自民党の細田衆院議長が、「歳費100万に満たないような議員を多少増やしても罰は当たらない」などと発言したらしいですよ。そして「上場企業の経営者は1億とかもらってる」と、歳費が安いみたいな文句もたれたらしい。
いやいやいや、ほんとにヒドイな。身内の集まる席での発言だったとはいえ、どこまで厚顔無恥なんだろう。あんたがた自民党は10年ほど前には議員定数を2割削減という公約を掲げて与党に返り咲いたんじゃなかったか。その約束は反故にしておいて、国民が忘れたころに増やすとか言い出す。恥という言葉は自民党の辞書にはないらしい。
歳費がたった100万だから増やしても問題ない、っていうのもどうかしてる。正気で言ってるのなら脳神経外科で検査を受けることをお勧めしたい。あんたがたが議員として税金からもらうカネはそれだけじゃないだろ。必要もないくせに歳費以外のカネや特権をどんだけもらってるんだ。そして年取ってやめたあとは信じられないような金額の年金ももらうくせに。100万じゃ優秀な人が議員にならないよなあ、とか言ってこの発言を擁護してる人はそのへんを理解してないんだろうなあ。そういうふうにお上の言うことを鵜呑みにする人が多いから権力者が調子にのってしまう。
それに、「上場企業の経営者はもっともらってる」とかいうのも勘違いも甚だしい発言では。企業は自分で生産活動してそこから利益を出して、そのなかから経営者は報酬をとってるんだろ。
それに対して議員は国民が一生懸命稼いで払った税金のなかから報酬をとる。企業経営者の報酬とはわけが違う。自分たちの使うカネやもらうカネは全部税金、っていう意識がないから上場企業の経営者と同列であるべきだとか勘違いしちゃうんだろうなあ。それに、あんたがた自民党は上場企業の経営者なみになにか国家にとっての利益を生み出してるのか?あなたが議員になって以降の約30年間くらい、日本は自民党の失政でガタガタになっちゃっただろ。つまり国家の経営には失敗しまくっている。そして国民に約束した「公約」もなにひとつ達成できてない。
上場企業だったら30年も結果が出ないような経営者は当然責任を問われ株主に追い出される。しかし議員はなぜか結果が出ないことに関しては責任を追及されることはなく、「これからがんばりま~す」で済んじゃう。責任を追及されるのは恥ずかしい不祥事や失言で怒られたときだけ。不思議なことです。
ほんとうはそんな議員は選挙でバシバシ落とされるべきであり、そうならないのは国民がバカだからなんですけど、歳費が安いなどという寝言は上場企業の社長並みの仕事をちゃんとやってから言ってほしいものです。利益が出てない企業の経営者が株主総会で「経営者の報酬が少ない」とかぬかしたら株主から総スカンでしょ。もうほんと病院に行ってほしいレベル。
自民党の国会議員のやってる仕事なんぞどうせ支援者への利益誘導、それによって自分の当選確率を上げようとすることだけだろ。議場では居眠りしたりしてる奴がしょっちゅういるじゃないか。それで歳費が100万で不満とか頭おかしいんじゃねえの。思うだけならいいが国民に聞かれちゃダメだろ。そして選挙の時にはいきなり一生懸命動くようになるが言うことは「これからがんばります!」だけ。いままでなにをやってどんな成果を出したのかを言ってみたらどうなのか。新人ならともかく、10回も当選してるような奴でも、選挙の時に「私はこれだけのことを成し遂げてきました!」って言う奴って全然いませんよね。それで「やりますやります」って堂々と言うんだからその面の皮の厚さはスゴイと思う。
この発言は細田という男の個人的な見解ではなく、自民党という団体の体質そのものを示しているんであろうということを国民はよく認識しておき、そのうえで来る参院選に臨むべきでしょう。最大派閥の領袖だった男ですからね。それがこの超ド級の勘違い発言。こんな奴らにいつまで投票する気ですか? その派閥を継承した安倍も選挙前になってやたらと目立とうとして核共有だの防衛費倍増だのアホなことをわめいているし、ほんとどうしようもない団体だなあ。
そんな奴らのことはどうでもいいとして、今回の「新・BS日本のうた」は、静岡県小山町での開催。ちょっといろいろあって遅れて録画をチェック。記事更新が遅くなりました。
出演は、由紀さおり、瀬川瑛子、小柳ルミ子、天童よしみ、島津亜矢、三山ひろし、黒川真一朗、新浜レオン、エドアルド。
内容には文句ないが・・・新鮮味がほしい気もする
今回の曲目は以下のようになっていました。
「啼くな小鳩よ」・・・・三山ひろし
「ブルー・ライト・ヨコハマ」・・由紀さおり
「君こそわが命」・・・・新浜レオン
「アマン」・・・・・・・小柳&三山&エドアルド
「東京ブルース」・・・・瀬川瑛子
「赤と黒のブルース」・・黒川真一朗
「あゝ人恋し」・・・・・エドアルド
「わたしの城下町」・・・小柳ルミ子
「命くれない」・・・・・瀬川瑛子
「挽歌」・・・・・・・・小柳ルミ子
「ジェラシー~運命にKissをしよう~」・・新浜レオン
「東京演歌」・・・・・・黒川真一朗
「珍島物語」・・・・・・天童よしみ
「海鳴りの詩」・・・・・島津亜矢
「感謝状~母へのメッセージ~」・・島津亜矢
「道頓堀人情」・・・・・天童よしみ
「ロンリー・チャップリン」・・天童よしみ&三山ひろし
「マシュ・ケ・ナダ」・・島津亜矢&天童よしみ
「王将一代 小春しぐれ」・・天童よしみ
「お七」・・・・・・・・島津亜矢
「花として 人として」・・島津亜矢
「あなたに咲いた花だから」・・天童よしみ
「花(すべての人の心に花を)」・・天童よしみ&島津亜矢
天童よしみと島津亜矢という超絶実力者がメインとなっていて、内容は当然よかったと思います。このふたりの歌謡浪曲を聴くと、山内惠介や三山ひろしなどの下の世代の人たちとはまだまだ格が違うと思い知らされる。
ほかのメンバーももちろん素晴らしかったけど・・・たまには、っていうか毎回ひとりくらい、「初めて出る人」を用意してくれたりしてもいいんじゃないか、っていう気はします。要は新鮮味がほしい。
若い人でなくてもいいから、あたらしい才能ゆたかな人を発掘したり紹介したりしないと、どんどん演歌・歌謡曲界が高齢化・マンネリ化していくような。とは言っても「ネットで再生何万回」とかいうどうしようもないのを呼んだりしたらこの番組の格が落ちるというものでやめてほしいですけどね、NHKはそのへんもちゃんと目配りしつつ番組を制作してほしいなあ、と。
といったところで今回はこのへんで。次回は再放送のようなのでお休みします。