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今週聴いたもの:2021年9月30日~10月6日

岸田新内閣が発足。

まあ~旧態依然とした自民党の色がものすごく濃い内閣じゃないですか?派閥の論理と、長老への配慮ばっかりでしょ。

「仕事の打率9割」とかぬかしてる大臣はいったいなんなの?泣いちゃう前任大臣もどうかと思うけど、こっちも明らかに勘違い野郎。調子にのりすぎでは。どんだけ嬉しいんだよ。いい年してはしゃいじゃってみっともないったらありゃしない。「仕事」ってのは、有権者と約束したことじゃなくてただ単に党の仕事とか、党の上役から言われたこととか、そういうのを「仕事」だと思ってるんだろうなあ。自民党の政治家が公約9割達成してたら日本はいまごろ世界一の大国になっていたはず。調子に乗って「9割」とかぬかしてるのを見ると、おそらくすぐに失言でやめるだろうなあ、と想像しちゃう。

自民党の幹部の人事もひどいですねえ。カネの問題を追及されたらすぐに「睡眠障害」になって逃げた甘利氏が幹事長。記者は「重職を任されて、睡眠は大丈夫ですか?国民は不安になりますよ!」って皮肉のひとつくらい言えばいいのに。そういう切れ味鋭くて面白いジャーナリストはいないのか。仮病で逃げておいて「説明責任は果たした」とかドヤ顔でぬかすことができるのは、いつも言うように国民をナメてるんですよ。もうどうせ国民は忘れてる、と思ってる。

2000年に起こった雪印乳業の集団食中毒事件で、追及する記者に対して当時の社長が「私は寝てないんだよ!」って言ったとき、国民は総がかりで「ふざけるな!」と怒り、それはもう語り草になったのに、政治家が疑惑を追及されて「よく眠れないんで、国会出ませ~ん」と言って逃げてもすぐ忘れちゃう不思議な国民は世界で日本人だけでしょう。日本人は権力者にやさしすぎ。どんだけお上を信頼してるんだ。ちょっと政治に文句言うと、批判ばっかりするなとか言う奴がいっぱいいるけど、権力者は批判ばっかりされるくらいがちょうどいい。徹底的に「国民をなめてんじゃねーぞ!」って騒がないから、こんなのがシレっと復権してきちゃう。

総務会長に抜擢された福田氏だって、親も祖父も総理大臣っていう家の人。まさに頭のてっぺんからつま先まで、家柄の良さと古い自民党のDNAだけで心身が構成された人でしょ。そんな人に庶民のことなど理解できるはずもない。「党風一新」などとぬかしてても空々しいだけ。まあまだ若い人だから、ほんとうに改革してくれるかこれからに要注目ですね。どうせなにもしないと思うけど。

いずれにしろ、自民党がまじめに国民のために働く団体に急に変わることはない。選挙が前倒しになりましたが、それだって「今コロナが減って、政権の勢いがあるうちにやれば勝てる」っていう打算でそうしただけですからね。騙されてはいけませんよ。今度自民党をつぶせなかったら、ただでさえ沈みかけてる日本はマジで完全に沈没する。それを阻止できるのは我々国民だけです。

CAULDRON「BURNING FORTUNE」

カナダの正統派メタルバンド、CAULDRONの2ndアルバム。2011年作。

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STORMWITCHあたりを彷彿とさせる、ジメっとした湿り気とマイナー臭をプンプンさせるジャケがステキ。デスメタルっぽいバンドロゴはイマイチか。

このバンドは1stの「CHAINED TO THE NITE」だけ聴いたことが。80年代メタルに少しだけパワー・メタル風味をまぶした、メロディックなヘヴィ・メタルで、かなり気に入っていました。ヴォーカルはANGEL WITCHのケヴィン・ヘイボーンやENFORCERのオロフ・ヴィクストランドの系統の声で、まああんまりうまくはなかったので、そこが違ったらもっと良かったかも、いやこのヴォーカルの味だからよかったのかも、なんて思った記憶が。

ドラマーが代わってるみたいだけど2枚目もそのヴォーカルの味は健在。ちょっと上手くなってるのかな。そして、楽曲のクオリティも1stより格段にレベルアップしてる感じ。1曲目のバックコーラスにどこかで聴いたような声が入ってるなあ~と思ってクレジットをみたら、これはENFORCERのオロフでした。友達なのか。

 

全体としてそのENFORCERと似てる部分はかなりありますね。ENFORCERと違ってスラッシュ・メタルっぽさはあまりないけれども、小細工ナシの正統的ヘヴィ・メタルを貫いているっていうところは完全に同じ。

メロディアスでキャッチーなメタルを全編にわたって聴くことができる快作でした!こういうのでいいんだよ!

おススメ度・・・★★★★

RETURN「V」

ノルウェーのメロディアスハード、RETURNの5作目。1993年作。

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メルカリで安くまとめ買いしたCDのなかに入っていたもの。90年代という時代、ジャケット写真のメンバーの風体からして、ポップでメロディアスなロックなんだろうな、と想像して聴いたら、まあそのとおりのサウンドでした。なんかFOREIGNERみたいだ、という印象。

 

適度にポップでありながら北欧らしい抒情性もあって、なかなかいい作品じゃないでしょうか。ダミ声のヴォーカルも魅力的。しかし私にはちょっと刺激がなさすぎるかなあ。ここ数年私は寝るときにRADIKOでユキ・ラインハートの番組「AOR」を聴いてるんですけど(聴き心地よいAOR聴いてるとすぐ入眠できるのです)、いかにもそこで流れそうなサウンド。眠たくなってくる。眠ることすら許さない、心を揺さぶるような曲があれば話は別だけど・・・そういう曲はなかったかな~。BGMには最適。

おススメ度・・・★★★☆

TUCK FROM HELL「THRASHING」

スウェーデンのスラッシュ・メタルバンド、TUCK FROM HELLの1st。2010年作。

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アルバム・タイトルが「THRASHING」。そしてこのジャケ絵。こりゃあオールドスクールな脳筋スラッシュ?でもメンバーの写真みるとこざっぱりとした若者たちで、いやひょっとするとモダンなグルーヴ・メタルとかメタルコアだったりするのか・・・と想像して聴いてみると、

スラッシュ・メタルだったころのMETALLICA、あるいはEXODUSあたりっぽい、ちょっと古臭いスラッシュ・メタルでした。ヴォーカルはジェイムズ・ヘットフィールドもしくはチャック・ビリーみたいな、パワフルにがなりつつもちゃんと歌えるタイプ。

↑この曲はあまり良くないけれども、これでもかっていうくらいに金属的なクランチを強調したリフは聴いてるだけでキモチいい。そのリフのカッコよさがキモのバンドだと思うんですけど、ん~、聴いてるあいだは気持ちよくても、聴き終わった後に頭の中に残ってるような印象的なリフやメロディがあったかというと・・・ないかな。

しかし、こういう古臭いスラッシュをやってること自体にはとっても好感がもてます。EXODUS好きです!っていう方なら買う価値あり。

おススメ度・・・★★★☆

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