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HIMINBJORG「WHERE RAVENS FLY」:今日聴いたもの

今日こそ余計なこと書かずに聴いたものの紹介だけをシンプルに。

今回はフランスのペイガン/ブラックメタルバンド、HIMINBJORGの1stフル、「WHERE RAVENS FLY」。1998年作。

HIMINBJORG「WHERE RAVENS FLY」

昨年にも新作を発表している息の長いバンド。私は(たぶん)その作品に触れたことがない。ジャケの文字からしてヴァイキング/ペイガン系であることは一目瞭然。ジャケ裏には上半身裸で演奏している3人の姿が。

Amazon.co.jp Where Ravens Fly

ヴァイキング系でジャケに裸の男たちが写っているとなると、私はやはりBATHORYの歴史的名盤「BLOOD FIRE DEATH」を想起してしまう。 →思い出の名盤:ヴァイキング・メタルの誕生・・・BATHORY 「BLOOD FIRE DEATH」

ならばBATHORYの影響下にあるバンドなのかも、っていうかその系統で直接的でなくともBATHORYに影響されてないバンドってほぼいませんからね。そうであるならBATHORY信者の私は期待に胸がふくらむ。

 

その予想はおおむね当たっていて、ブラック・メタルを基調にした、叙情的なメロディも駆使するヴァイキングメタルが展開されている。ヴォーカルのスタイルはまるっきりクォーソン(BATHORYの中心人物、ていうか彼自身がBATHORYそのもの)で、クリーン・ボイスでの歌の微妙さもソックリ。歌はまあヘタではあるんだけれど、まるで戦場で傷ついた武骨な戦士が死んだ同胞への弔いの歌をうたっているような、哀しみをさそう朴訥さがあって感情をゆさぶられる。そのへんの味もまるでクォーソン。

ブラックメタル然とした速い曲もちゃんと用意されていたり、なかなか侮れない聴きごたえのある内容になっています。BATHORYが「BLOOD FIRE DEATH」でやっていたサウンドが好きなら買ってソンしたと思うことはないでしょう!

おススメ度・・・★★★☆

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