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川野夏美「白いフェリーの船長さん」:今日聴いたもの

1990年代はさかんに発売されていた8cmCD。最近はもうほぼ絶滅状態。フリマやオークションでもまとめて捨て値で売られることが多いようです。

しかし今となっては「それでしか聴けない」という音源がけっこうあって、マニアには高値で取引されているものもたくさん。とくにアニメ系とか洋楽なんかにはお宝になっているものも多いですね。

管理するのがなかなか大変なので私も基本的には8cmCDをすすんで買うことはありませんが、いわゆる断捨離みたいな感じでタダ同然で売られていたものを買ったらそこにお宝がいっぱいあった、というのはたまにあるのです。今回はそのなかの1枚を。

川野夏美「白いフェリーの船長さん」

大分県出身、最近はギター弾き語りなどを頑張ってる演歌歌手、川野夏美の2枚目のシングル。1999年。当時まだ十代。

Amazon.co.jp 白いフェリーの船長さん

初期の音源はあまり聴いてないのでこの曲は知らなくて、アイドル風のコスチュームもあって「こんなことしてたんだ」とびっくり。アルバムにはちょくちょく入れられているようだから音源のレア度はそれほどでもないようですが、この8cmCD自体はなかなかレア。曲は明るくポップな音頭風。川野の歌唱は、若い、というのもあるが演歌歌手というよりアニソン歌手みたいに感じる。さすがにすでに上手いけど、この時点では現在のようなまろやかな湿り気ある味の歌唱は完成されてない。

 

ド演歌のカップリング曲を聴いてもそういう印象を受けますね。まだ、そこらにいっぱいいる若手演歌歌手のなかのひとり、という感じ。二十数年たって聴かせるエモーショナルさは見る影もない。それが悪いかっていうとべつにそんなこともないんだけど。今が魅力的すぎますからね。古い曲を聴いて温故知新するものいいものだし必要なことです。これを機会に時系列で音源をチェックして、各年代の歌唱の魅力を探究するのも楽しいかも。

おススメ度・・・★★★☆

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