またまたコロナ感染者数が増加しはじめて、マスコミは「第8波!」「インフルとコロナのダブル流行来るか!?」などと騒いでいますね。
いやいやいや、全国旅行支援とかいうクソみたいなバラマキ政策について批判もせず「お得です!もっと旅行行け!飲食しろ!」とか煽っといて、その結果感染が増えるのは当然のことなのになんで騒いでんだよ。いつまでそんなことやってんの?
東京都はコロナ警戒レベルを1段階上げて、小池知事は「第8波入り口の今が踏ん張りどころ。クリスマスや年末をアクティブに過ごすポイントはワクチン」とワクチン接種を呼び掛けた・・・そうです。なにが踏ん張りどころだよ、いつまで同じこと言ってんだよ、いいかげんにしろ・・と思うのは私だけではないとでしょうが、これはつまり「ワクチン打てばアクティブに過ごしていい」ってことですよね。
で、ワクチンを打っても、「重症化」を防ぐ効果はあるけど「感染」を防ぐ効果はそれほどない(あるけどすぐに減衰する)んだから、ワクチンってのはやっぱり「ウィルスをもらっても発症しない、重症化しない」ように打つっていうものなわけでしょ。すると、ワクチン打ってアクティブに!って言うのなら、「新規陽性者数」についてギャアギャア騒ぐのはおかしくないか。アクティブに活動するなら陽性者が増えるのは当たり前なんだから。重症者数だけをカウントするべきでは?
もうコロナを撲滅することは絶対にできないのだから、いいかげんに感染者が増えただの減っただの騒ぐのやめたら? そこを騒ぐことによってカネになるっていう奴が権力者にも医者にもマスコミにも多いんだろうから仕方がないのか。黙って将棋さすだけのプロ棋士が「マスクはずした」という理由だけで反則負け喰らっちゃったりとか、大人はフツーに外食してるのにいまだに学校では「黙食」させてたりとか、もう狂ってるとしか思えない。
コロナは風邪と一緒!とまで言えるのかどうか私は知らないけど(私の身近の人もちょくちょく罹ってるが、みんな「ちょっとつらい風邪」で済んだ模様)、「コロナは風邪と一緒じゃない、恐ろしい感染症」って言うんなら、なぜ感染者数が増えるのがわかってて「全国旅行支援」だのといってみんな嬉々として旅行に行ったり、コロナなんかもう終わったと思ってる外国人をいっぱい受け入れたりするのか。もうなにがしたいのかサッパリわかんない。
高齢者の重症化率が高い!だから風邪と違う!って言うけど、高齢者の肺炎の原因ナンバーワンである肺炎球菌のほうが圧倒的に怖いし致死率も高く死者数も多いのになあ。その肺炎球菌は5類で、それよりも重症化率が段違いに低いとわかってきたコロナがいまだに2類。おかしいのでは? 肺炎球菌はコロナ以前から存在していたが、高齢者施設とかでは「ワクチン打ってください」とは言っても「肺炎球菌怖いから面会は禁止!全員マスク着用!」なんてことはべつに言ってなかった。そう考えると、やっぱり今の異常な状況は「コロナが終わらないほうがいい」という人たちのウソによってみんなが必要以上に恐れるようになってしまったからこうなった、という気しかしない。
TÝR「A NIGHT AT THE NORDIC HOUSE」
デンマークの自治領・フェロー諸島出身のエピック/フォーク・パワーメタル、私の大好きなバンド、TÝRの最新ライヴアルバム!出てたの知らなくて遅ればせながら購入!フェロー諸島交響楽団との共演!CD2枚とDVDの豪華な品です!
Amazon.co.jp A Night At The Nordic House (With The Symphony Orchestra Of The Faroe Islands)
2020年2月に行われたものらしいから、まだコロナは彼の地には広がってなかった頃か。オーディエンスもオーケストラもすごい密。そんなに大きい会場ではないように見える。
今現在は3人編成なんだと思っていましたが、ギタリストがもうひとりいる。クレジットをみると彼は元メンバーのテルイ・スキベナス。初期のヴォーカリストだったポル・アルニ・ホルムもゲスト出演、1曲歌ってます。
正直に言うと、ヘヴィメタルバンドがオーケストラとコラボしたりするのをみるのはあまり好きじゃない。いろんな人たちがやってますけど、成功しているようにみえる例は少ないですしね。イングヴェイ・マルムスティーンみたいな音楽性の人ならともかく、どうしても「とってつけた」ようにしかなってない、ってのが多すぎる。METALLICAなんかはマジで最悪だった。
しかしこのTÝR、もともと民族的、土着的なメロディを中心としたエピカルなメタルを聴かせるバンドですから、その楽曲のオーケストラとの相性はバツグン。オーケストラが加わることによって壮大でドラマティックな曲がますます胸に迫るものになっていました!
↑この「By The Sword In My Hand」や、「Fire And Flame」「Blood Of Heroes」みたいな、比較的フォーク色が薄いパワーメタル然とした曲もちゃんとやってくれてて嬉しい!しかし地元の民謡(だと思う)をやってるときのほうがオーディエンスは盛り上がってるみたいですね。いかにもメタル、っていうノリで盛り上がってる客は少ないし年配も多くいたから、そういうのが聴きたくて来てた人も多かったんでしょう。
まあ選曲としては「あの曲がないじゃないか」っていうのはいっぱいあるけれども、これは素晴らしい作品。ベースのグンナル・H・トムセンの人のよさそうな笑顔で客を煽る仕草がかわいいのも見どころ!MCはフェロー語(?)で、なに言ってるのかサッパリだから、字幕入れて国内盤で出してくれないかな!こういうバンドがワールドワイドに売れる世の中になってほしい!
おススメ度・・・★★★★☆
KULL「EXILE」
BAL-SAGOTHのメンバーらが在籍する、イギリスのシンフォニック・ブラック・メタル、KULLの1st。2019年作。
BAL-SAGOTHに似た、よくわからないシンフォニック・ブラックメタル。こういうのはあんまり好きじゃない・・とは何度も書いてますが、
う~ん、これも・・・ブラック・メタルという一言では片づけられない音楽性はたしかに面白いけれども、私がメタルにもとめるのはそういうのじゃないんですよねえ。なにも考えなくても聴いて素直に「お~カッコいい!」って震えるような感動を味わいたくてCDを買い漁っているわけで、そういう体験を与えてくれないのなら用はありません、と言うしかない。
おススメ度・・・★★★
NASHEIM「EVIGHET/UNDERGANG」
スウェーデンのプログレッシヴ・ブラックメタルバンド NASHEIMの、初期デモ2本を収録したコンピレーションアルバム。2004年作。
Amazon.co.jp Evighet Undergang
ジャケットには「Dedicated to the memory of Quorthon(1965-2004)」という文言が。
Quorthonとは言わずと知れた伝説的ブラック・メタルバンドBATHORYのあの人ですね。しかもそのBATHORYの名曲「Blood Fire Death」のカバーまでやってる。
そういうことからも容易に想像できるように、サウンドはかなりBATHORYっぽい、エピカルな要素もあるブラック・メタル。2曲目で入るクリーン声はまるっきりQuorthon。影響受けすぎだ。しかし、今日これから死にます、っていうくらいのどんよりとした哀愁を漂わせながらら淡々とすすむ楽曲は・・・けっこうカッコいい。個性があるかっていうと微妙ではあるけれども、ちゃんと考えて曲をつくってます、ってのが感じ取れるし、長い曲ばかりながら、思い付きのリフをいっぱいくっつけてみました!的な安直さはあまり感じない。聴きどころを意識したリフや展開がけっこうあって、この手のブラック・メタルとしては質が高いほうじゃないでしょうか。
これがバンド初期のデモだっていうんだから、近作はもっと期待できるのかも。機会があったら聴いてみることにしましょう。
おススメ度・・・★★★☆