福島原発の放射能汚染水の海洋放出が決定。薄いとしても放射性物質が確実に含まれている処理水を海に流すことについて国民のみならず中韓も懸念をしめしているなか、麻生財務大臣がそれに対して「飲んでもなんちゅうことない」と発言したとのこと。
これに対して中国や韓国では「飲んでから言え」と反発の声があがっているようですが、そりゃあそうなりますよね。あなたがたのような先の長くない人が飲んでも「なんちゅうことない」でしょうが、まだ未来のある人たちや海の生態系には将来どういう影響が出るかはわからない。昭和の公害病なんてのはみんな、大丈夫大丈夫言いながらも起こっちゃったわけでしょ。
ここは、ほんとうに飲んだらどうか。どう頑張っても海に流すしか選択肢がないのなら、国民を納得させ中国や韓国を黙らせるにはそのパフォーマンスが必要じゃないか。放射性物質を多少飲んだところでいまさら「なんちゅうことない」老人にそれをやってもらうのはいいアイデア。自民党の老人たちは急いで記者会見をひらき、放射性物質がちょっと残ってる証拠を示したうえで、「ほら、飲んでも大丈夫!」とグイっとやれ。「飲んでもなんちゅうことない」っていう言葉に説得力をもたせるにはそれしかないでしょ。
それをやれば、「どうしても海洋放出しか道はないんです。私も命をかけます。わかってください」という思い(そんな思いはないだろうけど)が伝わり、国民も「仕方がない」と納得するかもしれない。しかし次の選挙のことしか考えてないような老人たちが口だけで「なんちゅうことない」とか言っても、若い世代は「お前らはもうすぐこの世からいなくなるから気楽でいいけどよ!」と思うだけ。
CHROME DIVISION「BOOZE,BROADS AND BEELZEBUB」
ノルウェーのシンフォニック・ブラック・メタルバンド、DIMMU BORGIRのヴォーカルShagrathによる爆走ロックン・ロールバンド、CHROME DIVISIONの2ndアルバム。2008年作。
Amazon.co.jp Booze Broads & Beelzebub
このバンドの作品はちょっと前に記事にしましたが、→今週聴いたもの:2021年3月18日~3月24日 、それが凄くカッコよかったもんだから早速こちらも入手。
1st同様にMOTORHEADをさらにメタル寄りにしたようなロックン・ロール。トップの「The Second Coming」は様式美っぽい序曲でモロにメタルしてるけど全体的には、「ROCK'N'ROLL IS THE DEVIL'S MUSIC」という謳い文句どおりのサウンド。
速くて重くてキャッチーでカッコいい・・・っていう曲が満載。酒とタバコと女とバイク、というイメージの、ひたすらウルサくダーティなサウンドのなかにキラッと光るメロディアスなギターソロをぶち込んできてくれるところなんかはもうシビれる。クセになるキャッチーなサビも最高で、聴きながら思わずシンガロング。何度もリピートして聴いちゃう。アルバム5枚出てるのか。急いで揃えよう!
オススメ度・・・★★★★☆
TYRANEX「UNABLE TO TAME」
スウェーデンのスラッシュ・メタルバンド、TYRANEXの2ndアルバム。2014年作。
中心人物でありギターとヴォーカルを兼務するのは女性で、EXCITERのダン・ビーラーみたいなヒステリックなヴォーカルは好き嫌いが分かれるかも。
私はこういうヴォーカル大好き。カッコいいじゃないか。
曲はオールドスクールなスラッシュ・メタル一辺倒。とにかく突っ走る。たまにIRON MAIDENみたいな展開もみせたりしますが、曲もリフもバラエティは非常に少ない。わかりやすいリフととげとげしいハイトーンという音像は、ちょっとENFORCERっぽかったりもしますね。
ENFORCERほどエモーショナルなところはないけど、これはなかなかイイですよ!スラッシュ・メタルはどう演ればカッコよくなるか、よくわかっていらっしゃる・・・と感じますね。ただ、そういうセンスはビンビンに伝わってくるんだけど、そこをもっと突き詰めてほしかったなあ~。カッコいい展開とかメロディアスなギターソロとかがいっぱいあって、「オっ!」と身をのりだしたもののそれがすぐに半端で終わっちゃって消化不良・・・っていうのが多い。惜しいなあ。でも好き。ほかの作品もチェックしてみよう!
オススメ度・・・★★★☆
CORROSIVE「NOURISHED BY BLOOD」
ドイツのデスメタルバンド、CORROSIVEの3作目?2019年作。
Amazon.co.jp Nourished By Blood
今年ニューアルバムを出したようで元気に活動中のバンドらしいけれども聴くのは初。
ギター・リフのヘヴィネスが前面に押し出された、徹底的にブルータルなデスメタル。ヴォーカルはいわゆる下水道系で、全編聴くともう疲労困憊。
前にも書いたように、カッコいい曲が満載で印象に残ったり、疲労そのものが心地よくて「もう1回聴こ」となったりするかどうかがデスメタルの一流と二流の分かれ目になると思うんですけど、そこまでカッコいい曲はなかったかな。演奏力は猛烈に高いし、クオリティも高い・・・とは思うけど、心に残るフックのある曲が1曲でもいいからあればもっと違うのになあ。たまに聴かせるギターソロとか入ってるけど、なんかとってつけたような感じで残念。
しかし、地獄の窯に突き落とされたような灼熱を感じさせる演奏は凄まじいアツさをもっているので、とにかくヘヴィでブルータルならそれでいいんだよ!という真性デスメタラーには素晴らしい作品かも。
オススメ度・・・★★★