水森かおりの新曲「瀬戸内 小豆島」が発売されました~!。
今回も演歌の神・弦哲也先生とのタッグ。
この組み合わせなら裏切られることはありえない・・ということはもうわかりきっているので無条件で予約。
こういった安心感、信頼感を抱かせる演歌歌手というのはそうそう多くない。
もはや「様式美」とも呼ぶべき安定感。
ワンパターン?マンネリ?バカ言うんじゃないよ。いつもどおりの素晴らしいデキでした!
デカジャケットはいらないなあ
Amazonで特典付きのものを買いました。
特典はデカジャケット&クリアファイル。
最近はAmazonで買うとよく「デカジャケット」がついてくるんですけど、「ジャケット」と言いつつも実はただのピンナップって感じで、私としては「これ、どうするの?」としか思えません。LPレコードのジャケットみたいに厚紙でつくって中にCDを入れたりできれば「凄い特典だ」ってなりますけど・・・。「水に咲く花・支笏湖へ」についていたボールペンみたいなものにしてほしいなあ。
それに、クリアファイルは大げさでなくもう何百枚もあるし。付加価値としてはイマイチだなあ・・・といった感じ。がんばれAmazon。
しかしそのほかにプレゼント応募ハガキが入っていまして、それが魅力的。
「A賞・・・水森かおりメモリアルコンサートの各会場に10組20名様をご招待!さらに公演終了後に記念写真撮影会」
「B賞・・・特製ブランケットを50名様にプレゼント
・・だそうです。
当選確率はもちろん激低でしょうけど、これは魅力的じゃないですか。コンサートはおカネを払えば行けるけど、彼女ほどの大物と記念写真撮影はなかなかできないでしょ。ファンクラブとか入ってると違うのかな。
ともかく、迷わずハガキをポストに放り込みました。
香川県の小豆島が舞台
今回ももちろんご当地ソング。
舞台は瀬戸内海に浮かぶ小豆島。
小豆島は、瀬戸内海国立公園の中心地で、広さはわが国で19番目の島。20余の属島を含め、169.86㎢の面積をもつ。
人口は約2万8千人。(2017年現在)
(→小豆島観光協会HPより引用)
香川県かあ。「歌謡紀行17」に「多度津みなと町」っていう香川県の曲がありましたね。
それと、「島根恋旅」のカップリングに入ってた「竹居岬」か。あれもいい曲だったなあ。A面の「島根恋旅」よりもよかったくらい。
ほかには香川県の曲は思い当たらないけど、あるのかな?
それはともかく、今回の曲の感想。
↑ここには特典なしの通常盤を貼っておきます。
劇的なイントロが猛烈にカッコいい「瀬戸内 小豆島」。
いつもどおりの、適度な哀愁をたたえたドラマティックな曲ですね。「ひとり!~」というフレーズがとにかく印象的で、そこで耳を奪われ最後まで聴かされちゃう。
一部からは「ワンパターン」と言われちゃうこともある彼女のご当地ソングですが、こういったキャッチーなフレーズが必ず用意されているところがさすがは弦哲也先生。
決まりきった様式を守りつつ、毎度毎度あらたな感動を与えてくれます。やっぱ弦哲也&水森かおりの組み合わせは演歌界最強だな・・・と感服するしかない。
タイプAのカップリングは「オリーブの島から」。これも弦先生の曲。
これも小豆島を舞台とした曲のようです。小豆島はオリーブで有名ですね。「瀬戸内 小豆島」とは違って、昭和テイストたっぷりの明るい曲。楽しく島めぐりしている情景が思い起こされます。
タイプBのカップリングは「おもかげフェリー」。
これも「瀬戸内フェリー」という歌詞が示すとおり、瀬戸内海が舞台となっています。
歌詞は「恋の終わりを知ったとき 黙ってひとりで旅に出た」となっていて、つらい別れのあとに旅に出た女性のこころを歌った曲のようなんですが、とっても明るく爽やか。最後の「私は明日へ旅立つの」という歌詞のように、終わった恋を忘れて明日へ踏み出す希望に満ちた曲。
この曲はイイなあ。まるで昭和のアイドルみたいな可憐でハジけた高音を聴かせているところがイイ。ドラマティック曲では円熟味をみせつつ、そのいっぽうではアイドルみたいなみずみずしい歌唱も聴かせちゃう。さすがだ・・・。
「様式」のなかでいかにカッコいい曲を聴かせるか・・に、実力が滲み出る
さっき、「様式美」という言葉を使いましたが、彼女と同じ事務所の氷川きよしは先日、「演歌の様式美、こうあるべきという形に収まりきらない自分がある」と言い、演歌とカテゴライズされることなく活動していく・・と言っていましたね。
まあ、それはそれで頑張ってほしいとは思いますが、そういうことは水森かおりのように自分自身が様式そのものになっている・・・っていうレベルになってから言ってほしいなあ、という気もします。
弦哲也先生や水森かおりや大川栄策や大月みやこみたいな、その人そのものが様式美を体現している、もしくはカテゴリーのひとつになっているような、演歌という様式を極めつくした名人が「演歌というワクは狭すぎる」と言うのなら「そうかもなあ」と思うけれども・・・。氷川きよしが言っているのをきくと、なんかハンパなこと言ってるなあ、という気しかしません。
それはともかく、演歌の決まりきった様式を守りつつ、圧倒的に抜きんでた表現力で聴き手を感動させる・・ということができる人は演歌界にそう多くないと思います。
弦先生や水森かおりはそれを余裕でやっちゃってるから第一人者であり続けられるわけなんだな。
ワンパターン、マンネリ・・という批判はナンセンス。きちんと聴けばワンパターンでないことがわかるし、かりにワンパターンだとしても「それがどうした」という話。心がふるわされるような素晴らしいワンパターンなら大歓迎。
いつもどおりの素晴らしい作品を、我々ファンはいつもどおりに買い、いつもどおり聴いて、いつもどおりに感動するのみ。いつもどおり出るであろう追加タイプシングルももちろん全部買います!