信じがたいことに、児童生徒がふだん使っている教室に防犯カメラを設置して問題児童を「監視」したりしている学校があるらしいですね。そのうえそれを容認する教育委員会なんかもあるとか。
これはマジで気が狂っている。大問題じゃないですか? 保護者や児童生徒には許可をとったうえでのことなのだろうか。しかし児童生徒はそれのいったいなにが問題なのかよくわからない子もたくさんいるだろうし、もし「いじめとかあるし、防犯カメラ設置しようぜ」とかぬかすオトナがいたとしても、そこは保護者や教育関係者が全力で「バカ言うんじゃないよ」と言うべきなのでは。刑務所ですら居室内を防犯カメラで監視するのはよほどのことがないかぎり認められない(というのが建前)なのに。児童生徒のプライバシー保護の必要性は受刑者以下なのか? 教師が個人的趣味のために児童生徒を盗撮したら大騒ぎするくせに。
まあ世のオトナの大部分が町中のどこにでも設置してある防犯カメラで常時盗撮されていても「防犯のためには仕方がない」とか思っちゃってますからね、子どもたちもオトナに「必要なんだ」と言われれば納得してしまうかもしれないし、いじめがあったりしたら「録画しろ!」とか言い出す保護者もいるんでしょう。教師の側も人手がなくて大変だからそのほうが手っ取り早いと思ってやってしまうわけか。しかしそれは職務放棄だと思うなあ。教師が防犯カメラに頼りたくなるような状況をまずは改善しなくてはならないということか。するとやっぱり政治はきちんと動かなくてはならないという話になるのか。
それはともかく、今回の「新・BS日本のうた」は、福岡県朝倉市での公開収録。
出演は、
山本譲二、中村美津子、成世昌平、水森かおり、丘みどり、純烈、徳永ゆうき、朝倉さや、竹野留里。
個人的にそそられる豪華な顔ぶれでよかった!
今回の曲目は以下のようになっていました。
「グッド・ナイト・ベイビー」・・・・純烈
「骨まで愛して」・・・・・白川裕二郎(純烈)
「愛と死をみつめて」・・・水森かおり
「僕は泣いちっち」・・・・徳永ゆうき
「都の雨に」・・・・・・・丘みどり
「夜汽車」・・・・・・・・成世昌平
「色・ホワイトブレンド」・・朝倉さや
「古い日記」・・・・・・竹野留里
「箱根八里の半次郎」・・中村美津子
「願・一条戻り橋」・・・山本譲二
「ブルー・シャトウ」・・丘みどり&純烈
「真赤な太陽」・・・・・丘みどり&純烈
「みどりのケセラセラ」・・丘みどり&純烈
「日向岬」・・・・・・・水森かおり
「渋谷節だよ青春は」・・徳永ゆうき
「恋の肥後つばき」・・・中村美津子
「ひとり薩摩路」・・・・水森かおり
「炭坑節」・・・・・・・朝倉さや&竹野留里
「津軽あいや節~四季花鳥」・・竹野留里
「River Boat Song with respect for 最上川舟唄」・・朝倉さや
「アイドル」・・・・・・朝倉さや&竹野留里
「はぐれコキリコ」・・・成世昌平
「人生桜」・・・・・・・中村美津子
「関門海峡」・・・・・・山本譲二
「夜香蘭」・・・・・・丘みどり
「明日への扉」・・・・・徳永ゆうき
「大阪恋しずく」・・・・水森かおり
丘みどりや水森かおりが登場ということで、私にとっては非常に豪華な顔ぶれで楽しみにしていました。
今回は民謡出身系の歌手の活躍する時間が多かったですね。竹野留里は前に出たときも「四季花鳥」歌ってたっけ。竹野の歌唱はスゴイが私の嫌いな曲「千本桜」に似てるのがちょっと・・・。
私には民謡の良し悪しはさっぱりわからないけれども、こと演歌ということになれば民謡系の歌手のなかではやっぱりこの人が若い歌手とは格が違う、というのはわかる。成世昌平の「はぐれコキリコ」はいつ聴いても素晴らしい。
それから、水森かおりの先日出たばかりの新曲「大阪恋しずく」を歌うところがさっそくみられて良かった。これについては先日CD のレビューを書いたからそちらも見ていただきたいですが、 →水森かおり「大阪恋しずく」を聴いた! 「水森かおりのシングルが『しあわせ演歌』?いやいやウソだろ? いつもの哀しい曲が聴きたいんだよ!」と思っていた私も、聴き込むにつれ「すごくいいじゃないか」となってきてるから、やっぱり弦哲也先生&水森かおりの組み合わせにはハズレはありえないんだな、と再認識!
といったところで今回はこのへんで。次回放送分は市川由紀乃が出るのか! 元気な歌唱を期待!