岸田首相が「異次元の少子化対策に取り組む」とドヤ顔で話していましたね。「異次元」ってどこかできいたフレーズだな。そして省庁横断の新会議をあらたに設置することを指示したという。
いやいやいや、今さら? 少子化対策担当大臣ってのが登場してもう15年、いままではいったいなにをしていたのかをまずは検証しろ。記者も「異次元とは?いままでは何してたんですか?」ってツッコめよ。なんか今突然湧いて出た問題に対して言うような感じで「俺がやってやるぜ!」って言ってるけど、出生数がこんなことになるってのはもう何十年も前から言われていたことだろ。もう加速しすぎてストップすることは不可能になった段階でノンキにこんなことをぬかしてる。増税の口実にしたいだけ、もしくは「仕事してます」アピールに使いたいだけなんだろうなあ。その無能さこそがまさに異次元。
民間企業などまともな組織でまともに仕事してるなら、なにかやりとげなければならない仕事が未達成であったなら「いままでこれをやったけどダメだった。すみませんでした」「失敗したのはこれこれこういうことが原因です」という検証と反省がなされ、その反省を踏まえたうえで今後何をするべきかを議論し、方針が決まったら具体的な施策を決め、具体策を実行するためにはカネはどれだけ必要か・・・っていうふうに進めるはずですけど、自民党というカネの亡者どもが集まった特殊詐欺集団にはそんな常識はないんだよなあ。少子化担当大臣の小倉とかいう奴(こんな奴いたんだ。な~んにも仕事してないから動きも伝わってこないんだな)とか甘利とか、策がなにも決まってない段階でいきなり「財源を・・」とか「消費税の増税も・・・」とか寝ぼけたことぬかしていて心底呆れた。仕事の手順が逆だろ。甘利はまずはいきなり発症する睡眠障害を治しなさいよ。寝てないから寝ぼけたこと言うんだろ。なにがなんでも目的を達成するっていう能力があるんなら多少のことは許そうって気にもなるかもしれませんけどね、奴らにはそれもないからねえ・・・。行動原理がカネと保身だけの奴らに「少子化をとめる」などという壮大な仕事が達成できるわけがない。
民間の企業で「策?ありませんけどまずはカネください。それから考えます」とか言う奴いたら間違いなく「アホか」って言われて放り出されるでしょう。それと同じように、我々国民は使えない政治家はどんどんクビにしなければならないはずなのに。いつまでこんなのを使う気ですか?
揃いも揃って開口一番カネのことしか言わないってことは、自民党の奴らは都知事の小池がやろうとしてるのと同じようなバラマキをやって、そのための増税をする、っていう対策しか考えてないってことなんでしょう。あまりに無能すぎて話にならない。
日本が自民党のせいで貧しくなってみんな将来が不安。貧しいから共働きしなきゃならない、そして昔なら子育てをサポートしてくれたお年寄りもみんな死ぬまで働かなきゃならない、そんななかで子どもを持つ余裕なんてないよ、ってみんなが考えるからこうなってるのではないのか。おカネ配ります、でも増税します、そして景気も悪くなります、ではますます結婚子育てどころではなくなるでしょう。異次元とか言うならまずは消費税をなくすくらいのことをしなきゃダメでしょ。そして景気が良くなって賃金も上がれば、税収も増えるだろうし若い人のマインドも変わってくるのではないの?。
とにかく自民党の奴らはバラマキと増税しか考えられないちっちゃい脳ミソしかもってないらしいから、そんな奴らにいくらやらせてもムダ。バラマキも必要かもしれませんが子育て支援を言うなら子どもがいっぱいいる人やいっぱい生んだ人には「異次元の」減税をしてあげるとか、そっちのほうが絶対にいいでしょう。フランスなんかはそれやって少子化に歯止めがかかったんでしょ。マネすればいいじゃないか。
カネ配るとなったらまた「事務費が何百億円」とかぬかして中抜きするに決まってますからね。お前ら自民党が政権握ってるからみんな絶望して子ども持てないんだよ。そう考えると、最大の少子化対策は、我々国民が選挙で自民党をぶっ潰すことなんでしょう。それはそんなに難しいことではないはずなのに、どうしてみんなやらないの?年明け一発目から詐欺師のタワゴトを聞かされて嫌な気分になりつつ過ごした年始でした。
で、今回の「新・BS日本のうた」は、「新春スペシャル!2023」。
出演は、
丘みどり、三山ひろし、北山たけし、大江裕、竹島宏、石原詢子、島津亜矢、市川由紀乃。
今年も素晴らしい番組内容を期待したい!
曲目は以下のようになっていました。
「一月一日」・・・全員
「歩」・・・・・・三山ひろし
「哀愁列車」・・・島津亜矢
「男傘」・・・・・大江裕
「恋心」・・・・・市川由紀乃
「情熱の嵐」・・・竹島宏
「喜びも悲しみも幾年月」・・北山たけし
「五番街のマリーへ」・・丘みどり
「酔歌」・・・・・石原詢子
「柔」・・・・・・神野美伽(VTR)
「赤とんぼ」・・・由紀さおり&安田祥子(VTR)
「歌は我が命」・・市川&丘&島津&
「お嫁においで」・・大江裕&三山ひろし
「ダンシング・オールナイト」・・丘みどり&竹島宏
「ふたりのラブソング」・・北山たけし&市川由紀乃
「白虎隊(詩吟『白虎隊』入り」・・島津亜矢&石原詢子
「どんこ坂」・・・・三山ひろし
「雪陽炎」・・・・・丘みどり
「一枚の切符」・・・竹島宏
「俺節」・・・・・・北島兄弟
「花として人として」・・島津亜矢
出演者は「新春スペシャル」にふさわしい強力なメンバーで、歌唱については文句のつけようがなかったですね。「ふたりのラブソング」での北山たけしの低音がカッコよすぎた。フルコーラスにしろよ!という文句もあるとはいえ丘みどりの「雪陽炎」も聴けたし(これを紅白で歌わせようと考えないNHKはほんと無能)。
このへんのメンバー構成が朝花美穂や津吹みゆあたりに入れ替わっていくようになれば演歌界も活性化していくと思うんですけどね。仮に津吹みゆに超絶大ヒット曲が出たとしても、演歌歌謡曲の世界では何十年も先輩の人をゴボウ抜きにしてメイン扱いされる、っていうふうにはいかないんでしょうね。
しかしこのメンバーで昨年の「紅白歌合戦」に出たのは三山ひろしだけなのかあ。ほんと演歌系は冷遇されるようになりましたね。
そして仮に出たとしてもけん玉だのといった歌と関係ないバラエティ要素をぶっこまれる。これだけ冷遇されるなら演歌系歌手はみんなテレ東の「年忘れにっぽんの歌」に出ることのほうを重要視するべきでは?そっちはそれぞれ代表曲しか歌わないからこれまでシカトしていましたが、私も今後はそっちをちゃんとチェックするつもり。
で、今回は途中で過去の「紅白歌合戦」の曲紹介の「名調子」をあつめて流していましたね。昭和の細川たかしの「望郷じょんから」の映像では後ろに何十人も三味線奏者がいてビックリ。そして歌以外の余計な演出はとくになし。ああいうのを見るといかに今の紅白が子供だましで歌を軽視しているかがよくわかる。細川たかしの歌唱も今みたいにウルサくなくてカッコよかったなあ。NHKは迂闊に昔の紅白の映像なんか流さないほうがいい。今のヒドさかが浮き彫りになっちゃう。
まあ紅白は遠からず終わることになるだろうと思うのでどうでもいいとして、NHKは演歌・歌謡曲系に特化した歌番組をこのへんであらたにやってくれないものだろうか。過去には「歌謡コンサート」という素晴らしい番組があったのに、それも「うたコン」という「ミニ紅白」といった感じのバラエティ番組になってしまったので、耳の肥えた年輩層に満足してもらえるような番組がひとつくらいはほしい。税金のように強制的に受信料をとってるんだからそれくらいのことはやって当然。今後に期待しましょう。