我が家がある地域は観光が主産業であるので、
学校が夏休みとなって道路や飲食店や小売店などは
家族連れでにぎわうようになってきています。
ゴールデンウィークや正月なども同じで、
独り身の寂しさが身に染みるのはこういう時期。
そんな気持ちになった時は、徹底して絶望的で破壊的なデスメタルに身をまかせたくなります。
そんなことはともかく、2週ぶりのNHK「うたコン」は、
「サザンが来た!激アツ!!エネルギッシュ歌謡SP」。
出演は、市川由紀乃,冠二郎,サザンオールスターズ,シシド・カフカ,竹島宏,松崎しげる,山本リンダ,渡辺美里。
激アツな内容を期待したけど・・・
今回は以下のような内容でした。
「戦う戦士たちへ愛を込めて」・・・・サザンオールスターズ
「どうにもとまらない」・・・・・・・山本リンダ
「太陽は泣いている」・・・・・・・・市川由紀乃
「プレイバックPart 2」・・・・・・・シシド・カフカ
「愛のメモリー」・・・・・・・・・・松崎しげる
「サマータイム ブルース」・・・・・渡辺美里
「恋町カウンター」・・・・・・・・・竹島宏
「演歌人生」・・・・・・・・・・・・冠二郎
「特選」・・・・・・・・・・・・・・シシド・カフカ
「壮年JUMP」・・・・・・・・・・・・サザンオールスターズ
「SP」っていうから8時45分までの拡大版かと思ったら違いました。
「激アツ!」というふれ込みでしたが
私としてはあまり盛り上がる選曲ではなかったかな。
サザンの曲はイマイチだった
サザンオールスターズが初登場、ということで
喜んだファンの方も多かったんでしょうが、
私はとくにサザンに思い入れがなく、あんまり書くことないです。
小学生のころ「ザ・ベストテン」ではじめてサザンをみたときは、
子どもながらに「他とは全く違う、すごい人たちが出てきた」
ということを感じたのは覚えていますが・・・。
つまるところ、あんまり好きな曲がない。
ラジオとかで聴くと「いい曲だな」と思っても、
音源を所持しておいて折に触れて聴きたい、という気持ちにはならない。なんでですかね。
そのサザン、2曲やってくれたんですけど、
どちらもさすがのクオリティながら
ちょっと印象の薄い曲だなと感じました。
年齢をかさねたせいなのか丸くなったというか、毒気はまったくなくなりましたね。
やっぱり、音源を買いたいという気持ちにはならない。
これは好みの問題なのでしょうがない。
で、このメンバーだと、個人的な注目点は冠二郎だけ、ということになりますね。
曲で「セイヤ!」が聴きたかった!
冠二郎は、32年ぶりにリメイクして「平成版」として3月に発売した
「演歌人生」を歌唱。
この曲、ものすごく久しぶりに聴きました。いいですね。
実は冠二郎の曲っていい曲が多いんですよね。
「ほろよい酔虎伝」とか、「望楼の果て」とか・・・
そこらの若手男性歌手が歌ってもサマにならなそうな、
人生経験豊富なオッサンが歌ってこそカッコいい曲がいっぱい。
で、今回は「大阪の名所で100人とセイヤっ!」という企画。
「演歌人生」をバックに大阪の人たちと「セイヤ!」を100人とキメる映像が流れる・・・
という趣向で、赤ちゃんとか外国人観光客?とかと「セイヤ!」してたりして
なかなか面白かった。
しかし・・・目下の最新シングルが「演歌人生」だからしょうがないけど、
「セイヤ!」を100人とキメる、 という企画ならば
やっぱり曲は「炎」とか「ムサシ」とかにしてほしかったなあ~。
↑ちょうど社会人になるかならないかのころに聴いて衝撃を受けた「炎」。
その当時、カラオケがいまとは比較にならないくらい流行っていて、
私も友人や同僚とよく行きましたが(いまはカラオケ大嫌い)、
この「炎」は私がカラオケで必ず歌う曲になっていました。
友人がみんなサザンとか米米CLUBとかを歌っているなか、
冠二郎や加山雄三や太田裕美しか歌わない私はやはり浮いていましたね。
それはともかくこの曲は、
「ア・アイアイ ライク 演歌~」という歌詞といい、
「FLAME FLAME FLAME」というコーラスといい、
すべてが圧倒的インパクトの超名曲。
しかも、全然ふざけた感じに聴こえず、きちんと「演歌」っぽくなっているのは、
やっぱり冠二郎自身の歌唱が魅力的だから。
若手男性歌手でこの味を出せるのは・・・三山ひろしくらいじゃないか。
あとはとくにこれといって言及したい曲はなし。
シシド・カフカがドラムを叩きながら歌ってましたが、
ドラム兼ヴォーカルってビジュアル的にはあんまりカッコよくないと思うのは私だけ?
それと、市川由紀乃はいつもキレイだけれど、洋服姿のほうが着物よりも映える感じですね。
といったところで今回は終わりにします。
「うたコン」はしばらくお休みですね。