本ページのリンクには広告が含まれています DEATH/BLACK/DOOM THRASH/POWER/SPEED 今週聴いたもの

今週聴いたもの:2022年11月24日~11月30日

「百貨店の銀座三越でマスクを強要された」と店員男性の実名入りでツイッター(このクソSNSはやくツブれてほしい)に投稿して不満を表明した女性が「炎上」しているという話を目にしました。

すでに投稿は削除されているらしいけれども、「マスクしないと商品を買わせない」とか言われた、と主張していたらしい。銀座三越は女性に謝罪したそうですが・・・。

ネット上では女性を非難、百貨店側を擁護する意見が大半らしい。いわく「店側にも客を選ぶ権利がある」「ルールはルール」「クラスターが発生したら百貨店の営業に差し障るだろ!」・・・

う~ん、たしかにSNSに実名入りで投稿するのはやりすぎ(なんでもかんでもSNSに投稿する人間ばっかりでウンザリ)で、そこは非難されても仕方がない。店が客を選ぶ権利があるのもそのとおり。店に入るならその店のルールには従わなくてはならない。しかし・・・・

コロナがまだ得体のしれない未知の感染症だったときならともかく、圧倒的に弱毒化したことがわかっている今、事実上マスクを強制(百貨店は「お願い」だと言っていたらしいが)するようなルールをいまだに続けているようなこと自体が「まだそんなことやってんの?」って批判されるべきなんじゃないのか。「クラスターになったらどうするんだ!」とか言ってる人は、サッカーワールドカップでマスクなんぞ誰もしてないのに大声でひしめき合いながら叫んでいる人たちをみて「マスクしてない!」とか騒がないんだろうか。ツイッターにそういうこと言ってる人いるの? もうそこらじゅうにコロナウィルスがあるのが当たり前の状況でいまだに「マスクしてない!クラスターが!」とか騒ぐ人がいるんだなあとビックリ。ていうか呆れる。今となってはルール自体がおかしいのでは?っていうふうに考えるべきなんじゃないのか。

大相撲でも千秋楽の国歌斉唱で「新型コロナウィルス感染防止のため・・」として「心のなかで斉唱してください」とかアホなこと言ってて呆れたけれど、密閉した室内で大声で叫ぶ行事や呼び出しやハアハア荒い息で激しく運動する力士たちと何千人もが何時間も過ごしたあとで「歌うとコロナ感染!」とか、言っててバカバカしいと思わないかな。

コンビニだのもいまだに「マスクしてない方の入店はお断りします」みたいな店が多いけれども、コンビニに入ってベラベラしゃべる人間なんかそうそういないし、今のコロナはほとんどただの風邪(コロナが終わってしまっては困るというマスコミや権力者や医者や「専門家」の煽りに騙されてはいけない)なんだから、もういいかげんに「そんなルール必要ある?」っていうふうに考え直すべきじゃないのか。

もう「当店は厳格に感染対策してます!安心です!」っていう店が「まだそんなことしてるの?考える能力はないの?」と批判され、「当店ではマスクは任意です」っていう店こそが高く評価されて繁盛するような世の中に変わっていくべきでは。日本人の多くは中国の「ゼロコロナ政策」をみて異常だと感じる人は多いと思うんですけど、あれが異常なのならば百貨店にマスクしない人が入ったからって追いかけまわして「マスク!マスク!」って騒ぐのも「そこまでする必要ある?」って言われても仕方がないのでは。

まあ百貨店の店員さんは会社からそういうふうに指示されてて仕事を忠実に遂行しただけなんだろうし、マスクしてない客がいると「マスクしてない人がいる!怖い!マスクさせろ!店員はなにしてんだ!」とか騒ぐアホが出てくるから仕方がなかったんでしょう。この件は女性がSNSに店員さんの実名をあげたという行為と、いまだに客にマスクを強要している百貨店の会社としての思考停止っぷりが非難されるべき。

AUTOPSY「ACTS OF THE UNSPEAKABLE」

さきごろニューアルバムを発表した、USの大御所デスメタルバンドAUTOPSYの3作目。1992年作。

Amazon.co.jp Acts of the Unspeakable

うかつにも新作が出たってのを知らなかったんですよ。それでついさっき急いで注文したんですけど、とりあえず旧作を聴きなおしてみようかな~と思って手に取ったのがこれ。

個人的に彼らの最高傑作だと思ってるのはこれの前の「MENTAL FUNERAL」。それについては前に記事にしたのでそちらも見ていただきたいですが→ドロドロなデスメタルの最高峰!~AUTOPSY「MENTAL FUNERAL」~ 、それに続くこの3rdも最高ですよ!

一目で「ヤバい」と直感するジャケ絵がまず最高。ちなみに中の絵はもっとヤバくて、もう完全にイカレてるとしか言いようがない・・・・んですけど、サウンドも同じくらいイカレてる。

 

このドンヨリとしたどうしようもない絶望をまき散らすヘヴィかつ狂暴かつ汚らしいサウンドはまさに唯一無二。数秒聴けば絶対にAUTOPSYだってわかるもんなあ。そういうオリジナリティをもつデスメタルバンドって実は非常に少ない。「○○っぽい」という形容をしたくても適切な表現が見当たらない。

楽曲の完成度でいえば前作のほうが上回ってるかな、と思ってるけど、聴き手を絶望の淵にたたき落としその死肉を喰らうがごときブルタリティはこっちのほうが上かも。最高だ! 新作を聴いたらそっちも記事にします!

今週聴いたもの:2022年12月1日~12月7日

ちなみに上に貼ったエディションはEP「FIEND FOR BLOOD」と、ライヴ音源9曲がボーナスで入ってるオトク盤。そっちも最高なのでとにかく買っておくべし。

おススメ度・・・★★★★☆

INTO ETERNITY「BURIED IN OBLIVION」

カナダのエクストリーム・プログレッシヴ・メタルバンド、INTO ETERNITYの3作目。2004年作。

Amazon.co.jp Buried in Oblivion

基本はメロディックデスと言っていいのかな。そのなかにテクニカルなギターが速弾きフレーズをひけらかしそこにクリーンヴォーカルがのるパートが混ぜられるスタイル。このヴォーカルは同じ人がやってるのか。

イングヴェイ・マルムスティーンがデスメタルバンドに加入しました・・みたいな雰囲気を感じますが、まあそう言ってはイングヴェイにあまりに失礼かもしれない。流麗な速弾きフレーズは聴いてて気持ちイイけどただそれだけ。曲がたいしたことないから耳の右から左へ抜けていってしまう。

まあ何度も言うように私はこういうプログレッシヴなんちゃらメタルが嫌いなので「退屈」っていう感想しか出てこないんですが、そういうのが好みの方にはたまらないサウンドでしょう。

おススメ度・・・★★☆

GODZ AT WAR「POSTMORTEM」

ドイツのデスメタルバンド、GODZ AT WARが2002年に発表した、デモや未発表曲などをあつめたスプリットアルバム。

Amazon.co.jp Postmortem

1曲目のイントロはピアノなんか使っちゃって、ただのデスメタルじゃねえぜ・・・ってところを一生懸命出そうとしてる。それに続くのは最初期のPARADISE LOSTを彷彿とさせる、耽美的なメロディにグォ~っていうデス声がのるデスメタル。かなり複雑な曲構成でプログレッシヴな雰囲気の曲もあったりする。

1ミリも期待してなかったけどそんなに悪くない。ただ、展開が目まぐるしすぎてせっかくの耽美メロディがそのなかに埋没しちゃって印象に残らないっていうのと、リズムの不安定感が気になるなあ。しかしこれがデモとかであるなら、これ以降の作品を聴いてみる価値はある・・・と思ったら、いくら調べてもこのあとの作品や活動について見つからないので、ひょっとしてもう終わっちゃってるのかな。そうならばちょっと残念かも、と思わされるだけのものはありました。プログレッシヴ展開はやめてゴシック路線を突き詰めてくれてたらもっといい作品だったのに。

おススメ度・・・★★★

-DEATH/BLACK/DOOM, THRASH/POWER/SPEED, 今週聴いたもの
-, , , , , , ,