パリオリンピックが閉会。日本は海外開催のオリンピックでは最多となる45個のメダルを獲得したそうです。
選手のみなさんの頑張りに関しては称賛したいしメダリストとなった方々にはお祝い申し上げたいですが、前回の東京と同様、さまざまな問題が噴出していましたね。なかでも、今に始まったことではないけれど、採点競技を中心に「ジャッジがおかしいんじゃないか」っていう争いがいっぱい起こったことは非常に遺憾でした。
まあどんな競技であるにしろ完璧に公平公正・平等な条件でやるのはムリなので言っても仕方がないんだけど、素人がみてなにが良くてなにが悪いのかサッパリわからないような採点競技はもうオリンピックでやるべきじゃないんじゃないか。ブレイキンとか飛び込みとか。もちろん一流どころとそうでない選手だったらブレイキンも良し悪しがわかるでしょうが、一流が集まってメダル争いする場面ではもうなにが違うのかまったくわからないしほとんど差がない。するとやっぱり「ジャッジがおかしい」という文句は必ず出る。出るのは仕方がないとしても、ジャッジに国同士の力関係とかなんらかの忖度とかがはたらいているのがミエミエになってしまっては、私のように「みたくない」となる人間が増えるのも当然じゃないか。
そもそも五輪は権力者にとっては国威発揚や権力基盤の強化のため、IOCやスポンサー企業にとってはカネのため、選手にとっては自己実現やカネや名誉のためのイベント・・・と考えると、私などは誰かがメダルとったり負けたり、それでマスコミが騒いだりしても、とくに感動をおぼえることができない。もちろん、頑張って結果を出した人をみれば「スゴイ」「よく頑張った」「おめでとう」という気持ちにはなるし、その身体能力に感嘆もするし、その人がどんな努力をしてそこにたどり着いたかに想いをはせることはあるけれど、それで終わりだしそれ以上の感激はわいてこない。
よく負けて「申し訳ない」と謝る選手をみるけれど、別に謝ることはないでしょう。選手は選手自身自己実現と名誉(とカネ)のために頑張ったのであって、メダルメダルうるさい国民やマスコミのために頑張ったわけではないはず。すると「国から強化資金もらってるんだろ!」とか言われるんだろうけど、それは権力者の都合で権力者が勝手にやってること。北朝鮮じゃないんだから、「国のため!国民のため!」などということはないし考えなくていいのでは。
で、今回の「新・BS日本のうた」は、茨城県常陸太田市での公開収録。
出演は、
高山厳、長山洋子、日野美歌、野中さおり、香西かおり、三山ひろし、走裕介、望月琉叶、水城なつみ、青山新。
高山厳が登場!そして当然あの曲を!
今回の曲目は以下のようになっていました。
「チャンチキおけさ」・・・・三山ひろし
「月がとっても青いから」・・香西かおり
「恋は神代の昔から」・・・・望月琉叶
「あなたのブルース」・・・・青山新
「夢飾り」・・・・・・・・・野中さおり
「愛染橋」・・・・・・・・・長山洋子
「ヤン衆丸」・・・・・・・・走裕介
「潮来花嫁さん」・・・・・・水城なつみ
「今夜は離さない」・・・・・野中さおり&青山新
「心凍らせて」・・・・・・・高山厳
「氷雨」・・・・・・・・・・日野美歌
「すごい男の唄」・・・・・・三山ひろし
「酔っぱらっちゃった」・・・香西かおり
「黒田ブギー」・・・・・・・長山洋子
「酒と泪と男と女」・・・・・三山&香西&長山
「恋をちょうだい」・・・・・高山厳&香西かおり
「絆」・・・・・・・・・・・長山洋子&青山新
「男と女のラブゲーム」・・・日野美歌&三山ひろし
「愛の終着駅」・・・・・・・長山洋子
「細雪」・・・・・・・・・・三山ひろし
「北の宿から」・・・・・・・香西かおり
「白神山地」・・・・・・・・長山洋子
「恋...情念」・・・・・・・・三山ひろし
「そぞろ雨」・・・・・・・香西かおり
「北の螢」・・・・・・・・三山&香西&長山
「朧月」・・・・・・・・・望月琉叶
「寒牡丹」・・・・・・・・水城なつみ
「雫」・・・・・・・・・・走裕介
いつ以来のことかわからないけれど、高山厳が登場。その名前をみれば誰もがそれを期待する、90年代の歌謡界を代表する超名曲「心凍らせて」をやってくれました!
これでヒットしたのがもう30年以上前、現在本人は72歳。さすがに歌声は若いころと同じというわけにはいきませんでしたが、その独特の湿り気をおびた哀愁の歌唱の「味」は失われてなくて、やっぱこの曲は本人歌唱しかありえないよなあ・・と再認識。できれば「悲しみよ一粒の涙も」とか「泣くなよ」とか「愛は炎のように」とかも聴きたかったがさすがにそこまではムリだったか。
それにしても、日野美歌の「氷雨」とならんで、渡辺アナは「今回はフルコーラスで!」と強調していましたが、「名曲特選」とかスペシャルステージでのメドレーとか以外はフルコーラスが当たり前にしてほしいなあ。すると曲が少なくなるかもしれないけど、私はそっちのほうが嬉しいし満足度が高くなると思う。
それと、走裕介が披露した目下の最新曲「雫」は、個人的2024年演歌歌謡曲ベストチューン候補のカッコいい曲。
→今週聴いたもの:2024年4月18日~4月24日(走裕介、WHITE WOLF、STORMWARRIOR)
これもフルコーラスでこそその魅力を堪能でき感情が揺さぶられる曲だと思うんだけどなあ、短くカットされて残念。「ヤン衆丸」での扮装の似合わなさ加減にはちょっと笑っちゃったけど、ネッチョリした味の歌唱の味はいちど好きになってしまえばその中毒性は高い。こういう曲がヒットしてほしい!。
といったところで今回はこのくらいで。次回放送分は一条貫太が登場か!暑苦しく男らしい歌唱を期待!