安倍首相の退陣発表がありましたね。
その理由は体調の問題ということらしい。それが本当なら病気についてはたいへんお気の毒なことと思いますが、それはそれ。それ抜きで冷静に言うなら、辞任のタイミングはあまりに遅すぎた、いままでやり続けていたことが異常事態だった。・・・とどうして誰も言わないのかな。
彼とその内閣がこれまでにどれだけデタラメなことをやってきたか、みんな忘れちゃったのですか?彼の辞任をめぐる報道は彼のごく少ない功績ばかりを取り上げていて、ほんとに気持ち悪い。
「長くやったことに価値がある」みたいなことを言ってる人もいるようです(ここまで引っ張って辞任を表明したのは、実は「在任期間歴代最長」を唯一のレガシーにしようと思ってのことなんじゃないか、と勘繰りたくなりますね)が、バカ言っちゃいけませんよ。まともに仕事しない人がトップに異常に長く居座ったおかげで損なわれた国益のことを考えるべきでは。できないこと、やる気がないことをやるやる言い続け、国民を欺きまくった責任はとてつもなく重い。マスコミはそこをきちんと掘り下げたらどうなのか。
辞任は遅すぎた。病気ではなく、結果を出せないことや不祥事を理由に辞任しなければならないタイミングはこれまでにいくらでもあった。しかしどんなスキャンダルがあっても国民がそれをすぐに忘れちゃうから、無為無策の首相をなんと通算の在職日数歴代トップになるまでその座に居座らせてしまった。
次に首相をやるのが誰なのか知りませんが(どうせ自民党から出るんだから誰であろうとたいして変わらないからどうでもいいか)、とにかく情熱をもってまともに仕事をする人にお願いしたいものです。そう考えると、やはりあまりに長期の政権っていうのは弊害しかないですね。安倍さんだって麻生さんだって二階さんだって、遠い遠い昔はもっとまともに頑張ろうと思っていたんだろうけど、長年やったことによって腐敗しちゃったわけでしょ。
で、今回の「新・BS日本のうた」。またまた無観客のNHKホールで収録されたもの。
出演は、中条きよし、細川たかし、金沢明子、鳥羽一郎、市川由紀乃、森山愛子、三山ひろし、純烈、青山新、藤井香愛、辰巳ゆうと。
古い曲ばかりだったが内容はよかった
今回の曲目は以下のようになっていました。
「矢切の渡し」・・・・・・・・・細川たかし
「世界の国からこんにちは」・・・三山ひろし
「東京物語」・・・・・・・・・・辰巳ゆうと
「昔の名前で出ています」・・・・中条きよし
「アカシアの雨がやむとき」・・・藤井香愛
「長崎ブルース」・・・・・・・・青山新
「ふるさとの燈台」・・・・・・・鳥羽一郎
「津軽じょんがら節」・・・・・・金沢明子
「愛をください~Don't you cry~」・・純烈
「伊吹おろし」・・・・・・・・森山愛子
「北の灯り」・・・・・・・・・中条きよし
「すごい男の唄」・・・・・・・純烈
「花束(ブーケ)」・・・・・・市川由紀乃
(服部克久特集VTR)~「ローマの雨」「春なのに」「昴~すばる~」「青い山脈」「蘇州夜曲」「夜のプラットホーム」「銀座カンカン娘」
「胸の振り子」・・・・・・・三山ひろし
「俺の出番はきっと来る」・・森山愛子
「万里の河」・・・・・・・・辰巳ゆうと&青山新
「連絡船の唄」・・・・・・・市川由紀乃
「イエロー・サブマリン音頭」・・・金沢明子
「戻れないんだよ」・・・・・・・・鳥羽一郎
「その気もないくせに」・・・・・・藤井香愛
「二○二○ イヨマンテの夜」・・・・・細川たかし
最後の細川たかしの「二○二○ イヨマンテの夜」はさすがの凄さでした。個人的にはちょっとうるさすぎと感じますけど、これシングルとして発売されるようですね。カッコいいアレンジなので買うかどうか思案中。
森山愛子が歌った「俺の出番はきっと来る」は米倉ますみのヒット曲。ご本人を呼べばいいのに・・と思ったんですけど(もちろん森山の歌唱も素晴らしかったが)、今は活動はしていないのかな。
VTRで出てきた「青い山脈」の藤山一郎はいつなんどき聴いても素晴らしい声ですね。もちろん曲も凄いがそれを引き立てる歌声はもっと凄い。イキんで声を張り上げなくても伸びまくる高音のさわやかさ・格調高さ。誰もマネできない味。
それから、「イエロー・サブマリン音頭」で有名な金沢明子が出演、もちろんそれも歌ってくれました。相変わらずの個性的な歌声。
知らなかったんですが昨年には新曲も出していたんですね。
↑ワンコーラスだけではなんとも言えませんがなかなかいい雰囲気の曲。この曲も含んだ全曲集もまもなく発売になるようです。
観客アリでの番組を早く見たい!
9月24日に北九州市で実施する収録からはお客さんを入れてやるようです。
どうやら、コロナ感染拡大防止のため「お客様同士の間隔をとった席」を、入場整理券で事前に指定するらしい。ということは入場人数は会場の半分とかになるのかな。
まあそれは仕方がない。ここ最近の放送内容をみるにつけ、やはりお客さんがいたほうが盛り上がるもんだなあ~と痛感するばかりなので、少なくてもいいからお客さんは入れるべきでしょう。
とりあえず無観客であってもなんとかして番組をつくりあげてくれているのはありがたく思いますが、ライヴ感が観客アリとナシとでは大違い。はやく以前のような盛り上がりのある番組を見たいものです。
とにかく早くコロナが終わってくれることを祈りつつ、今回はこのへんにしておきます。