北朝鮮による拉致被害者である横田めぐみさんの父、横田滋さんがお亡くなりに。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
政府は一刻も早く拉致問題解決を。安倍首相はなにしてんだ・・・という声があるなか、めぐみさんの御兄弟は「安倍首相は動いてくださっている。これからも安倍首相とともに解決を目指す」と会見で発言されていましたね。
これには少し驚いた。だって、国民の目線では「政府も首相もなにもできない。なにもしてない。やる気ない」というふうにしか見えないから。
横田さんがこういうふうにおっしゃるということは、拉致被害者家族には「これこれこういうことをしている」という説明が政府からはきちんとされている、ということなんでしょうか。
しかしだからといって、政府や安倍首相を批判するのは間違いだとは言えないんじゃないですかね。
北朝鮮が拉致を公式に認めたからには、これはもう被害者だけの問題ではなく国家の安全保障の問題なわけで、ならば国民に「いま、これこれこういう取り組みをしている」とか、「これこれこのように解決へのビジョンをもっている」ということをもっと言わなきゃあダメでしょ。それを言わないから「何やってんだ」って言われるわけでしょ。それでは批判されて当然じゃないでしょうか。
みんなもう忘れてるけど、2017年に自民党は「この国を、守り抜く」なんていうキャッチフレーズを掲げて選挙に勝ったのですよ。そして首相はもう何年も前から「あらゆるチャンスを逃すことなく・・」とか、「今度は私が金正恩と向き合う」と言いつつ、具体的な進展はない。
「守り抜」いてくれるんじゃなかったのか?あらゆるチャンスを逃さず・・って、チャンスがなかったら仕方がないのか?「今度は私が向き合う」の「今度」っていつなんだ。
言ったことを実行してない、という時点で批判されるのは当たり前であり、国民はどんどん批判するべきなんじゃないですかね。政治家は票に影響しないことには興味がない生き物ですから、国民はもっと「安倍首相なにしてんだ!」と声をあげて、「このまま放っておいては選挙に影響する」と思わせないとダメなのでは。
岩佐美咲「右手と左手のブルース」
岩佐美咲の最新曲。パチンコ「海物語」の楽曲のカバー「ふたりの海物語」がカップリングされた「海物語コラボ盤」を買いました。
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彼女の音源はこれまで買ってなかったのですが、「右手と左手のブルース」が「オっ!」と思わせるカッコいい曲で今回は買いました。
作詞は秋元センセイ(プロデュースは秋元センセイ)ではなく、楽曲も演歌色はほとんどない、哀愁の歌謡曲。
秋元センセイの詞は、昔はともかく今となってはどれもこれもつまらないものばかりなので、ほかの人に書いてもらったのは正解だったんじゃないですかね。曲もキャッチーかつクール。いままででいちばんいいんじゃないでしょうか。
しかしあくまでも個人的な感想を言うなら、歌唱に関してはそこににじみ出る若さというか、悪い言い方をするなら「青臭さ」がどうしても気になっちゃう。実際若いんだから仕方がないし。デビュー時に比べればだいぶ大人っぽくなってきたけど、もう少し湿り気がほしいなあ、といったところ。
「ふたりの海物語」は、私はパチンコ「海物語」大好きだからパチンコで何度も聴きましたが、パチンコでは大当りで興奮しているときに聴くからやたらカッコよく聴こえたものの、CDで聴くとそんなにたいした曲には感じませんね。バックの演奏がパチンコ版そのまま(?)なのもなんか手抜き感が感じられるし、歌唱も「岩佐美咲が歌うとオリジナルより格別にカッコいい!」ということはとくにない。
今後に期待。
オススメ度・・・★★★☆
IRON MAN「SOUTH OF THE EARTH」
アメリカのドゥーム・メタルバンド、IRON MANの2013年作。
Amazon.co.jp South of the Earth
名前しか知らなかったので聴いたのは初めて。バンド名からしてBLACK SABBATHっぽいんだろうな、とは予想しましたが・・・
予想通り、SABBATHの影響が色濃く感じられるドゥーム・メタル。
どんよりと重いリフ、骨太で男前な感じのヴォーカルの声はカッコいい。
しかし残念ながら曲はつまんなかったなあ。ヴォーカルは魅力的な声質なのに、歌メロはなんかもうお経を聴いてるみたいに退屈。クルマのなかで聴いてたら寝そうになりましたよ。
BLACK SABBATHが偉大だったのは(名曲「Iron Man」もそうだったように)どんよりしながらもキャッチーなリフや歌メロがあったからなのに、マネするんならそのへんをマネしてくれないかなあ。
オススメ度・・・★★
LIVING DEATH「VENGEANCE OF HELL / WATCH OUT」
80年代に活動していたドイツのスラッシュメタルバンド、LIVING DEATHの1984年のデビューアルバムとその次の1985年のEPをカップリングした再発CD。
Amazon.co.jp Vengeance of Hell
これはいちおうオフィシャルなものなのかな?
1987年の「PROTECTED FROM REALITY」はひたすら突っ走る爽快なスラッシュでかなりのハイクオリティ、けっこう好きだったのですが、これは初めて聴きました。しかし・・・このデビュー作とEPはヒドイ出来。曲は退屈だし、演奏はヘタ、ヴォーカルの音痴さ(たぶん、これがカッコいいとおもってやったんでしょう)も耐えられない。買わないほうがいいでしょう。
オススメ度・・・★★
90年代初頭に解散しちゃいましたが、未聴の方は聴くんなら「PROTECTED FROM REALITY」だけで十分でしょう。そこでも猫みたいな声のヴォーカルがヘンな歌を歌ってますが、演奏のクオリティも曲のデキも素晴らしい。ヴォーカルの変さ加減はRAGEを彷彿とさせます。そこが好き嫌いの分かれるところかな。
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といったところで今回はこのくらいにしておきます。