歌手・俳優として活躍されたいしだあゆみさんがお亡くなりに。心よりお悔やみ申し上げます。
私の世代だと歌手というイメージはあまりないんですが、もちろん代表曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」くらいは耳にこびりついている。「あなたならどうする」はCMソングとしてさかんに流れていたのはよく覚えています。
本人は歌手活動にあまり前向きではなかったという話ですが、今の感覚からすると二十歳そこそことはとても思えない色気とカンロクのある歌唱。小娘っていう青臭さは一切ない。150万枚も売れたってのも納得ですね。私もこれを機会に音源を購入してそれに触れることで追悼としたいと思っています。
GLENMORE「MATERIALIZED」
ドイツのヘヴィメタルバンド、GLENMOREのデビュー作。1993年作。
2枚のアルバムを残して消えてしまったバンド。なぜかその音源を手に入れる機会に恵まれず、初めて聴きます。「QUEENSRYCHEのフォロワー」という評判をよく目にしますが、すると意識高い系のプログレッシヴなサウンドなの？・・・
全編聴いたが、あまりQUEENSRYCHEっぽいとは感じませんでしたね。ヴォーカルがハイトーンだからってのもあるのか。しかしジェフ・テイトというよりはどちらかといえばトニー・ハーネル（TNT）っぽいと私は感じました。
いずれにしろQUEENSRYCYEのような「知的なことやってるぜ！ドヤア」みたいな味（だから3作目以降は私は好きじゃない。超ハイクオリティなのは認めますが）はべつにない。回りくどいところもなく、どこまでも情熱あふれるキャッチーな歌を聴かせてくれる。やっぱり他人の言うことはアテにしてはいけないんだなあ。じぶんの耳で聴いてみないと。
当時のいわゆる「ジャーマン・メタル」味も薄い。私なら予備知識なしで聴いたら北欧バンドかなと思っちゃうかも。なので「ドイツのメタルバンドの93年作か。それならこういう音かな」という期待をすると裏切られるかも。しかし楽曲の良さに関しては、高価取引されている中古盤を手に入れても、裏切られることはないでしょう！
おススメ度・・・★★★★