哀しみの演歌と絶望のメタルを聴き漁るブログ

演歌とメタルをとおして、人生の理不尽さをみつめるブログ。

新BS日本のうた

令和2年1月5日放送のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

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新年一発目の「新・BS日本のうた」の感想記事です。

 

同じNHKの、地上デジタルのほうの歌番組「うたコン」、そして年末の「紅白歌合戦」などがひたすら軽薄化・バラエティ番組化するなか、引き続きホンモノの歌番組としてのクオリティを維持してくれているいまや貴重な番組。今年もその調子で視聴者に媚びない番組づくりを続けてほしい。

 

で、今回は「新春スペシャル!2020」。

出演は、

市川由紀乃,工藤あやの,真田ナオキ,島津亜矢,津吹みゆ,中澤卓也,新浜レオン,パクジュニョン,羽山みずき,松阪ゆうき,水雲-MIZMO-,山内惠介,花柳糸之社中,篠原華綾,山崎瑠奈,下山凛,鏡味仙三郎社中,松尾あさ,柳亭市坊,すゑひろがりず,BS日本のうたバンド,たかしまかんた。

今回はNHK101スタジオで行われたものです。

今年、飛躍が期待される若手が集合

今回は以下のような曲目でした。

 

「一月一日」・・・・・・・全員

「夜汽車」・・・・・・・・島津亜矢

「大利根無情」・・・・・・山内惠介

「修学旅行」・・・・・・・中澤卓也

「寒い朝」・・・・・・・・羽山みずき

「そよ風道中」・・・・・・工藤あやの

「怪傑ハリマオの歌」・・・松阪ゆうき

「パイナップル・プリンセス」・・津吹みゆ

「霧笛が俺を呼んでいる」・・真田ナオキ

「星娘」・・・・・・・・・新浜レオン

「バラの渚」・・・・・・・パク・ジュニョン

「学生時代」・・・・・・・市川由紀乃

「BOHEMIAN RHAPSODY」・・水雲-MIZUMO-

「兄弟船」・・・・・・・・・・水雲-MIZUMO-

「北国の春」(中国語Ver.)・・みちのく娘!

「川の流れのように」・・・・・みちのく娘!

「個人授業」~「恋のアメリカン・フットボール」~「恋のダイヤル6700」~「学園天国」・・・パク・ジュニョン&新浜レオン&真田ナオキ&松阪ゆうき&中澤卓也&全員

「凛」・・・・・・・・・・島津亜矢

「唇スカーレット」・・・・山内惠介

「雪恋華」・・・・・・・・市川由紀乃

「元禄名槍譜 俵星玄蕃」・・山内惠介

「戦国おんな歌絵巻 お市の方」・・市川由紀乃

「井原西鶴原作 好色五人女より お七」・・島津亜矢

 

実力派の若手&中堅どころが揃っていたこともあり、見ごたえのある内容になっていました。できればスタジオでなく客を入れたホールでやってほしかったけれども。

 

今回はけっこうマニアックな選曲で、私も知らなかった曲がけっこうあって楽しく視聴できました。こういう視聴者に媚びない選曲、構成はいいねえ。羽山みずきの「寒い朝」はすごくよかったし、松阪ゆうきの「怪傑ハリマオの歌」もやたらカッコよかった。

私は常々「NHKは受信料を税金のように徴収しているんだからクソみたいな番組をみせることは許されない」と書いていますが、たとえ視聴率がとれなかろうともこのような高いクオリティの内容を届けてくれればなんの文句もない。

紅白の「媚び媚び」加減がよくわかった

ハイクオリティな曲と歌唱で、とても落ち着いた気持ちで歌を堪能できたのですが、それにしてもこれをみているといかに「紅白歌合戦」がクソな内容だったかがよくわかります。

令和元年「紅白歌合戦」をいちおう観た

 

すべての年齢層に対応しようという「八方美人」的演出、とくに若者層へ媚びた構成はみるに堪えなかった。

とにかくチャンネルを変えられないように、歌以外のいろんなものをガシャガシャつけるから落ち着きがない。つまらない曲ばっかりだからそうせざるを得なくなっているんだから、聴きごたえのあるいい曲を揃えることを考えればいいのに(嵐が歌った「カイト」ってなにあれヒドイ。これを聴いて「こんなつまらん曲NHK2020ソングとして使えないよ」とやり直しを命じないNHKは愚かの極)。視聴者への「媚び」しかみえてこない。

 

NHKは公共放送なんだから、それにふさわしいクオリティの番組をつくることだけを考えればいいんであって、視聴率なんぞ気にしてはいけないんじゃないのかな。

「いだてん」が低視聴率に沈んだ時は「視聴率がすべてではない」って言ってたじゃないか。

大河でできてなぜ紅白でそれができないのか。

 

テレビでも雑誌でもミュージシャンでも作家でもそうだけど、もっとウケよう、もっと売れようと思って信念を捨てて客に媚びだすと長い目でみればロクなことはない。

このへんで紅白歌合戦もホンモノの歌番組へ原点回帰するか、紅白という看板をおろして「バラエティ番組です!」と宣言して別の番組に生まれ変わるか、どっちかにしたほうがいいのでは。

今年も素晴らしい曲との出会いを提供してほしい

紅白の話はともかく、今回のハイライトは最後の歌謡浪曲3連発でしたね。

山内惠介の「俵星玄蕃」は軽いなあ・・とちょっと残念だったものの、島津亜矢の「お七」はさすがの迫力だったし、市川由紀乃の「お市の方」も素晴らしかった。これは岡千秋先生の曲なのか・・聴いたことなかったんですけど、カッコよすぎるじゃないか!

これは音源は売ってないの?とさがしてみると、市川由紀乃は2011年にこんなアルバムを出していたんですね。迂闊なことに知りませんでした。

Amazon.co.jp 決定版 戦国女絵巻

こいつは聴かなくては・・とさっそくAmazonでポチリました!

やっぱりねえ、歌番組っていうのはこのように自分の知らなかった素晴らしい曲との出会いを提供してくんなきゃあダメなんですよ。視聴者が退屈しないように媚びるだけの歌番組ではそういう出会いは期待できない。みんなが知ってる曲しかやらないんだから。

 

といったところで今回はこのへんにしておきます。

今年も素晴らしい曲との出会いを提供してくれるホンモノの歌番組をお願いしたい。

来週も期待しましょう。

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