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今週聴いたもの(2020年1月30日~2月5日)

新型コロナウィルスの広がりが止まりませんね。

そろそろ花粉症も始まるなあ・・と思っていたらテレビで「マスクが品薄」という話題が流れ、「アっ、ヤバい!」と思って歩いて5分くらいのところにある馴染みのドラッグストアに急いで行ったらマスクはひとつも残っていませんでした。いつもは山積みになってるのに。

近所のコンビ二やスーパーなどにもまったくナシ。いつのまにこんなことになっていたんだ。迂闊でした。

これからさらに日常生活への影響が大きくなってきそうですね。それどころか、私の住むところは観光地でもありますから、観光客がウィルスを持ってきて地域の住民から感染者が出るかもしれない。

私は世間的には無職ニート同然ですから人ごみを避けようと思えばいくらでも可能ですが、働いてればそうはいかないですからね、もし地域に感染者が出たらたいへんな騒ぎになるのは確実。

情報をきちんと収集し、警戒は怠らないようにしなくてはなりませんね。

 

それはともかく、今週聴いたものの感想です。

島津亜矢「船村徹を唄う」

まもなく亡くなって3年になる稀代の名作曲家・船村徹氏の作品を集めた、島津亜矢の企画アルバム。

Amazon.co.jp 船村徹を唄う

 

もちろん全曲が船村徹作品。彼女が提供された曲が8曲、ほかの歌手が歌った曲のカバーが7曲。

ボーナストラックとして「成田山開基1080年祭記念音頭 心はればれ成田山」を収録。船村先生が書いた曲だとは知りませんでした。

 

調べてみたらどうやら既発音源が多い(全部?)ようですが、私も聴いたことのないものが何曲かあったので買いました。

「花詞」(はなことば)はYOU TUBEでしか聴いたことがなかった。探したんですけどどの音源に入ってるのかわからない。作詞の星野哲郎先生の作品年表をみると2000年の作品のようですが・・・。

ともかく、その「花詞」をはじめ、しみじみと心にしみてくる素晴らしい曲が多くて、さすが船村先生・・と唸ると同時に、やっぱり島津亜矢はポップスなんぞやってる場合じゃない、こういうのを唄わなきゃあ・・と改めて思いました。「北の大地」とかもう最高ですね。

大月みやこの「女の港」も彼女のバージョンを初めて聴きましたがこれもイイ。大月みやこほどの独自の世界観を持った大物の曲をそこらの小娘が歌うと「台無しじゃねえか・・・」となることも多いんですけど、大月みやことはまた別の、島津亜矢ならではの「女の港」に仕上がっていました!

オススメ度・・・★★★★☆

ARBITRATOR 「VOICE OF THE DEAD」

こちらはロシアのスラッシュ・メタルバンド。ARBITRATOR。2004年の2ndアルバムらしい。

C級っぽいアルバムジャケット。しかもロシアのバンド。「どうせゴミみたいなサウンドなんだろ・・・」と期待せずに聴いてみましたら、意外や意外、そんなに悪くない。

SODOMやDESTRUCTIONあたりが好きなんだろうなあ・・・と思わせる、オールドスクールなスラッシュ・メタルをやってくれてました。

しかし、ニワトリが首を絞められてるような聴き苦しいヴォーカルがイヤだなあ。

どうやらトリオ編成でギタリストがヴォーカルを兼ねているようですが・・・専任ヴォーカルを迎えたほうがよかった。

いまも活動してるのかな。アルバムはほかにも何枚か出てるようなので、安く手に入る機会があれば聴いてみたい・・と思わせるものはありましたね。

オススメ度・・・・★★★

IMPACT「TREPANACION」

南米産スラッシュメタルは私の大好物。こちらはチリ出身、IMPACTの2013年発表のデビュー・アルバム(?)。

Amazon.co.jp Trepanacion

ふざけてるとしか思えないジャケ絵がいい味を出しています。

聴いてみますと、ひたすらにアクセル全開の激烈スラッシュ・メタル。なかなかイイじゃないか。

しかし、複雑な構成の曲が多いうえに、それにしては似た雰囲気の曲ばっかりだからちょっと散漫な感じ。もっとキャッチーさと単純明快さがあったほうがいいなあ。

それから、いきなりヒステリックな裏声で叫ぶヴォーカルははっきりいってあまりカッコよくない。スラッシュ・メタルがカッコよくなるかどうかは、実はヴォーカルにかかっていると思うんだけどなあ。そのへんを軽視してるバンドばかりな気がします。

オススメ度・・・★★★

EVOCATION 「ILLUSIONS OF GRANDEUR」

スウェーデンのデスメタルバンド、EVOCATIONの2012年の4枚目のアルバム。

Amazon.co.jp Illusions of Grandeur

名前しか知らなかったバンド。現在は活動を休止しているらしい。

聴いてみると、懐かしい90年代の北欧メロディック・デスに、初期のAMON AMARTHの風味をブレンドしたようなサウンド。

 

3曲目なんかはまるっきりAMON AMARTHでちょっと笑っちゃった。メンバーにつながりがあったりするのかな。

AMON AMARTHっぽいのはともかく、これはなかなかイイですね。90年代のAT THE GATESだのEDGE OF SANITYだのが好きな人なら必ず気に入るでしょう。

しかし・・・これだけ扇情的なメロディをこれでもかと満載していると、AMON AMARTHと同様、ヴォーカルの一本調子さが気になってくるなあ。

それと、そんな必要もないのにすぐに「スタスタスタスタ・・」と速く叩きたがるドラムスはセンスがない。カッコいいと思ってやってるのかな。抑制するほうがカッコいい場合もあると学ぶべきでしょう。90年代の北欧デスにはこういうの多かったですね。

オススメ度・・・★★★☆

 

といったところで今回はこのへんにしておきます。

いつも記事にしているの以外にもたくさん聴いてるんですけど、とても全部は書けないし、書かないとすればそれは「書くことがないくらい退屈だった」ということなので。

カネに余裕があれば新譜ももっとチェックしたいですけどね。新品で買ってゴミ同然でガックシ・・というのがイヤ。中古で安ければゴミでもしょうがないけど。

また来週。

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