9月16日、水森かおりの最新アルバム「歌謡紀行19~瀬戸内 小豆島~」の発売日で、Amazonで予約していたので届くのを楽しみにしていたのですが、なぜか届かず、サイトを確認すると「発送日は未定です。お届け予定日が決まり次第お知らせします」となっていました。なんで?なんのために予約したんだよ。チャットで問い合わせると中国人らしき名前の人が対応してくれたけど、はっきりいって話が通じないのでなんの解決にもならなかった。
なんか私が予約したエディション(Amazon限定特典ナシの初回限定盤)だけがそうなっていて、ほかのエディションはそうなってなかったのが不思議なんですけど、とにかく「予約していたものが当初の予定通りに届かない」っていうことが最近多いんですよね。どうしたのAmazon。
なんかねえ、「地球上で最も顧客を大切にする企業」がきいてあきれる・・・としかいいようがないことばっかり。ヘタするとマーケットプレイスの出品者のほうが(日本の出品者なら)信用できるんじゃないか、っていうくらい、Amazonの仕事はいい加減になってきていますね。巨大企業になると驕ってまともな仕事をしなくなるのは、どの業界でも共通に起こる普遍的な現象なんですなあ。
REVEREND「WORLD WON'T MISS YOU」
初期METAL CHURCHのヴォーカリストとして知られる、故デイヴィッド・ウェインのバンド、REVERENDの1stフル。1990年作。
この作品は当時愛聴していたのですが、所有していたCDをたしか会社の後輩にあげちゃったかなにかで、音源がなかったのです。先日たまたま安く売っているのを見つけたので買いなおしました。
この次のアルバム「PLAY GOD」はイマイチなデキで好きじゃなかったけど、この「WORLD WON'T MISS YOU」は会心作といえるんじゃないでしょうか。
一般的には「PLAY GOD」のほうが評価が高いみたいなんですけど、私に言わせれば「いやいや、わかってねえなあ」というかんじ。
ヘンに音楽性が幅広くなって、パワー・メタル然としたアグレッシヴさが後退しちゃった「PLAY GOD」はどう聴いても駄作でしょ(「Butcher of Baghdad」はカッコよかったけど)。歌メロも不自然でウェインの歌唱も音痴に聴こえる。「Blessing」なんて聞くに堪えなかった。
「WORLD WON'T MISS YOU」で聴ける強力で獰猛なサウンドこそが、ウェインのヴォーカルにふさわしい。
とはいっても音もあんまり良くないしつまらない曲もあるにはある。しかし、デヴィッド・ウェインのド迫力の声を聴いていると、多少のことはどうでもよくなってきますね。やはりメタルはヴォーカルが肝心なんだなあ。パワー・メタルの名作。
オススメ度・・・★★★★
LEVIATHAN「RIDDLES QUESTIONS POETRY&OUTRAGE」
アメリカ、コロラド出身のプログレッシヴ・メタルバンド、LEVIATHANの1996年作。
Amazon.co.jp Riddles Questions Poetry & Outrage
同名のバンドやプロジェクトなどが他にあってややこしい。
どうもいまだに活動しているバンドらしいですがよくわかりません。とりあえずサウンドは、プログレッシヴなメタルだね・・っていうだけ。なんとまあつまらない作品なんだろう。聴きながら眠りそうになりました。いつも言うけどこういう作り手のマスターベーションとしか感じられない「プログレッシヴ」は聴いてて我慢できない。ハイハイ、上手いね!凄いね!としか言いようがないんだなあ。
カッコよくないんだもん。感情が揺さぶられないんだもん。それだけでメタルとしては致命的だと思うんだけどなあ。とにかく買う価値はあまりないです。
オススメ度・・・★★
DARK ARENA「ALIEN FACTOR」
アメリカ、オハイオ出身らしいプログレッシヴ・パワーメタルバンド、DARK ARENAの2006年のアルバム。
ジャケット裏のメンバーのルックスのダサさ加減をみて、どうせサウンドもイモなんだろうなあ・・と予想して聴いたのですが・・・
これがなかなかスリリングなメタルをやっていてビックリ。
複雑な曲展開、テクニカルな演奏、アグレッシヴで少しだけ哀愁を帯びたりもするリフ、ハイトーンヴォーカル。リフもメロディも80年代のスラッシュを想起させるところが多くて、1曲目を聴いた瞬間、「FATES WARNINGとかが好きなんだろうなあ・・」と感じました。
テクニカルかつ複雑な曲をやってドヤア・・みたいなメタルは嫌い、と何度も書いていますが、これは許せる。さっきのLEVIATHANとは大違い。曲によってはSATANみたいな、スピーディに切れ味良く刻まれるリフがとにかくカッコいい。カッコよけりゃあそれでいいんだよ。
欲を言えば、せっかくなかなか魅力的な声のヴォーカルがいるんだから、もっと歌メロを練ってほしかった・・という気もするし、曲のバラエティもそんなに豊富じゃなくて、「これはさっきの曲と同じでは?・・・」っていうのも多かったのですが、張り詰めた緊張感のあるサウンドは聴いていて心地よい疲れをおぼえさせてくれます。こういうテクニカルメタルは悪くない。今は活動していないのかな?
オススメ度・・・★★★☆
といったところで今回は終わりにしておきます、