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今週聴いたもの:2022年5月12日~5月18日

山口県阿武町の給付金4,630万円誤振込事件。間違えてお金を振り込まれた男性が、そのお金を誤送金と知りつつも使ってしまったという容疑で逮捕という事態になったようです。

まあ間違って振り込んじゃった役場側にも問題はあるけれど、容疑者がいちばん責められるべきなのは当然。ほかの町民が受け取るはずのカネだとわかってて使っちゃった(ほんとうに使ったのか?どこかに隠している?)んだから。税金ですからね。その罪は重い。

だから彼に怒りを抱く方も多いみたいでそれも当然ですが、同じ山口県が地元である政治家には税金でお友達に学校つくらせてあげるように便宜を図ったり、税金を使って「桜を見る会」とかいう自分のファン感謝祭をやったりした、超ド級の税金泥棒がいるんですけどね、そっちのほうにこそ怒りをぶつけましょうよ。

4,630万の男にはいくら怒ったって裁判の行方を見守るくらいしかできないけど、税金ドロ政治家に制裁を与えるのはカンタンです。選挙で落とせばいいんだから。奴が選挙に出たら対立候補に投票、比例代表は自民党以外に入れればいいだけです。国民全員、モリカケも桜も奴がウソつきまくって逃げたのを知ってるくせに、どうしてこれをやろうとしないのか。ウソツキであっても奇跡的に有能で、少子化問題や領土問題や拉致問題をなんとかした、とかいう実績があるんならまだしも、8年も首相やってなにひとつ結果がでなかった無能。そんなのを政治家として生き永らえさせているのはほかでもない我々国民。自民党総裁だった彼がどれだけ見苦しいウソをつき通したか、きたる参院選ではそこらへんをよく思い出して投票先を考えるべきです。

そもそも例の給付金誤送金の件だって、生活困窮者のためのコロナ対策を「給付金」ではなくなんらかの減税とかにしておけば役所にも負担が少なくこんなことは起こらなかったはず。そう考えると阿武町の容疑者の人生を暗転させたのは自民党無能政権、ということか。

HAMMER HORDE「UNDER THE MIGHTY OATH」

USのヴァイキング/デス・メタルバンド、HAMMER HORDEの1st。2009年作。

Amazon.co.jp Under the Mighty Oath

ヴァイキング・デスメタルというので、AMON AMARTHみたいなのを期待して聴いてみました。

ギャア~って感じの甲高いブラック・メタル的なデス声は耳障り。ヴァイキングメタルっぽいフォークの香りはあまり感じられない、フツーのメロディック・デス。そこかしこにドラマティックで勇壮なフレーズもあるんだけど、AMON AMARTHあたりと比較しちゃうと、湿り気というか泥臭さというかそういったところが足らないなあ。そこらへんはやっぱりUSのバンド、ということなのかも。リズムが危なっかしいのもマイナスポイント。悪くないけど良くもない。

おススメ度・・・★★★

STARKILL「FIRES OF LIFE」

USのメロディック・デスメタルバンド、STARKILLの1st。2013年作。

Amazon.co.jp Fires of Life

正統派ドラマティックメタルを予感させるジャケ絵とバンド名に惹かれ、MANOWARみたいなのを期待して購入。しかし予想外の甲高いデス声とブラストビートが聴こえてきて、な~んだ残念。メロディック・デスメタルらしい。いちおう最後まで聴きましたが・・・

まあ悪くはない。エピカルな風味のまぶされたメロディック・デス。テクニカルなギターが奏でる哀メロにはなかなか素敵なのもある。

悪くないんだけど、ヴォーカルがテキトーなのがなあ・・・。どうしてもデス声でわめきたいのならそれはそれで構わないとは思うけど、それならもっと頭をひねってキャッチーさを意識しないと、どの曲もただわめいてるだけに感じられ、せっかくのバックの哀メロも無駄に。そのへん詰めがイマイチだから、ところどころに入る哀メロもとってつけたように感じられちゃう。

クオリティは低くないのに心に響くものは全然ない。こういうの多いなあ。

おススメ度・・・★★★☆

MOBID ART「THE CULT OF FLESH」

こちらは日本のひとりデスメタルプロジェクト、MORBID ARTの2017年作。

Amazon.co.jp The Cult of Flesh(ザ・カルト・オブ・フレッシュ)

メンバーは Infernal Demolisherひとり(ほかにもいろいろやってるらしい)で、ヴォーカル・ギター・ベース・プログラミング、とクレジットされているので、つまりドラムは打ち込みということだな。

まあひとりだろうが打ち込みだろうがカッコよければそれでいいので、とにかく聴いてみますと・・・

↑おおおカッコいいじゃないか。まさに地獄の業火が燃えさかるかのような容赦ないリフの洪水がステキすぎる!

 

なんとなくファストブラックメタルを予想していたんですが全然違った。90年代テイストのデスメタル。デスラッシュ、といったほうが的確か。

ENTOMBEDあたりを彷彿とさせるザリザリとしたギターが奏でる意外にキャッチーなリフが疾走、そこになかなかクールなデスヴォイスが、これまた意外とキャッチーなラインを吐き捨てる。基本は90年代の北欧メロデス風味ながら、曲のバラエティはけっこう豊富。聴かせるメロディもあっちこっちに挿入されてるし、この手のバンドには多い「これってさっきの曲と同じじゃん!」っていうのは全然なく最後まで聴きました!

それはやっぱり、意識してキャッチーなフレーズを配置しているっていうのが感じられるからで、そこが最後まで聴けて繰り返し聴きたくなる作品と途中でぶん投げて二度と聴かないという作品の境目になる。このアルバムは前者のほう。個人的にはギターソロがあってそれが哭いてくれたりしたらもっと嬉しいけど、意識してソロを排しているのかな。いずれにしても、これは買って損はないアルバム!

おススメ度・・・★★★★

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