ガソリン税の上乗せ部分の課税を停止する「トリガー条項」をめぐり、岸田首相は凍結解除も含め検討すると言い出しているらしい。つまり現在のように石油元売りに補助金を出してガソリンを安くするのではなく、税の上乗せをやめてガソリンを安くするかもしれないということらしい。
国民生活の安定のためとはいえ、国がいち企業に何兆円もの金をくれてやっちゃうってのは市場原理をゆがめるであろうってのはもちろんだし、なによりも不公平そのものじゃないか。しかも補助金もらってもそのぶんちゃんと値下げしてないっていう疑いもあるらしいし。どこまでも利益を出すことしか考えてないクソ大企業なら当然やりそうなことで、補助金よりも減税のほうが国民のためになることは明らか。凍結解除はいますぐやれ、という話でしょう。
しかし信じがたいことに、岸田はじめ閣僚の奴らや財務省のやつらは「凍結解除のためには財源が1.5兆円必要」とかぬかして渋っているらしい。バカなのかな。いやバカなのは国民はみんな知ってるからバカなこと言っていちいちそれをアピールしないでほしい。すでに言われているけれど石油元売りにくれてやってる補助金はすでに6兆円を超えているそうじゃないか。義務教育で習う算数ができなくても東大を出たり国会議員になったりできるという不思議な国、それが日本。小切手というものについてすら知らなかったというウガンダのアミン大統領でも6兆円と1.5兆円どっちがデカいかは理解できただろうに、こいつらにはムリらしい。
補助金を出すときに「財源が~」とかお前ら言ったか?という話で、やりたくないことをやるときには「財源が~」とかぬかして、自分たちやお友達が中抜きで公金チューチューできて得するときには財源論など抜きで迅速に対応する、というだけじゃないか。もうこいつらがしゃべっているのをみるとただひたすら絶望するだけ。具合が悪くなってくる。なんでこんな奴らに投票するの? ガソリンが高いのはこいつら自民党の奴らのせいなのだから、それが不満ならこいつらを選挙で落とせばいいだけなのに。
AUTOPSY「ASHES,ORGANS,BLOOD AND CRYPTS」
USの大御所デスメタルバンド、AUTOPSYの2023年新作!
Amazon.co.jp Ashes Organs Blood & Crypts
あれえ~前作が出たのついこないだだったような。
早いペースで出してくれてファンとしては嬉しい限りだが、デキのほうはどうなのか。まあAUTOPSYだから心配ないと思うけど。
基本的な路線はやはりいままでと変わらない。AUTOPSYらしいドロドロなデスメタル。さすがだ。クリス・ライファートの辞書には「日和る」という言葉はないらしい。このまま永遠にグロテスクなデスメタルを貫いてほしい!
しかし全編とおして聴くと、あの腐臭漂う死肉が散らばってるなかを徘徊しているようなドロドログチャグチャな感じは、ほんの少しだけ後退した感はあるかな。全体に速い曲が多いのはいいんだけど、自分の体が切り刻まれるのを見ながら死を覚悟し絶望するような、あの独特の味のヘヴィ極まりないドゥーミーなリフがもっと聴きたい。
おススメ度・・・★★★★
DAWNRIDER「FATE IS CALLING (PT.1)
ドイツのパワー・メタルバンド、MAJESTYのヴォーカリストによるヘヴィメタルプロジェクト、DAWNRIDERのアルバム。2005年作。
Amazon.co.jp Fate Is Calling Part 1
MAJESTYというバンドは聴いたことがないんだけれども、どうやらMANOWARばりのエピカルなパワー・メタルをやっているらしい。そこの中心人物が豪華なゲスト(ロブ・ロック、元MANOWARのロス・ザ・ボスをはじめ、PARAGONやHELSTAR、PARADOXのメンバーなど20人がクレジットされている)を招いて制作したというアルバム。
たしかにそれらしい勇壮なメタル聴かせてくれる!今聴くと「どこかで聴いたような・・・」って感じるフレーズや曲展開が多いのは気になるし、主人公であるヴォーカリストの歌唱は力強くて男らしくてイイんだけれどちょっと平板に感じるところもあって、そのへんはマイナスポイントかな。でも、こういうのをやる人たちが滅んでしまったらもうメタルはほんとうに終わり。買うべきです。
おススメ度・・・★★★☆
MILLENNIA「THE HOUR OF DESPAIR」
フィンランドのメタルコアバンド、MILLENNIAの1st。2008年作。
Amazon.co.jp The Hour of Dispair
メタルコアという触れ込みをきいて、その手のバンドが死ぬほど嫌いな私は「どうせクソなんだろうなあ・・」と予感。「買って損した」となることを覚悟して聴いてみますと・・・。
ネット上ではメタルコアバンドと紹介されていることが多いようでしたがそれはちょっと違う気もするなあ~というサウンドでした。リフはけっこうメロディアスだし、曲はそんなに軽くない。デスメタルにクリーンヴォーカルを一部導入してるという感じでいわゆるメタルコア色は薄い。1曲目のイントロなんてCARCASSかと思っちゃう。
メロディアスなリフにはそれなりに聴きどころがあって、期待してなかっただけに得した気分に。しかし吠えてるときのヴォーカルはやっぱり「ただ吠えてるだけ」で、そのへんにもうちょっと気をつかってほしいなあ~。やっててつまらないと思わないんだろうか。うるさいだけなんだよなあ。
おススメ度・・・★★★