不足も気にならなくなるほど曲は充実している。キャッチーなサビと聴かせどころをちゃんと配置してるところがイイ。ギタリストはかなりの技巧派だけどエゴ丸出しで弾きまくりっていう印象はなく、そのへんのバランスも素晴らしい。

これは聴き終わってから珍しく「もう1回聴こ」となったアルバム。しばらくヘヴィローテーションになりそう。ACCEPTの近作よりも楽曲の魅力は優っているかも。ほかの作品も聴いてみましょう。

おススメ度・・・★★★★☆

PRESIDENT EVIL「THRASH 'N' ROLL ASSHOLE SHOW」

これはドイツのバンド。PRESIDENT EVILの1stアルバム。2006年作。

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アルバムタイトルどおりの、THRASH'N'ROLLという趣のサウンド。

 

なかなか悪くない。トム・エンジェルリッパーみたいな、メロディを追ってるようで追ってない、追わない感じのヴォーカルは、ワイルドでステキといえばそうだけど、ちょっと好みがわかれるかも。SODOMならこれでもいいけど、このサウンドだったらもうちょっとちゃんと歌ってくれたほうがイイかなあ、という気がします。

ヴォーカルが唸るだけだからっていうのもあるんだろうけど、気持ちよくシンガロングできるキャッチーな曲がないなあ。ヘヴィで汗臭くてウルサくて尖がったサウンドは魅力的だけど、曲のデキはイマイチ。

オススメ度・・・★★★

HATE ETERNAL 「KING OF ALL KINGS」

元MORBID ANGEL、現在はCANNIBAL CORPSEにも在籍するギタリスト、エリック・ルータンのデスメタルバンドの2nd。2002年作。

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私は常々、デスメタルといえども耳に残るキャッチーなフックが曲に必要だ・・・と思っているんですけど、「この冷酷無比な轟音を聴いてるだけで気持ちイイんだから細けえことはいいんだよ!!」となるくらいにカッコよければ、キャッチーなところがなくてもそれはそれでいい・・・とも思っています。

まあそう思わされるほどのハイクオリティなデスメタルっていうのはなかなかないんですけど、このバンドはまさに、轟音の渦に身をまかせていればそれで満足・・・と思える、数少ないバンドのひとつ。この2ndはたまたま聴いてなかったからここに取り上げましたが、作品によって多少の差はあれど、基本的にはいつも同じ(同じなんて言うと真性デスメタルマニアには怒られるかな)ように、徹頭徹尾凶悪な、音の壁に押し潰されるような感覚をくれるデスメタル。

 

もちろん完成度は近作のほうが優っているけれども、ブルータルさ、冷酷さは近作よりも初期作のほうが上ですなあ。それによく聴くと、そこかしこに印象的なフレーズがちりばめられているのもわかる。三流デスメタルのような「ただ思いつきのリフをくっつけただけじゃねえか」というふうにはならない。「とにかく重くて速くて凶暴でキョーレツなのが聴きてえんだ!」という人は必聴。

オススメ度・・・★★★★

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