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令和3年4月4日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

今回の「新・BS日本のうた」は東京渋谷のLINE CUBE SHIBUYAでの無観客での収録でした。

渋谷公会堂って今はLINEが命名権を買ってそういう名前になってたんですね。いったん閉館したというのはけっこう前に聞いてましたがいつのまに。知りませんでした。

まだ学生だった頃、渋谷公会堂にはメタル系の海外バンドの公演をよく観に行ったのでけっこう思い出の多い場所です。はじめて観に行ったメタル系のライヴが1986年11月、渋谷公会堂でのMETALLICAの初来日公演初日。恐ろしいくらいに盛り上がって私も首振りまくり叫びまくり。まだ16だったから平気だったけど今あんなことしたら数日間は足腰たたないでしょうね。それくらい凄い熱気だったのをよく覚えています。一緒に行った友人がこっそり録音してくれた(もう時効だから許して)カセットテープを宝物にしていましたが、長い年月を経てそのカセットテープもオシャカに。今なら「デジタル化しておかなきゃ!」となるところですがそんな時代になる前の話です。

すっかりセレブのロックバンドになっちゃった今のMETALLICAには1ミリも興味ないんですけどね。けっこう前に出た最新作は1回聴いて「やっぱり買って損した」とCDを叩き割りたい衝動にかられ、割る前に売っぱらっちゃった。聴く価値があるアルバムは最初の3枚だけであとは・・・。今の彼らはあのときのオバケみたいに凄かったバンドとはもう別の存在と考えることにしています。

あまり悪口書くと怒られる(怒られても全力で無視するけど)のでこのへんにして今回の感想を。

 

出演は、三山ひろし、千昌夫、川中美幸、角川博、神野美伽、石原詢子、藤あや子、大江裕、パク・ジュニョン、門松みゆき、辰巳ゆうと。

今回も豪華なメンバーとイイ選曲で良かった!

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「北国の春」・・・・全員

「星降る街角」・・・大江&三山&パク

「むらさき雨情」・・藤あや子

「アケミという名で十八で」・・・千昌夫

「青春の城下町」・・辰巳ゆうと

「雨の御堂筋」・・・神野美伽

「空港」・・・・・・石原詢子

「北の旅人」・・・・大江裕

「新宿サタデー・ナイト」・・門松みゆき

「君は心の妻だから」・・角川博

「最初から今まで」・・・パク・ジュニョン

「波浮の港」・・・・・・川中美幸

「谺-こだま」・・・・・三山ひろし

「誘われてエデン」・・・辰巳ゆうと

「世界の国からこんにちは」・・全員

「チャンチキおけさ」・・全員

「船方さんよ」・・・・・三山ひろし

「桃太郎侍の歌」・・・・角川博

「雪の渡り鳥」・・・・・川中美幸

「おまんた囃子」・・・・藤&石原

「東京五輪音頭」・・・・全員

「大利根無情」・・・・・大江裕

「一本刀土俵入り」・・・三山ひろし

「豊後水道」・・・・・・川中美幸

「丘を越えて」・・・・・パク&辰巳

「港が見える丘」・・・・石原詢子

「十九の春」・・・・・・神野美伽

「野崎小唄」・・・・・・三山ひろし

「春よ、来い」・・・・・藤あや子

「夜桜」・・・・・・・・角川博

「前略ふるさと様」・・・千昌夫

「花の命」・・・・・・・門松みゆき

「満開」・・・・・・・・神野美伽

 

今回もトークなどは少なく淡々と歌を聴かせる構成でした。

選曲はなかなかマニアックというかあまり聴けない曲が多くて良かった。川中美幸が歌う「波浮の港」とか。「前略ふるさと様」はほんといい曲だなあ。やっぱ吉幾三は天才だな。

門松みゆきはちょっとポッチャリした?新曲は演歌色がないからミニスカ着物ドレスじゃないのか。

パク・ジュニョンが「冬のソナタ」の「最初から今まで」を歌唱。この曲は韓国語のほうが好きだな。個人的にはこの曲聴くとパチンコしか思い浮かばない。大当り中に流れるので、当たった喜びをかみしめつつ哀愁のメロディに身をまかせるのが不思議に快感なんですよ。この曲は著作権の問題で通信カラオケで配信されてなくて歌えないってほんと?とてつもなくいい曲なのにもったいない。あまりにご都合主義、少女漫画みたいなストーリーのドラマのクオリティはイマイチなのに対して、楽曲は非常にレベルが高かったですね。ていうか今のK-POPのゴミさ加減と比較するとまさに雲泥の差がある。

別格の凄みを見せつけていたのはやっぱり川中美幸か。大江裕はなにを歌っても上手いし、角川博の湿り気たっぷりの歌唱も好き。充実した内容で良かった。

三山ひろしの「谺-こだま」がカッコいい

三山ひろしの「谺-こだま」はラジオで何度か聴いていたんですが・・・

あらためてテレビで歌ってるの見て、こりゃあカッコいい曲だ、と再認識。

Amazon.co.jp 谺―こだま/一献歌

 

今回やった三波春夫のカバーもよかったけど、こういう望郷演歌でこそ彼の「ビタミンボイス」の魅力を最大限に堪能できると感じますね。映像がなくっても聴き手の脳裏に故郷の情景がよみがえってきそうな、ノスタルジーと懐の深さと哀愁が同居した歌唱は最高。曲も最高。ここ数年の曲の中ではいちばんイイんじゃないか。もうけん玉とかやるのは(趣味ならいいけどそれをウリとして前面に押し出すのはちょっと・・・)封印して、この素晴らしい歌声でもって演歌界を席巻してほしいものです。

 

ただ、このMVを見ると、ちょっとポッチャリしすぎじゃないの~というところだけが気になるかな。まだ若いのにあまりに肥えるのは少なくともカッコよくはない。健康も気になりますしね。

 

といったところで今回はこのへんで。

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