期日前投票も始まったらしいアメリカ大統領選。共和党の候補で元大統領のトランプと、民主党の候補で現副大統領のハリスがテレビ討論で直接対決しているのを、全部ではありませんが見ました。
まあトランプのアホさ加減が全開で現れてしまった感がありましたね。「移民が犬や猫といったペットを食べている」と発言し、「そんな事実はない」と指摘されて言った言葉が「テレビで言ってたぞ」。いやあここはビックリした。これが世界最大の国家の大統領候補、っていうか大統領を1期つとめた人間の言う言葉なのだろうか。テレビで見た、って・・・小学生か。政治家なら「そういう話を聞いて調査させたが・・・」とかくらい言えよ。
そもそもいまアメリカに住んでる白人はみんな、船に乗ってアメリカ大陸に渡っていって原住民を蹂躙して自分の国にしちゃった、原住民からすれば「不法移民」の子孫なわけで、「移民移民騒いでるけどさあ・・・」という話にはならないんだろうか。それを考えたら、もし事実だとしても犬を食うくらいのことがいったいなんだというのか。
こんなのが大統領候補になっちゃうアメリカはほんと終わってる・・と呆れるしかないんだけれども、日本でも同じレベルの奴らが権力の座に居座ってますからねえ。悲しいことです。自民党なんかは80後半にもなるヨボヨボのおじいちゃん(いろんな意味でトランプに似ている)がまだ権力にしがみついているし、いままでながいこと政権の中枢にいた人間が総裁選が始まったとたんに急にいままでと違うことを言いだして、選挙民にウケようと口から出まかせを並べている。テレビでそのツラをみると吐き気がとまらなくなりテレビを切るしかなくなる。金銭欲と権力欲にまみれた人間がウソ八百をならべる姿ほど醜いものはこの世にない。兵庫の斎藤なんかをみてればそれを痛感するはず。自民党の奴らも同じですよ。奴らも都合が悪くなれば「記憶にない」「私の認識ではそうではない」「法的に問題ない」で済まそうとするゴミ。「記憶にない」ということ自体がウソ、というのを暴くいい方法はないものだろうか。刑事事件なんかでは客観的な証拠があれば「記憶にない」と言っても通用しないんだけれども、こいつの場合はそれがあってもまだ抵抗する。するとなんとかして刑事事件に発展させるしかないわけか。斎藤にムリを強要された業者なんかの市民が「贈賄を強要された」とかの理由で告訴することはできないんだろうか。
それはともかく、アメリカ民主党のハリスが言う公約についてのアメリカ国民へのインタビューで「いやいや、いままでなにしてたの?なぜいままでできなかったの?」と突っ込む人がいたのを見ましたが、いま自民党総裁選に出てる奴らにも同じことを言ってやりたい。加藤なんかは官房長官までやってたくせにいまさら「所得倍増」とかいきなりぬかし始めて、よく恥ずかしくないなあ、と呆れる。今までなにをしてたんだよ。本気でそれを目指していたんなら今までいくらでもやるべきことがあっただろ。それが首相になったからっていきなりできんの? 恥というものを知ってれば自民党なんぞに籍を置くはずがないので仕方がないのか。
自民党総裁選は一般の国民には投票できないから静観するしかないけれども、我々国民は「自民党政権では誰が総理になろうがダメ」ということをしっかり自覚し、おそらく近いうちにあるであろう選挙(総裁が変わって支持率が多少なりともアップすれば好機とばかりに解散総選挙に打って出るはず。そんなことで支持率がアップしちゃうってこと自体が問題ですけどね)において自民党の議員をゼロにし壊滅させることだけです。
で、今回の「新・BS日本のうた」は、東京・渋谷のNHKホールでの公開収録。
出演は、
森進一、前川清、石川さゆり、福田こうへい、クミコ、半崎美子、伊達悠太、田中あいみ、新☆ハッピー&ブルー。
森進一と前川清が元気でなにより
今回の曲目は以下のようになっていました。
「再会」・・・・森進一&石川さゆり
「京都から博多まで」・・前川清
「涙の太陽」・・・田中あいみ
「真夜中のギター」・・クミコ
「無錫旅情」・・・福田こうへい
「今日の日はさようなら」・・半崎良子
「霧にむせぶ夜」・・伊達悠太
「アプレ・トワ」・・クミコ
「TATSUYA」・・・・田中あいみ
「サバイバル・レイディー」・・伊達悠太
「赤坂物語」・・・・新☆ハッピー&ブルー
「おふくろさん」・・森進一
「天城越え」・・・・石川さゆり
「悲しい酒」・・・・美空ひばり
「南部蝉しぐれ」・・福田こうへい
「恋唄」・・・・・・前川清
「長崎は今日も雨だった」・・前川&福田&新☆ハッピー&ブルー
「猫じゃ猫じゃ」・・石川さゆり&福田こうへい
「南部牛追唄」・・・福田こうへい&石川さゆり
「ドンパン節」・・・石川さゆり&福田こうへい
「噂の女」・・・・・前川清&森進一
「I LOVE YOU」・・・森進一&田中あいみ
「襟裳岬」・・・・・森進一&前川清
「地球へ」・・・・・半崎美子&NHK東京児童合唱団
「庄内しぐれ酒」・・福田こうへい
「とこしえの旅」・・石川さゆり
「みれんの港」・・・森進一
森進一と前川清が中心となった構成でした。ふたりとも76歳か。その年齢で元気に活動を続けているのはなによりスゴイし喜ばしいことではありますが、さすがに歌声には衰えがみえているかな。しかしふたりとも、年齢をかさねたことを「衰え」ではなく「味」として表に出している感じで、「もうやめたほうが・・」という気にはさせない。そのへんはさすが。
個人的に注目していたのは新曲をやるであろうと思っていた田中あいみだったんですが、7月に網膜剥離で手術をしてたってのは知りませんでした。今回の公開収録が7月18日だったから、退院したばかりのタイミングだったわけか。
報道を見るかぎりとりあえずその後の経過は良好らしいからなにより。その田中あいみの新曲は「TATSUYA」。
またなかなか強烈な歌詞とクールな歌メロをきかせる曲ですね。彼女のカラーにはピッタリ合っているというか、この路線でいくのは正解でしょう。ブアツいコーラスもいい感じ。
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半崎美子の「地球へ」は教科書にのったんですってね。本人はそれが夢だったそうで。たしかに教科書にのるってのはあらゆる意味で世の中に認められたってことで、ソングライターとしてはひとつの目標になりえるんでしょう。私もBEATLESの「Yesterday」なんかは学校で覚えた。
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しかし、教科書にのせる曲を決めるのは誰なんだろう。出版社の人?それとも文科省の役人?出版社がつくって役人が認可するってことかな。日本だと、なにか利権がらみで選曲してるんだろうなあ、という気持ちにさせられるけれど、いずれにしろ出版社の人間も役人もみんなが知ってて認める曲でないと選定されないんだろうから、スゴイことであるのは間違いないんでしょう。
そういえばその半崎が前半で歌った「今日の日はさようなら」は小学校か中学校だったか、40年ほど前、学校で歌った覚えがあって、いまでも全部歌える。これは今聴いてもとんでもない名曲。まさに子どもに教えるにふさわしい。子どものときに歌ったり聴いたりした曲って忘れないもんですねえ。小学校の校歌も全部覚えてる。
といったところで今回はこのへんで。次回は再放送回なのでお休みします。