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参議院議員選挙が残念な結果に。

このブログでは折に触れて現政権に対する文句を並べ立てていまして、

ウゼエ・・と思っている読者の方もたくさんおられるでしょう。

 

しかし、今回の参院選の投票率が50%を割った、ということからもわかるように、

多くの国民が政治に無関心、

もっと言えば「お上のやることに、(たぶん)間違いはない」といったかんじで

政治に批判の目を向けないから、テキトーで勝手なことばかりを政府・与党がやりまくり、

なあんにも仕事をせずに延々と結果が出なくても「やってます!」でごまかすことができてしまう。

 

国民は、

ヘタなことをすればいつでも政権から引きずり降ろされる可能性がある・・・という恐怖を、

政権の座にいる者たちに与えなければならないはずなのに、

逆に舐められちゃってる。

断言するが自民党のおじいちゃんたちは2万パーセント、

「愚民をコントロールすることなんぞお茶の子さいさい」と思ってますよ。

あれだけデタラメなことをやりまくっても選挙で負けないんだから。増長するのが当たり前でしょう。

「安定」を訴えていたのに、内閣改造すんのかよ

安倍首相は選挙期間中「政治の安定」が大事、などとぬかしていましたが、

内閣改造をやるらしいですよ。

 

いつもそうだが、内閣改造ってほとんどの場合、

政権のフレッシュさをアピールしてマンネリ感を消すとか、

首相が人事権を行使することで求心力を維持するとか、

もしくはただの慣習・・であって、

国民のためにはなにひとつ役に立ってないですよね。

 

「安定」を言うのなら、

その道のスペシャリストが同じ職をやりつづけたほうがいい場合が多いのではないか

(「拉致問題」だって、担当がいつも違う人間では交渉も進まないでしょう。本気でやってるのなら、の話だけれども)。

官僚だってトップがコロコロ代わったら仕事にならないでしょう。

まあ、それで成り立っちゃってるんだから、大臣なんぞ誰がやっても同じ、ということか。

 

だいたい、首相に任命された大臣が「なんで私が任命されたのかわかりません」とか言っちゃって首になったり、

そんなことばっかりでなにが「安定」なんだよ。

たった1回きりのオリンピック・パラリンピックをやるだけの大臣がもう何回交代してるの?

これで「安定」とかぬかすその神経が理解できないし、

安倍内閣でいったい何人の閣僚がカネや失言で辞めたか・・・そんなことももう忘れちゃってる国民のノーテンキさ加減にもビックリする。

それはともかく、ポリティカルなメタルの名作を聴きなおしたので紹介

まあ、選挙は終わってしまったので仕方がない。

自民党に投票した方は嬉々としてムダな消費税を払ってくださいね。

自民党支持者は増税前に駆け込みで買い物したりしてはいけない。増税してから高いものをいっぱい買ってください。

増税が必要なものだと支持して投票したんだから、10%になってからどんどん買い物をして、政権に協力するべきでしょう。

 

さきほど、国民が「いいかげんなことやってると政権から降ろすぞ!」

というプレッシャーを政府・与党に与えなければならないのにそれができてない・・・

と書きましたが、

アメリカ第3代大統領のトーマス・ジェファーソンは

こんな言葉を残したといわれてますね。

 

When the people fear the government, there is tyranny. When the government fears the people, there is liberty.

(民衆が政府を恐れるとき、そこには暴政がある。政府が民衆を恐れるとき、そこには自由がある)

 

今の日本の場合、政府は民衆を恐れてない。間違いなく舐めてる。いくらでも言いくるめられると思っている。

民衆が政府を恐れているかというと、それも違う。政府はきちんとやってくれる(はず)と妄信させられちゃってる。だから、投票に行かない。

 

これはとても恐ろしい状況じゃないでしょうか。

政府にも民衆にも緊張感がない。だから政権交代など起こらないし、だから政府は一生懸命に仕事しない。民衆もだれに政権を託すべきか真剣に考えない。

 

それはそれとして、

ジェファーソンの言葉で思い出したメタル作品をひとつ紹介しておきます。

さきのジェファーソンの言葉を引用した、アメリカ・コロラド州のスラッシュ・メタルバンド、HAVOKの「Give Me Liverty・・Or Give Me Death」。

う~ん、硬質で鋭く、かつキャッチーなリフが超カッコいい。

彼らの3枚目のフルレンスアルバム、2013年発表の「UNNATURAL SELECTION」に収録されています。

Amazon.co.jp Unnatural Selection

上に貼ったMVでは権力によって監視・コントロールされる民衆の様子が映っていましたが、

この類のことは程度の差はあれ日本でも起こっていることでしょう。

放っておくと権力は必ず暴走し腐敗する、という意識が日本人には足らないんじゃないか、と感じます。

だから投票に行かない。死刑制度にも恐怖を感じない。

そして、「お上は絶対」と思ってるから、警察や役所をかたる詐欺師にかんたんに騙されちゃう。

 

「UNNATURAL SELECTION」アルバムはほかの曲も素晴らしいデキで、

スラッシュ・メタル好きの人は必聴・・・ですが、

個人的には2011年の2ndアルバム

「TIME IS UP」のほうが私は好き。

Amazon.co.jp Time Is Up

21世紀のスラッシュ・メタルを代表する傑作のひとつ・・と評しても異論を唱える人はあんまりいないでしょう。

ジャケ絵がダサすぎるのが難点か。いやいや、メタルはこれでいいんですよ。

露骨にSLAYERの影響があらわれている、

スラッシュ・メタル以外のなにものでもないメタル。

目下の最新作、2017年の「CONFORMICIDE」では残念ながらプログレッシヴ&テクニカル路線に走ってしまい、

そこらにありがちな小賢しくつまらない作品となってしまってましたが、

上に貼った作品はいずれもオススメ。

ぜひとも聴いていただきたいと思ってます。

それから・・・選挙には必ず行きましょう!

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