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今週聴いたもの:2022年6月9日~6月15日

18歳の女子学生に4万円渡して「パパ活」したという恥ずかしい記事が出ちゃって自民党を離党した国会議員。

国会の本会議も欠席して隠れているらしいですね。

こいつに関して、自民党の世耕とかいう参院幹事長は「さっさと党は出ていってもらったが、比例の復活議員だから自民党の議席だ。議員辞職も求めたい」と語ったという。

いやいやいや、たしかに理屈はそのとおりだけど、ほかに言うべきことがあるだろ。国民があんたがた自民党にあげた大事な1議席を、あんなまともに仕事しねえ援助交際野郎にくれてやったのはあんたがたであって、その意味でたとえ奴が離党したとしても自民党は責任を免れないはずで、そこを認めたらどうなのか。まずは「すみませんでした」じゃねえのかよ。なんでドヤ顔なんだ。奴にこれくらい言うなら、セクハラ衆院議長にも同じように言ってみたらどうなのか。

国民は何度もあいつを小選挙区で落としてるのに、あんたら自民党が復活させた。じゃあ奴の不祥事は自民党の責任だろうが。民意を無視してあんなのを議員にしてその結果起こった不祥事であるのに、「申し訳ございません」の一言もない。どんだけ国民をなめてるのか。

国民がそこに気がつかないように、「さっさと党を出て行ってもらっ」て、「奴の個人の責任です!」って他人のようなカオで言えるように仕向けたんだろ。なんてイヤらしい根性してるんだろう。議員辞職をっていうなら、なぜ先に離党を認めたのか。少しでも国民に対して責任を感じるなら、「離党?その前に国民に説明しろ」ってなるはず。そう考えれば世耕がドヤ顔で言った先述のセリフがいかに国民をバカにしてるかわかるでしょう。こんな奴らを支持する国民が4割もいるとは・・・。

で、自民党が参院選の公約を発表してましたが、そのスローガンが笑っちゃいますよ。「決断と実行。暮らしを守る。」だって。首相になって8か月くらい、多くの国民に「なにもしない」って評価されてる奴が総裁なのに「決断と実行」?。大企業を優遇するために法人減税しその穴埋めに消費税をバンバン上げるような政党なのに「暮らしを守る」? こんな空虚なスローガン、よく恥ずかしくないもんだなあ。どうせなにもしないくせに。あんたがたが死ぬ気で「決断と実行」してたら、日本はこんな斜陽の三流国に転落してないっていう話で、まずはその反省を示せ。

田中あいみ「孤独の歌姫(シンガー)」

先日の記事→令和4年6月12日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」で触れた、田中あいみのデビューシングル。

Amazon.co.jp 孤独の歌姫/涙のリバー/シニカル・レイン

記事で書いたように、「孤独の歌姫」はラジオで何度も聴いててCD買おう買おうと思ってたのですが、これはもっと早く買っておくべきだった。「孤独の歌姫」のクールさもさることながら、カップリング(両A面っていう扱いなのかな?)の「シニカル・レイン」もすごくイイ。「涙のリバー」は一葉が歌ってた曲か。「涙のリバー」で日本クラウンのオーディションのグランプリをとったらしいです。

桂銀淑を彷彿とさせるカスレ声がカッコいいのと同時に、高音域の伸びやかさもステキ。この歌唱はすでに唯一無二という領域に入ってる気がするっていうくらい個性的。曲自体はド派手ではないけど、歌唱の魅力が曲の魅力も押し上げてくれてる。

これで大学生だっていうんだから今後が楽しみすぎる。今後もこの路線で行ってくれるんだろうか。この人が弦哲也先生のドラマティック演歌を歌うのもぜひ聴いてみたいものです。カバーアルバムとか出してくれないかな。もちろん私は買います!

おススメ度・・・★★★★☆

THRONE OF KATARSIS「THE THREE TRANSCENDENTAL KEYS」

ノルウェーのブラック・メタルバンド、THRONE OF KATARSISの4作目。2013年作。

Amazon.co.jp Three Transcendental Keys

3曲入りだけど曲が長~いのでフルアルバム。11分、15分、20分。こもりまくりの劣悪なサウンド、陰鬱なリフとホラー映画のオバケのうなり声のようなヴォーカル。上級者向けのプリミティヴ・ブラックメタルと言っていいのかな。

ものすごく長くても計算された起承転結のある曲展開とかにはなってなくて、とにかく延々と、呪われそうなくらい陰鬱なノイズが脳裏に刻まれるだけ・・・・

・・・なんですが、そんなに悪くない。曲は半分くらいの長さに整理したほうがいいっていうか、こんなに長い必要はないって言うしかないけど、たま~に聴かせる鬱メロディをもっと前面に押し出してくれれば、ひょっとして好きになっちゃうかもしれない。ほかのアルバムも見つけたら買ってみよう、という気にはさせてくれる。

おススメ度・・・★★★☆

TALES OF DELIRIA「BEYOND THE LINE」

イタリアのデス/スラッシュ・メタルバンド、TALES OF DELIRIAの1st。2011年作。

Amazon.co.jp Beyond The Line

予備知識なしで聴きました。プログレッシヴな風味の、デスメタル寄りのスラッシュって感じか。

一本調子な吐き捨てヴォーカルの単調さと、ただの思いつきっぽいリフの組み合わせなだけのやたら複雑な曲、聴きどころはゼロに近くて、まあ全部同じ曲にしか聴こえませんね。DEATHとかが好きなんだろうけど、残念ながら曲のデキには雲泥の差が。いろいろ手の込んだことやってるけどちっともカッコよくないという、私の最も嫌いなタイプのサウンド。聴くのは時間の無駄遣い。

おススメ度・・・★☆

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