ユニバーサル・ミュージック・ジャパンが、
廃盤で現在入手困難になっているヘヴィ・メタル/ハード・ロックの
名盤65タイトルを3月14日に再発するそうです。
しかも価格は税込み1080円。
価格が価格なだけにボーナストラックなどの特別な内容は
期待できないですが、どんなのが再発されるんだろ、
とみてみると・・・
オッ、これが1080円で買えるの?というのもあり、
「これは聴いたことがないならぜひ買うべき」というのを
おすすめしておきます。
1080円で新品が買えるならば買うべき作品がたくさん
詳細はこちら→ユニバーサル・ミュージック・ジャパン HR/HM1000キャンペーン
を参照していただきたいですが、
個人的好みで言うなら
MANOWAR「SIGN OF THE HAMMER」,「BATTLE HYMNS」
STAMPEDE「THE OFFICIAL BOOTLEG」、
Y&T「OPEN FIRE」、
VOIVOD「NOTHINGFACE」
あたりは、知らない、という若い人には
ぜひともおすすめしたいな、と。
MANOWARの2枚は入手困難度はそれほどでもないけれど
どちらも超絶名盤。
とくに「SIGN OF THE HAMMER」アルバムは
いつ聴いても音量を「10」まで捻りたくなり、
血が煮えたぎるような感覚をおぼえる、
あまりにもアツく男くさい作品。
STAMPEDEは’80年代初頭に活動していた
ブリティシュ・ハードロックバンド。
「THE OFFICIAL BOOTLEG」は
彼らのデビュー盤にしてライヴ盤。
所有しているこのアルバムの紙ジャケット盤は
私の大切な宝物であります。
音楽性はヴォーカルの声が似てることもあって
かなりUFOっぽいですが、
もうとにかくキャッチー&メロディアスなハード・ロック満載。
「Missing You」はもう卒倒ものの素晴らしさです。
この湿り気はアメリカのバンドには絶対にマネできない・・というのは偏見でしょうか。
いちおう貼っておきますがぜひとも買って聴いてもらいたい。
VOIVODはカナダのヘヴィ・メタルバンド。
初期にはゴリゴリバキバキの超暴力的、荒涼としたスラッシュ・メタルを
やっていましたが、今回再発される「NOTHINGFACE」
あたりからプログレッシブ色を打ち出してきます。
「NOTHINGFACE」は(私の知る限り)長いこと再発されてなかったので
中古市場ではけっこうな高値がついていましたが、
再発されてたくさんの人の耳にふれるかもしれないというのはいいことですね。
「NOTHINGFACE」アルバムの次の「ANGEL RAT」、その次の「THE OUTER LIMITS」
ではプログレッシブ風味をもちつつ若干ポップで聴きやすい路線に行っちゃうんですけど、
「NOTHINGFACE」ではプログレッシブながらもスラッシュ・メタルらしい騒々しさもあり、
しかし曲はキャッチーさも持ち合わせている・・・
というかなり異色、絶妙なバランスを保った作品で好きです。
私にとっては最初期のバキバキな2枚が至高ですけどね。
1080円という価格で名盤が再発されるのは
喜ばしいことですね。
今後もこういうのがあったら紹介していきます。